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アジサイが咲くまで

バラが真っ盛りだ。いろんなところに赤やピンク、白の姿を目にする。いずれも実に鮮やかな色合い。私を見てと言わんばかりだ。そう感じたところで、15日に書いた「りすの独り言(※)」について、ふと思い出した。どこか違和感がある気がしてならない。

違和感の正体

「先日まで咲き乱れていたツツジやジャーマンアイリスがすっかり姿を消した。近づく梅雨を迎える準備にも見える。次はアジサイが心を和ませてくれるだろう」ー。そう書いた覚えがある。フレーズを思い浮かべ、実際に口に出し、ようやく違和感の正体が分かった。

ツツジやジャーマンアイリスに次いで、バラの季節があることをすっかり忘れていた。大きな見落としだ。バラが必要以上に存在を誇示していたとすれば、それはこちらの落ち度もあるだろう。自責の念も湧く。早速、次のように一部表現を改めることにする:

アジサイが咲くまではバラが目を楽しませてくれるだろう。

(写真〈トップ画像〉:往来の花壇に咲いていたピンクのバラ。蕾がイチゴのようで美味しそうだ=りす)

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