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私は女性と話すがとても苦手でした。

女性に話しかけようとしても、緊張して何を話せばいいのか全くわかりませんでした。

女性の友人は皆無でした。

しかし、今の私は女性の友人も多く、男性よりも女性の友人の方が多いくらいです。

かつ、若い女性の友人も数多くいます。

なぜ、この様に変わったのか、少し考えてみたいと思います。


以前の私は、女性を特別な存在だと思っていました。

また、自分よりも上にみていました。

全ての女性は、自分よりも「素晴らしい」し「才能がある」みたいな感じです。

今から考えると、ちょっと変ですよね。(^^)


小中学生の頃は、とにかくひっこみ思案で、自分から何かをするという事は全くありませんでした。

男友達と遊ぶことはあっても、女性と遊ぶ事も、話す事も恐怖とすら感じていました。

なんせ、共通の話題が無かったので、どう対応してもいいのかわかりませんでした。

高校では、工業高校の機械科に進んだので、女性はクラスに全くいませんでした。

なので、話す機会はまったくありませんでした。

そして、大学も情報処理工学科に入ったので、女性がクラスに4人だけだったので、積極的に話すという事はほとんどありませんでした。

そんな感じでしたから、女性と話す機会は全くありませんでした。


どこでそれが変わっていったのかというと、会社に入って仕事で女性と話す事が多くなったことがまずは大きかったです。

会社に入ると、同期に女性がいたので、その女性といろいろと話す様にはなっていきます。

そして、最も大きなきっかけは、当時スキー大ブームがやって来た事でした。

社会人になった頃、「私をスキーに連れてって」という映画が大ヒットするのです。

ロシニョール、サロモン、白いウェア、トヨタGT4、原田知世など、本当に懐かしいです。

白馬出身の私は、自己流ではありますが、スキーは転ぶことなく滑る事ができました。

なので、ビデオカメラを持って滑る事ができました。

会社でスキー好きな方がいて、バスを貸し切り、新潟のスキー場へ行くというツアーを開催していたのです。

そこで、私は注目されます。

その頃は、少し上手く滑れたら誰でも人気者になれました。

そして、スキーの話なら、話題にはことかきません。

女性と楽しく話をする事が出来る様に私は徐々になっていきます。

困ったら、白馬やスキーの話をすればいいのです。

・どうやって滑るのか
・白馬のスキー場の話
・リフトでバイトをしていた時の話
・子供のころから母の実家でしていた民宿のお手伝いの話

などなど、ネタにはこまりませんでした。

関東で「白馬出身」だといえば、だれでも話題に食いついてくる時代でした。

そして、女性と話しをするという事が段々出来る様になっていきます。

又、少ししてから車を手に入れた私は、実家に友人をつれてスキーに行くという事もしていました。

中央高速を使っていたので、その頃に良く聞いたのは、ユーミンの中央ハイウェイです。

会社の同僚には女性の同僚もいたので、いろいろと話す機会も増え、徐々に話が出来る様になっていきました。

そして、妻と結婚します。

この辺りは、以下をご覧いただければと思います。

妻とは気兼ねなくいろいろな事を話しができたので、そこでもどう女性と話せばいいのかを学んでいきました。


そして、一番大きな変化は、ミュージカルに参加した事です。

ミュージカルに参加する男女の割合は、7対3で女性の方が多いのです。

だから、必然的に女性と話をする機会はとても多くなりました。

そして、そのミュージカルでの一番大きな出来事は、「上下関係をつけない」事でした。

そのミュージカルに参加する全員が、スタッフからキャスト、理事会メンバーとも、皆フラットで会話をする事をもとめられたのです。

全員タメ語で話すのです。

18歳のキャストも、60歳のキャストも、タメ語で話す環境なんて、世の中にはほぼありません。

これで、私はこう悟りました。

「女性を上に見ていたから話せなかったのだ」という事に。

女性だろうと男性だろうと、一人の人間です。

人と人との関係性は、皆フラットなのです。

生まれたばかりの赤ちゃんも、お年寄りも、一人の人間として考えれば、フラットなのです。

ただ、先に生まれただけ。

ただ、男性として生まれただけ。

ただ、女性として生まれただけ。

役割が違うだけなのです。

誰が偉いとか関係ないのです。

最初から、気負う事は無かったのです。

それに気付いてからは、女性と話すのがとても楽になりました。

そして、若い方と話すのも楽になりました。


もう、女性を怖いと思う事はありません。


今日も記事を読んでいただき、ありがとうございました。(^^)


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