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初詣のやらかし

ー襟を正してお参りを

せっかくの初詣なのだから、ちゃんと事前に調べておけば良かったかもしれないー。2022年元旦の初参りを振り返り、そう思った。きっかけは、お笑い芸人・シークエンスはやとものユーチューブ(YouTube)動画『初詣の効力を爆発的に上げる方法』。「霊視芸人」として知られるシークエンスはやともは「参拝する神社(仏閣)の神様の名前ぐらい覚えておくべきだ」という。これにはなるほどと思わせられた。

しくじり

シークエンスはやともは、神さまを一人の人間として捉えた場合、「自分について何も知らない人間の願いを叶えますか」と問いかける。神さまはそんな都合の良い存在ではないという考えが奥底にあるようだ。神さまを人間として捉えることはさておき、誰かにお願いする際、相手について何も知らないのは、あまりに礼を欠いている。

個人的に、今年(22年)の初詣でやらかしたしくじりはこれ。普段の散歩コースにある愛染院あいぜんいん(東京都練馬区)、白山神社(同)を参拝し、時間をかけてしっかり願いごとを伝えたが、それぞれの本尊をよく知らないままでいた。今さらながら、怪訝けげんそうにこちらを見下ろす神さまが思い浮かぶ。どこか逃げ出したい思いに駆られる。

驚き

インターネットで調べると、愛染院の本尊は愛染明王。「恋愛・縁結び・家庭円満」などをつかさどるとされている。愛染を藍染と解釈し、染物・織物職人の守護仏としても信仰されているらしい。一方、白山神社は日本神話に出てくる女神、伊邪那美命いざなみのみこと(イザナミ)。神話では皇室の先祖とされている。めちゃめちゃ由緒正しい。

今年の初詣を教訓に、今後えりを正して参拝したい。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材を基にりす作成)

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