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OPTION-O Lagom P64をプレオーダーしました。I pre-ordered a Lagom P64 by OPTION-O.

Not too much.
Not too little.
Just the right amount.
オーストラリアはメルボルン発のエンジニアグループ、OPTION-Oは自社のコーヒーグラインダー、Lagom P64のことをこう形容しています。

2020年8月2日、これからもっとおいしいコーヒーを飲み続けるために、私はこのグラインダーを注文しました。非常に高い買い物です。
届くまでにはおおよそ2か月ほどかかると思われますが、今、とてもウキウキしています。ウキウキするのは楽しいので、いつでもこの瞬間の気持ちを思い返せるように、なぜ私がこのグラインダーを買おうと思ったのか、文章として残しておきたいと思います。

製品の特徴

Lagom P64がどのようなコーヒーグラインダーなのか、簡単に説明したいと思います。詳しくは冒頭に載せたHPをご覧ください。この製品に関するすべてが書かれています。
ちなみに「Lagom」は「ラーゴム」と発音し、スウェーデン語で「過不足なく、ちょうどよい」という意味のようです。ここからはLagomと呼びます。
「P64」の「64」は刃の直径が64㎜であることを表しています。Pはわかりません。

私が思うに、この製品の際立った特徴は以下の3点です。

Single-Dosing
Single-Dosingとは、必要な量のコーヒー豆のみをグラインダーに投入し、挽くというスタイルのことです。
コーヒーを淹れるたびに必要量の豆を測って挽くことになるので、このスタイルのグラインダーは投入した分の豆が誤差なくそのまま粉となって出てくること(グラインダー内部への粉残りがない=Zero Retention)を目標に作られていることが多いです。
Lagomは、このスタイルにドンピシャ合致するように設計されています。継ぎ足しなしで引ける豆の最大量は約40g、粉残りは公称±0.2g以内です。

RPM is Adjustable
Lagomにはモーターの回転速度を調節する機構があります。
コーヒーグラインダーにとって回転数はわりかし重要で、同じ粒度設定でもモーターの回転数次第で排出される粉の様子が異なってくるという調査結果を目にしたことがあります。
つまり、Lagomは刃と刃の距離と、回転数の2変数で味を調節することができます。

Burr Choices
Lagomは、それぞれのスタイルに合わせて取り付ける刃を3種類から選ぶことができます。
・Standard espresso Burr:中煎りから深煎りの伝統的なエスプレッソに適した
・SSP社のUnimodal Burr:すべての焙煎度、エスプレッソ以外の抽出方法でも高いパフォーマンスを発揮する
・SSP社のHigh-Uniformity espresso Burr:すべての焙煎度、エスプレッソに特化している

Lagomを購入した人なら追加の刃もディスカウント価格で注文できます。自分のコーヒースタイルの変化に合わせて使用する刃を変えることもできるのです。

デザインと一貫した思想に惹かれて購入を決めた

ここからは、なぜ私がLagomを購入しようと思ったか記述していきます。
まず前提として、私はエスプレッソからフレンチプレスまで、すべての抽出方法に対応できる新しいグラインダーを探していました。その中で偶然目に留まり、興味を持ったのがLagomだったのです。
見つけてから購入を決意するまで、心を動かされた点が四つありました。デザイン、コンセプト、フィロソフィー、カスタマーサービスです。

デザイン

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言わずもがな。見たらわかる。
そんな魅力があります。無駄のないデザインで、ミニマリスティック。そっけない感じもしますが、その代わり古びることもないでしょう。
また、外見だけでなく、プロダクトとしてのデザインにも非常に共感しました。使う人のことを考え、必要なものだけを極め、必要のないものは排す。このフォルムは、途方もない取捨選択の結果なのだと想像できます。

コンセプト
Lagom、まさに私がプロダクトに求めるものです。
機能に過不足なく、ちょうどよく、使いやすく、永く使える。
そのような製品なのだと想像を掻き立てられました。
ああ、はやく使ってみたい・・・

フィロソフィー

OPTION-OのABOUTページには、こんな言葉が書かれています。
〈we want to create and make beautiful coffee grinders that last and make delicious coffee.〉
グラインダーは、コーヒーを淹れるために使用する一連のプロダクトの中で最も重要なものだと思っています。それゆえに、非常に高価です。高価なものは、永く使えるものであってほしいです。
また、コーヒーの関連機器を評価する最も重要なポイントは、それを使って入れたコーヒーがどれだけ美味しいかだと思っています。
私がグラインダーに求めるものと、彼らが作りたいと思っているものが見事に合致しました。ゆえに深く共感しましたし、憧れを覚えました。
私も将来こんな仕事してみたいなぁと、ぼんやりと思いました。

カスタマーサービス
情報を集める段階で、私は何度かOPTION-Oにメールを送りました。その際の対応が非常に親切で、とても好きになりました。
また、情報を出ししぶることなく、答えられることは何でも答えてくれたな、という印象です。


届くのが楽しみ

語りつくせてはいませんが、使ってからいろいろと残したいと思います。
OPTION-Oのウェブサイトによると、中国に自社の工房を構え、各国の代理店とパートナーシップを結ぶなど、着々と商物流の構築が進んでいるようです。

Lagomでコーヒーを淹れる日が待ちきれません。
ちなみに出費の総額は17,8万円の見込みです。

ガァァ......


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