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オーロラに太陽フレア

ーどこか似ている「バラに棘」

オーロラを見たいー。日ごろからそう言っている奥さん。先日、北海道でオーロラが観測されたと知り、「北海道に行けばオーロラが見られる」と興奮気味に伝えてきた。オーロラと言えば、北欧圏や米アラスカなどを思い浮かべるが、北海道で見られるならば、グッと距離が縮まって身近になる。興奮するのは無理もない。ただ知っておきたいこともある。

ビロードのカーテン

インターネットによると、オーロラは太陽表面の大きな爆発「太陽フレア」によってもたらされる現象。爆発によって太陽から飛び出した電子や陽子が地球に押し寄せ、それが地球上空の酸素や窒素などの原子を刺激して光を出すメカニズムらしい。

写真を見る限り、オーロラはビロードのカーテンみたいでとてもきれいだ。これが人の手が加えられずに生まれるのだから、奥さんがどうしても見てみたいというのもうなずける。もっとも、オーロラの発生源、太陽フレアがもたらす悪影響を知らなければの話だが。

太陽フレアは、地球に住む人間への影響は確かめられていないものの、爆発で飛び出した電子や陽子は、地球の磁場を乱して至るところに大規模な通信障害をもたらすらしい。爆発の規模が大きくなればなるほど影響は大きくなるという。このところ、太陽フレアが頻発しているようだ。

人工衛星へのダメージ

報道大手が伝えでは「通信衛星などの人工衛星やGPSの位置情報、短波の無線通信などに影響が出るほか、国際宇宙ステーションに滞在する宇宙飛行士や高い高度を飛行する航空機が被ばくするリスクもある」。重要インフラに関わる衛星が被害を受けると恐い。

オーロラに太陽フレア。バラ(薔薇)にとげ。どこか似た関係。

(写真:『りすの独り言』トップ画像=フリー素材などを基にりす作成)

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