見出し画像

いつだかの花びらたち

花の盛りが終わり散り
何十時間も過ぎたのち
穏やかなうつくしさを増した
君がそこに佇んでいた

かなしみもくるしみもさびしさも携えて
すこし乾いた空気のなかで
ふっと笑う、その日まで

生きぬかなければならない
私たちはなるのだ、その君に

花として生まれた者の心得

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?