そうしてB.Bは抵抗することにした#2
【小説】
マックで昼飯を食っていると、不意に着信が入った。どうやら、昨日寝た「マリー」のようだ。
「もしもし?」
「もしもし? B.Bであってる?」
電話に出ると、マリーは不安そうな声で俺に尋ねる。ハンバーガーとフレンチフライを咀嚼し、応答する。
「ああ、ベン・ベッカーだよ。君は、マリーだよね?」
「ああ、よかった。ベンなのね? 昨日は、ありがとう。楽しい夜だったわ。よければ、今日も飲みに行かない?」
「……今日か」
ここであまり、乗り気じゃないと見せかけるのは、俺の