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メガカツカレーの話(上)

ー一食当たり1783kcal

一度は食べてみたいと思っていたメニューがある。練馬区役所(東京都練馬区)にある職員食堂のメガカツカレーだ。一般もこの食堂を利用できるということで、ようやく念願叶い、ランチタイムに食べてきた。メガというだけあって確かに大きい。カレーライスとカツが盛りつけられた皿は、トレーと同じくらいのサイズだ。これにちなんで職員は「おぼんカレー」と呼んでいいるらしい。ただ、それほど苦もなく完食。いろいろ思うところがある。

知る人ぞ知る

練馬区役所のメガカツカレーは知る人ぞ知るメニューとして、そこそこ知られている。そもそも奥さんが知人から伝え聞いて知ったのだが、「食べログ」「ぐるなび」など複数のグルメサイトでも紹介され、寄せられてる口コミも少なくない。みそ汁と漬物が付いて税込830円。値段もそこそこだ。

特徴は何と言ってもその大きさ。盛り付けられた皿はトレーのスペースギリギリで、トレーを持つ手にズシリとした重さがある。すれ違う人が必ず二度見するし、周囲からの視線もひしひしと感じ、どこか恥ずかしい。一食当たり1783kcalという数値が、ボリュームの凄さを物語る。

これで味も抜群というならば問題ないが、そうでもない。不味いわけでは決してないが、美味しくもなく、個人的にもう一味足りない。きっと老若男女、誰もが食べられる味付けにしているのだろう。一緒に行った奥さんも同意見。「スパイスが足らないし、カツも粉っぽい」との感想。

改善求む

ほとんどの高齢者や女性は、これほどの量を食べないだろう。食べるのは疲れて腹を空かせた男性と言える。それならば、味をもっと濃くしても差し支えないはずだ。今後、改善されるよう期待したい。たまたま奥さんと見解が一致:「(改善されるまで)このメニューをオーダーすることはない」

ちなみに奥さんはカツカレー(税込540円)。完食。楽しい体験。

(写真:練馬区役所にある職員食堂のメガカツカレー。「おぼんカレー」という異名があるらしい=りす撮影)

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