藤原みやび

自分の事を「女装子」または「トランベスタイト」と思っていましたが、去年くらいから「トラ…

藤原みやび

自分の事を「女装子」または「トランベスタイト」と思っていましたが、去年くらいから「トランスジェンダー」ではないかと思い始めた(MtoFまたはMtoX)着物好き、ちょっぴりよそ行きの洋服好きの乙女座AB型です。

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(連載小説)秘密の女子化社員養成所㉛~女子化研修終盤の一大事・その2~

「ねえ純子ちゃん、どうしたの?。どっか具合でも悪いの?。」 悠子たち研修生5人は最終の島外研修で訪れたショッピングモール内にあるスタバで先程から楽しそうにあれこれ他愛もない話でおしゃべりをしていた。 ただなぜか純子だけが少し浮かない表情をしているので同期の中でもリーダー格の穂波が見かねて声を掛けた。 「ううん、別に・・・・・。ただ久しぶりのお出掛けでちょっと疲れちゃったかな・・・・・。えへっ。」 「そう、だったらいいけど・・・・・。」 そう穂波が言うのを聞き、悠子たち

    • (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉚~女子化研修終盤の一大事・その1~

      3月も下旬となり、やっとこの長く厳しかった女子化研修のゴールが近づいて来たこの日、研修生たちは普段とは違った緊張感に包まれたまま研修室に居た。 「これで本日の日中の研修は終わりとしますが、それでは続けて明日の"島外研修”に参加できるメンバーをこれから発表します。」 「島外研修」とはこの女子化研修の最後のカリキュラムで、先日の学習発表会での振袖蝶々の踊りの披露をはじめ筆記試験や各種実技試験を経て、女子化研修がめでたく終了の見込みとなった研修生のみが島を出て本土に半日出掛けら

      • (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉙~女になるために通る道・その4~

        「え?・・・・・これからまだ何かあるの?・・・・・。」 悠子たちが何がなんだか訳が分からなくなっていたところに「ではこの美しい振袖姿の研修生たちに引き続き壇上で縄化粧を施し、立派なM女・牝犬ぶりをお目に掛けさせていただきます!。」と司会者がアナウンスをする。 どうやら踊りをご披露するだけではもったいなく、女になったと云う事だけではなく同時にM女と牝犬にもなった事を披露する云う意味らしく、悠子たちはきれいに着付けられた振袖の上から太い麻縄を縄師の慣れた手つきでどんどん巻かれ

        • (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉘~女になるために通る道・その3~

          豊胸手術が終わり麻酔の効き目が切れ、悠子が再び目覚めるとそこは病室のベッドの上だった。 「あたし・・・・・手術終わったんだ・・・・・。」 そして体を起こすと胸元に今まで感じた事のない柔らかいものが揺れ、擦れる感触があるので恐る恐る手術着に手を掛け、胸元をめくってみた。 「あ・・・・・お、おっぱいがある・・・・・。」 それ以上は声にならなかったがどうやら無事に豊胸手術が終了したようでそこにはしっかりと形のいいバストがついていた。 悠子が声を出した事で寝ていた純子と紗絵

        (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉛~女子化研修終盤の一大事・その2~

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        • 介護
          1本

        記事

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉗~女になるために通る道・その2~

          「じゃあ涼子さんの手術も無事終わった事だし、今日からまた”学習発表会”に向けてビシバシやるからそのつもりでね!。」 「は、はい!!。よ、よろしくお願いします!!。」 と女子化研修主任の渚の掛け声で今日もまた一日が始まった。 季節は間もなく春を迎えようとしていた。 まだ2月と云う事もあって気候の比較的温暖なこの島でも朝晩はまだ冷え込んではいたが、それでも日中はところどころ春めいた日差しが差してくる時間帯も徐々に増え始めていたのだった。 館内の花壇や実験農園の植物はどれも

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉗~女になるために通る道・その2~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉖~女になるために通る道・その1~

          穂波とさくらの婚約が決まってから1週間後、総務課社員の松岡 春菜(まつおか はるな)は三浦所長に頼まれて館内にあるATMで研修所名義の口座の通帳記入をしていた。 「えっ!?・・・・・。ちょっとこれ・・・・・。」 驚いた春菜は通帳記入を終えると急ぎ足で所長室に向かった。 「しょ、所長!、こ、これご覧ください!。」 「あら松岡さん、そんなに慌てちゃってどうしたの?。えっ・・・・・!」 そこには金額欄に「10,000,000円」、また相手先の欄には「ミフネ キョウコ」と印字さ

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉖~女になるために通る道・その1~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉕ ~玉の輿の研修生・その4~

          「ねえ穂波さん、いよいよ明日さくらさんが島にお越しになるわね。」 「そうなのよね・・・・・ふぅ・・・・・。」 さくらが再び島にやってくる前日、昼食を取りながら穂波と同期の研修生は自然と明日の二人の「デート」について話しこんでいた。 「でもいいなー。明日ってたまたまバレンタインデーでしょ。きっと前よりも穂波さんとさくらさんはラブラブになっちゃうよねー、ふふふ。」 「ど、どうかなあ?・・・・・。」 「なるに決まってるでしょ。だってこんなにお似合いなカップルなのに。」 早いも

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉕ ~玉の輿の研修生・その4~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉔ ~玉の輿の研修生・その3~

          「わあー!、かわいいらしいお花がいっぱい咲いてますねー。」 「後は若いお二人で」と言われたお見合い中の穂波とさくらはまず研究棟内にある商品開発用のハーブ園に足を運んでいた。 瀬戸内海の真ん中にあり、周りを360度多島美に囲まれた風光明媚なこの島だが特に観光用の名所や旧跡はなく、そうかと言ってデートらしい事をしないわけにもいかないので穂波はこのハーブ園にさくらを連れ出した。 冬ではあるが比較的温暖なこの島のハーブ園と云う事もあり、商品開発用とは言いながら鑑賞用としても充分

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉔ ~玉の輿の研修生・その3~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉓ ~玉の輿の研修生・その2~

          週明け、穂波は所長室に呼ばれていた。 社外取締役をはじめとしたビューティービーナスの超VIPばかりをここ小瀬戸島の保養所に招待した慰安旅行はつつがなく終了したものの、まさか団長兼会社の顧問弁護士の御船京子が2週続けて宿泊する事になると云うまるで「延長戦」のような思いもよらない展開に幹部ををはじめ社員・研修生もさすがに皆びっくりしていた。 「園田さん、御船先生はねどうやらあなたの事をとても気にいられてあなたとご自分のお嬢様を”お見合い”させたいと思ってらっしゃるの。」 そ

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉓ ~玉の輿の研修生・その2~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉒ ~玉の輿の研修生・その1~

          「わあー悠子ちゃんかわいいー!。着物似合うねー。」 「そんなことないよー、紗絵ちゃんもこの着物似合っててかわいいー!。」 小瀬戸島はお正月を迎え、とても華やいだ雰囲気に包まれていた。年末年始とは言え悠子たち研修生は元より社員にとっても島から外出・帰省するのもままならないこの研修所・保養所での生活だが、毎年元旦に行われる「新年互例会」には全員振袖や訪問着、付け下げと云った晴れ着で参加するのが恒例となっていて、研修生たちも社員に交じって振袖を着せてもらっていた。 この島に来て

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉒ ~玉の輿の研修生・その1~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉑ ~聖なる夜の性なる出来事・その4~

          「あん、ああん・・・・・恵美お姉様ぁ・・・・・感じるぅ・・・・・。」 「そう?。悠子ちゃんって感じやすいのね。でもこんなに可愛い顔してるのに中身はとってもエッチな女の子なのね、うふふ。」 恵美はそう言いながら舌を悠子の耳たぶとうなじに這わせ、チュパチュパと音を立てながらまるで猫がするように舐め回し、同時に左手でブラジャー越しにバストと乳首を撫で回し、右手でパンティ越しにぺ二クリをこねくり回すようにして愛撫をしていた。 「ああん、イイ・・・・・お姉様、イイ・・・・・とって

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉑ ~聖なる夜の性なる出来事・その4~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑳ ~聖なる夜の性なる出来事・その3~

          「じゃあもうひとつ聞くけど”女らしい”って何かしら?。」 そう恵美から聞かれた悠子は「そうですね、髪が長くて、お料理をはじめとした家事全般を難なくこなして女子力も高く、奥ゆかしくて・・・・・。」と言いながらハッと気づいた。 「あ・・・・・これって一体誰が決めたんでしょう?・・・・・。」 「そうね、誰が決めたのかしら?。男性だって料理が上手な方はいるし、奥ゆかしい性格の方だっているわよね。うふふ。」 ほんとそうだ。有名なレストランのシェフと云われる人物は大抵男性だし、控

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑳ ~聖なる夜の性なる出来事・その3~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑲ ~聖なる夜の性なる出来事・その2~

          「はー、このワインおいしいわー。それもこんなにかわいいお嬢さんと一緒に呑んでると余計においしく感じちゃう。うふふふっ。」 と、ご機嫌で杯を重ねる恵美に対して悠子は不安と緊張のせいかワインを味わう余裕もなく、ただ仕方なくとりあえず愛想笑いをしていた。 クリスマスイブの夜に急に臨時の夜間研修と云う事で宿泊客の「夜のお相手」をさせられる事になった悠子だったが、そのお相手が会社にとって超VIPでかつ現職の国会議員と云う社会的にもあり余るステイタスの持ち主という事もあってこれで平常

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑲ ~聖なる夜の性なる出来事・その2~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑱ ~聖なる夜の性なる出来事・その1~

          更に季節は1カ月ほど進み、小瀬戸島にもクリスマスがやってきた。 外との行き来も自由にままならないこの島で研修生はもとより社員たちも毎日業務や研修に励んでいる中、毎年クリスマスの日には会社より島にいる社員や研修生たちが楽しめる行事を用意してくれていた。 とは言え一番下っ端に近い身分の悠子をはじめとした研修生たちがクリスマスだからと云って無条件で楽しませてもらえる訳もなく、そこはメイドたちに交じってあれこれとこき使われていた。 そう言う訳で悠子たち研修生はいつもの女子社員用

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑱ ~聖なる夜の性なる出来事・その1~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑰ ~はじめてのお仕置き・後編~

          午後の研修を終えた悠子は同期の研修生から離れてひとりだけ、それも先程までと同じ上半身は女子の制服姿だが下半身は全裸のままと云う大変恥ずかしい恰好で大食堂の入口にある大きな柱に縄で縛りつけられていた。 お仕置きの時につけされられていた前後に「お仕置き中」「私は昼間から許可なくオナニーをした淫らな女です」とサンドウィッチマンスタイルの看板はそのままにされ、もちろんぺ二クリも剥きだしのまま悠子はこれから夕食と云う事でほぼ社員全員がやってくる大食堂の前でお仕置きの一環としてこうして

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑰ ~はじめてのお仕置き・後編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑯ ~はじめてのお仕置き・中編~

          「ほら、パンティにシミついてるでしょ?。ここよ、ここ。」 「えっ?・・・・・。」 午後の女子化研修の前に研修生が許可なく勝手にオナニーをしていないかを調べられる検査で、悠子は担当教官の彩音から執拗に問い詰められていた。 ほんとは禁止されているのは分かっているけれど、我慢できなくなり先程こっそりトイレでオナニーをしてしまっている悠子にとっては二日続けてオナニーチェックは無いだろうと思っていたのもあって余計に戸惑い、そしてひどく焦っていた。 「おかしいわねえ?。オシッコのシ

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑯ ~はじめてのお仕置き・中編~