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【Lagom P64クイックレビュー】気品と実力。武士みたいなコーヒーグラインダー。

ラーゴムを手にしてから10日ほどたちました。
興奮も落ち着き、冷静になってきたのでレビューを始めていきたいと思っています。

まだ第一印象にすぎませんが、結論から言うと、本当にいいグラインダーです。
コーヒーがおいしい。使うのが楽。楽しい。見た目がかっこいい。
飾らない雰囲気で気品があるのにすごい実力を持っている。気高くて強い。武士か。

仕様や操作方法も交えてレビューいたします。
どうぞよろしくお願いします。

ちなみに日本ではこのお方が代理店をしてくださってます。個人輸入より断然安心です。


見た目の印象と最初の一杯

・質の高さを感じさせる佇まい

外観は本当に素晴らしいです。

古さも新しさも感じない普遍的なデザインと表面の質感が非常にマッチしています。
存在感がありながら、決して浮いた印象を感じさせない機体。
購入前の期待を大きく上回ってきました。
本当に好きです。

・一杯目でも明確に感じた味の向上

比較対象がそこまで高級なものではないので、参考にできる部分は多くないと思いますが、一杯目から明らかに味、香りの違いを感じました。

比較対象はこちら

タイムモアのC1です。

このグラインダーも優秀で、しっかり美味しいコーヒーが飲めるのですが、Lagomを使って淹れたコーヒーは格が違うなと感じました。

フレーバーが強烈なくらい立ちます。
C1でも知覚していた特徴的な香りが何倍にも増幅されて感じられます。
「ムムッ!!?違う!!」
と一人でうなりました。

また、味の印象もやや違いました。
少し表現するのが難しいのですが、平たく言えばクリーンな印象といったところです。
前と同じように淹れてもネガティブな印象を与える味が少ないなぁと思いました。

スペック

・大きさ、重さ

幅13㎝、高さ35㎝、奥行21㎝。
写真を見てイメージしていた大きさとあまり乖離はなかったです。
そんなに大きくはないですが、ちゃんと場所を用意しないと設置は難しいかもしれません。

重さは7.8㎏。
持つところのない形と相まって持ち上げるのはかなり力が必要です。
その分置いた時の安定感はすごいです。

・バー(Burr)のスペック

この形のバーはBrew Burrと呼ばれており、エスプレッソ以外の抽出にとても力を発揮するバーとして知られています。
OPTION-Oでは浅煎りのエスプレッソへの適正も見出し、エスプレッソから他の抽出法まで幅広く高いパフォーマンスを見せるバーとして訴求していました。

このバーの特徴はフレーバーを明確に引き出すことです。
私も明らかにこの特徴を感じ取りました。

実はもう一つバーを購入しています。

Standard Espresso Burrとして売られていたバーです。
こちらはエスプレッソグラインダーに多く採用される形のバーで、中煎りから深煎りのエスプレッソに適したものとして知られています。

先ほどののBrew Burrのエスプレッソはボディ感に欠けるとのスレッドを目にしました。
それを補うために購入したのがこのバーです。

また気が向いたら交換作業もやってみます。

仕様

・日本での使用方法

Lagomの対応電圧は100V~120Vです。
電源を取れば日本でも問題なく動作させることができます。 

本体同梱のコードはTypeA、3ピンのプラグです。私は変換プラグを用いてコンセントにつないでいます。

本体側のプラグはIEC C13、14タイプのプラグ、ソケットとなっています。

また、消費電力300WのブラシレスDCモーターを使用しており、パワー、耐久性も抜群です。

・粉受け部

58㎜のポルタフィルターにジャストフィットするフォークが取り付けられています。
これにより、エスプレッソを淹れる際は直接バスケットに粉を投入できます。

直接投入しない場合はこちらのドーシングカップを使用します。
少し重くて使いづらいです。

カップの張りだした部分をフォークに乗っけて使用します。

操作方法

・オン・オフスイッチ

本体向かって右側のスイッチを押して電源を入れます。

かわいくていいかんじです。

・粒度の調節

粒度の調節方法はやや特殊です。
上部のホッパー部分をわしづかみにして回転させます。

回転部とベース部分に白いシールが貼ってあり、これが揃うところがいわゆるゼロ点、バーがちょうど触れる地点になります。

このゼロ点の場所には個体差があります。

また、回転部には0から9の数字が振ってあり、その数字を目安に粒度を調整します。
が、いろいろな都合が重なって、正面の数字が小さくなる方向→粒径が大きくなる方向正面の数字が大きくなる方向→粒径が小さくなる方向になってしまっています。
少しわかりづらいかなと思います。

・回転数の調節

回転数の調整はこちらのノブをひねって行います。

1から9までの数字が振ってあります。
これは数字の大小が回転数の大小とリンクしています。
公式の情報だと
最小の1 一分間に200回転
最大の9 一分間に1400回転となっています。

回転数の影響はまだ感じていません。
ちゃんと検証してみたいです。

まとめ

気品、洗練された動き、実力。

まだ少ししか使っていませんが、品質の高さをひしひしと感じております。
ただ、1万円以下のハンドグラインダーから18万円のグラインダーにジャンプしてしまったせいで、間の様々なグラインダーの性能を知らないままで、正確に品質の高さを感じ取れてないのがなんとも歯がゆいです。

どなたか、いろんなグラインダーとの比較もさせてください......

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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