「書くことで動かす人」
❝__行動主義は、自分だけでなく
まわりの世界を観察しつつ、
可能な場所と時間に行動をとることを意味する。
私たちは手紙、電話、請願などのロビー活動、
あるいは行進、公演、組織の構成、ストライキなどのやり方で問題に関与できる。
大義名分だけでなく、
問題に介入する理由はさまざまだが、
その根源には参加の重要性、連帯感、
他者と地球環境への責任、無力感よりは
希望を抱いて生きようとする欲求などが
行動を引き出すという共通点がある。__❞
(ルーシー・トレロア
「私たちの居場所は抵抗にある」
『ウーマンカインド vol.7』)
これ以上ない言葉で、
私から言うことはなんもない。
この言葉を受けて思い浮かべたのは、
まわりにいる尊敬すべきアクティビストたち。
身近にいる人から、話に聞き及んだ人、
文章でしか会ったことのない人まで。
彼らは最近の私のペースメーカーでもある。
「そっか。このペースでいいんだ」
「もう少し頑張ってみよう」
「うんうん。うまくいかない時もあるよね」
「うわあ。かっこいい」
言葉に強く動かされ、その芸術性や言葉が放つ
感覚的なエンパワメントの力を信じているから、
やっぱり私は「書くことで動かす人」になりたい。
私が農園にいたいと思い、さらに多くの時間を
農園で過ごすことを選んだ意味も、
現代の金が物言う政治や、
支配によって成り立つシステムに疑問を抱き続け、抗い、社会問題に介入するためのさまざまな運動に関わっていくため。
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革命は、自己矛盾と認知のズレを敏感にかぎとり、
我慢ならないと感じる側から始まる。
(キム・ジナ)
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ペースメーカーに支えられていまこの道を選び、
あるときは農を営み、
わざわざお米を多年草化させ、
このコミュニティで人と関わっていく。
私の中で、全ての行動は繋がっている。