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休職期間中やったこと・やらなかったこと

 明日で休職期間が終わります。約1ヶ月半と当初の予定より少し伸びましたが、色んなことを考えさせられた1ヶ月半でした。なかなかこのような経験はできないと思うので、何をしてきたか記録しようと思います。

休職初日に掲げた目標

 初日に計画を立てていました。せっかく人生の夏休みが来たんだから、やりたい事全部やってやろうという気持ちを持っていたように思います。その当時を振り返ると、

モーニングをする✔︎
純喫茶を開拓する✔︎
韓国語を勉強する
ジムに通う
自炊をする✔︎
ちゃんと湯船に浸かる
ストレッチを習慣化する✔︎
ウォーキングする✔︎
小旅行(岐阜や尾道などに行きたい)✔︎
1キロ痩せる
靴を磨く✔︎
洗濯槽を掃除する

これらをやりたい事リストに挙げていたようです。12項目中7個はできましたが、ジムに行ったり痩せたりするのはハードルが高かったようです。

休職期間中やってよかった事

①大量の本を読む

 休職前は業務に忙殺されており、読んでもビジネス書や日経新聞しか読んでいませんでした。しかし休職すると時間が有り余っているので、それを埋めるように本を読みまくりました。特に小説やエッセイが良かったと感じています。一旦心を現実から遠ざけたのが、上手く休ませる秘訣だったのかもしれません。

②適度な運動習慣

 休職前から週3.4回ウォーキングをしていましたが、それを継続できたのが良かったです。病院の先生からも運動習慣は大事だと言われていたので、適度な疲労感で夜眠れたのは生活習慣を整えるためにもやって良かった事の一つだと感じています。

③知らない土地に行く

 小説を読むのと似たような感じですが、知らない土地へ行って誰も自分を知らない状態に身を置くことはとてもストレス発散になりました。コロナもあるので遠出は出来ませんでしたが、乗ったことのない電車に乗ってみたり、いつもと逆方向の道を歩いてみたりと非日常感を楽しめたのは精神的にとても良かったです。

休職期間中は難しかったこと

①生活習慣を整える

 休職したての頃、今までの負債を返上するかのように睡魔に襲われ、日々寝尽くしていたので生活習慣が乱れました。外出した次の日は1日中寝まくり、その夜眠れず次の日また寝坊する、といったような日々が続きました。

 これを改善するため、1日のタイムスケジュールを書き出し、何をしたらどのような事が起きるのか傾向を掴むようにしていました。そのおかげで何とか予定をコントロールしていましたが、毎日同じ時間に起きて同じ時間に寝る事の難しさを感じました。

②勉強は3つ以上になると並行してできない

 休職初日、私は韓国語・心理学・介護・相続贈与の勉強をしようと計画を立てていました。介護と相続贈与は仕事で使う分野なので日々継続していましたが、普段の生活から1番かけ離れた韓国語の勉強は劣後させてしまいました。
 
 韓国語は好きなのですが、やはり日常生活に無くても大丈夫と考えると優先順位が下がってしまったようです。何事も全部完璧にしようとすると崩壊してしまうので、ひとつずつこなしていくのが1番良いのかもしれません。

③今までできていなかった事はできない

 湯船に浸かる習慣を持とう、これを機にジムに通おう、と意気込んでいましたが、全然できませんでした。元々できなかったものが急にできるようになるなんて事はないと痛感した出来事です。
 
 習慣化はいかに行動のハードルを下げるかにかかっているので、ジムは無理でもまずはストレッチから、という感じで考え方を変えて取り組むようにしました。結果ストレッチの習慣はついたので継続していこうと思います。

休職期間を終えて

 私は極度の完璧主義で全部100点じゃないと意味がないといった感じで生きてきました。この価値観のせいで「休むのは甘え」という考えを持っており、かなり自分を苦しめたと思います。

 休職して変わったのは、「何もしなくてもなんとかなる」という気持ちが芽生えたことです。今までは全部自分でやらないと、と切羽詰まった日々を送っていましたが、休んでみると案外楽で、自分が頑張らなくても地球は回る...と謎の安心感を持つ事ができました。

 これは私にとってはすごい進歩で、「頑張らなくてもいい」という考えに至る事ができて本当に良かったと思っています。過去の自分、よく頑張った。未来の自分、どうか適当に生きていてくれ。

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