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【"自力で移動できる"体験を自信に】鵜飼リハビリ病院のウィル利用訓練

愛知県名古屋市にある、鵜飼リハビリテーション病院(以下「鵜飼リハビリ病院」)では、退院後も患者さまが自立的な日常生活を送ることができるよう、リハビリの一環として、近距離モビリティ「WHILL(ウィル)」の操作や運転に慣れてもらうための利用訓練が取り入れられています!

利用訓練で使われているモデル「WHILL Model C2」は、介護保険にも適用しており、長時間乗っても疲れにくく安定感のある乗り心地や、5cmの段差乗り越え能力、直感的に使いやすい操作性が特徴です。

理学療法士/作業療法士さまをはじめ、さまざまな後遺症を抱える患者さまに寄り添う専門スタッフの方からは、「便利な移動ツールを活用することで、患者さまに ”自力で移動や外出ができる” と自信を持つきっかけとなれば」との声も。

鵜飼リハビリ病院では、先日もウィルの利用訓練が行われました。訓練の様子や、利用訓練に参加した患者さまの声を紹介します。


鵜飼リハビリテーション病院 概要

鵜飼リハビリ病院では、脳卒中などの急性期の治療を終えた方が、その方らしい自立的な日常生活に復帰することを目指して、一人ひとりに寄り添ったリハビリを提供しています。

WHILL Model C2 を1台導入し、2月から院内で運用が始まりました。

退院後もスムーズに日常生活に移行すること、また近距離モビリティを上手く活用することで外出や活動への意欲を維持促進することを目的に、院内ではウィルの利用訓練が取り入れられています。

導入時の様子について、こちらの記事でも紹介しています。

約700mの街なか訓練コース

急性期の治療を終え、鵜飼リハビリ病院に転院した20代のNさん。初めてのウィルの運転操作にもすぐに慣れ、担当スタッフとともに病院を出発しました。

実はこの日、鵜飼リハビリ病院に入院して以来、約2週間ぶりに病院の外に出たそうです。病院正面玄関を出た瞬間、思わず「ああ、気持ちいい!」と笑みがこぼれました。

ウィル利用訓練では、病院周辺エリアを1周する約700mの訓練コースを走行します。幹線道路沿いの歩道やちょっとした横断歩道、住宅街の狭い道などを通り、再び病院に戻ります。ほかのリハビリ患者さまも歩行訓練も行う、院内ではお馴染みのコースです。

歩道と横断歩道の境にあるちょっとした段差や登坂もウィルで走破していき、「難なく乗り越えていきますね!」とNさんは感動した様子。

歩行者がようやくすれ違うことができる程度の幅の狭い道も、スピードを落としながら走行。一周して病院に戻り、「安定感があった。車椅子に乗る方には、めっちゃ便利だと思う!」と話してくださいました。

また外に出たいと前向きな気持ちに

ウィル利用訓練と並行して、Nさんは歩行訓練や筋トレといったリハビリにも取り組んでいます。

入院当初はベッドに寝たきりでしたが、毎日4時間、腹筋や足上げなどの筋トレやストレッチをして、今ではつかまりながら歩けるようになりました。リハビリを続けるのはキツいですが、頑張ってやっていくしかないですね。

Nさん談
歩行訓練に取り組むNさん

リハビリの合間にウィルに乗ったことで「屋外を走行できて気持ちよかった。また外に出るときには、ウィルに乗ってみたい」と、気分転換となったようです。Nさんは自力歩行を目指して、今後もリハビリに取り組むといいます。

退院後の不安を少しでも取り除く

退院後に建設関係での職場復帰を考えている50代のNさん。歩行には杖が必要で、長時間歩き続けるには体力的な不安があるといいます。

身体が不自由なこともあり、以前と同じ生活に戻れるかは不安です。手動の車椅子を使うにしても自力で漕がなければならないため、自分の体力を考えると行動範囲は狭まるのではないかと思います。

Nさん談

Nさんはウィルの利用訓練を終え、退院後に日常生活に戻ることに対してポジティブな心境変化があったといいます。

WHILL Model C2に乗るNさん

車が出入りするような段差もウィルで乗り越えられました。移動とても楽ですし、乗っていて楽しかった。ウィルに乗って遠くまで行けそうだな、という感じがしました。

職場復帰し、勤務先でも動いたりすることを考えると、通勤にウィルを使えば体力温存でき、疲れもだいぶ軽減されると思います。退院後もリハビリを続ける場合も、病院までの移動にウィルを使えば楽になりますね。

Nさん談

神社を巡ることが好きなNさん。「これなら砂利道も走れそう」と笑顔を見せます。退院まであと数カ月リハビリを続けるそうですが、ウィルの存在が退院後の不安感を取り除く一助となれているのではと感じました。

「自分の力でできる」体験が患者さまの自信に

理学療法士として、これまで鵜飼リハビリ病院で多くの患者さまと接してきたFさん。

Fさん

毎日リハビリに取り組む患者さんの中には、どうしても自身の身体に意識が集中してしまう方もいらっしゃいます。つまり「できないこと、上手くいかないこと」に日々直面し、体力的にも精神的にもつらかったり、大きな負担を感じたりしていると思います。

ウィルに乗ることで、「自分の力でできる」ことが患者さまの自信につながったり、リハビリの気分転換につながると期待しています。

Fさん談

より豊かで自立的な生活を送るための移動ツール

Fさんは、WHILL社が提唱する、目的地までウィルで移動して体力温存することで、行った先でリハビリや活動に取り組んでもらう「移動とリハビリの分離」の考え方に共感し、鵜飼リハビリ病院での導入を後押しいただきました。

電動車椅子がリハビリ患者さまの体力維持/回復を阻害するのではなく、より豊かで自立的な生活を支える移動ツールとして活用いただけると、WHILL社は考えます。

この考え方に賛同いただき、ウィルを取り入れる病院は増えています!

  • 広島大学病院(広島県)

  • アマノリハビリテーション病院(広島県)

  • 鵜飼リハビリ病院(愛知県)

  • 中伊豆リハビリテーションセンター

WHILL社の「移動とリハビリ」の考え方や、ウィルの扱い方について学ぶ医療機関向け勉強会を全国各地で開催しています。

医療・介護従事者様向けにも情報発信中!ご自宅試乗も可能

WHILL社では、医療・介護に従事する方々(お医者様や作業療法士様、理学療法士様、ケアマネジャー様など)向けのウェブサイトもご用意し、ユーザー様の事例や専門家の声などを紹介しています。

人生100年時代において、いつまでも健康的かつ自立的に暮らし続けられる社会を目指し、WHILL社は医療・福祉・介護関係者さんと一緒に、これまでと違う目線や考え方、文化を形成していきたいと考えています。

WHILL社はこれからも、世界中でいつまでも元気に快適に暮らしていただける社会を目指して、日々活動に取り組んでまいります!

介護保険制度をご利用希望の場合は、Model C2をご自宅で試乗することが可能です。ぜひこちらもご覧くださいね!

介護保険は適用されていないけれど気軽に試したい、そんな方は最寄りのウィル販売店を検索

ウィルはモビリティなので、自動車ディーラーなどでも試乗や購入ができます!

その数、全国で1,400店舗に広がります。ご自宅から行きやすい店舗をWHILL公式HPより探すこともできます。

試乗をご希望の場合、店舗の混雑状況や試乗機体の手配準備などから、事前ご予約をお願いいたします。


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