藤原みやび

自分の事を「女装子」または「トランベスタイト」と思っていましたが、去年くらいから「トラ…

藤原みやび

自分の事を「女装子」または「トランベスタイト」と思っていましたが、去年くらいから「トランスジェンダー」ではないかと思い始めた(MtoFまたはMtoX)着物好き、ちょっぴりよそ行きの洋服好きの乙女座AB型です。

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(連載小説)秘密の女子化社員養成所㉓ ~玉の輿の研修生・その2~

週明け、穂波は所長室に呼ばれていた。 社外取締役をはじめとしたビューティービーナスの超VIPばかりをここ小瀬戸島の保養所に招待した慰安旅行はつつがなく終了したものの、まさか団長兼会社の顧問弁護士の御船京子が2週続けて宿泊する事になると云うまるで「延長戦」のような思いもよらない展開に幹部ををはじめ社員・研修生もさすがに皆びっくりしていた。 「園田さん、御船先生はねどうやらあなたの事をとても気にいられてあなたとご自分のお嬢様を”お見合い”させたいと思ってらっしゃるの。」 そ

    • (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉒ ~玉の輿の研修生・その1~

      「わあー悠子ちゃんかわいいー!。着物似合うねー。」 「そんなことないよー、紗絵ちゃんもこの着物似合っててかわいいー!。」 小瀬戸島はお正月を迎え、とても華やいだ雰囲気に包まれていた。年末年始とは言え悠子たち研修生は元より社員にとっても島から外出・帰省するのもままならないこの研修所・保養所での生活だが、毎年元旦に行われる「新年互例会」には全員振袖や訪問着、付け下げと云った晴れ着で参加するのが恒例となっていて、研修生たちも社員に交じって振袖を着せてもらっていた。 この島に来て

      • (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉑ ~聖なる夜の性なる出来事・その4~

        「あん、ああん・・・・・恵美お姉様ぁ・・・・・感じるぅ・・・・・。」 「そう?。悠子ちゃんって感じやすいのね。でもこんなに可愛い顔してるのに中身はとってもエッチな女の子なのね、うふふ。」 恵美はそう言いながら舌を悠子の耳たぶとうなじに這わせ、チュパチュパと音を立てながらまるで猫がするように舐め回し、同時に左手でブラジャー越しにバストと乳首を撫で回し、右手でパンティ越しにぺ二クリをこねくり回すようにして愛撫をしていた。 「ああん、イイ・・・・・お姉様、イイ・・・・・とって

        • (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑳ ~聖なる夜の性なる出来事・その3~

          「じゃあもうひとつ聞くけど”女らしい”って何かしら?。」 そう恵美から聞かれた悠子は「そうですね、髪が長くて、お料理をはじめとした家事全般を難なくこなして女子力も高く、奥ゆかしくて・・・・・。」と言いながらハッと気づいた。 「あ・・・・・これって一体誰が決めたんでしょう?・・・・・。」 「そうね、誰が決めたのかしら?。男性だって料理が上手な方はいるし、奥ゆかしい性格の方だっているわよね。うふふ。」 ほんとそうだ。有名なレストランのシェフと云われる人物は大抵男性だし、控

        (連載小説)秘密の女子化社員養成所㉓ ~玉の輿の研修生・その2~

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        • 介護
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          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑲ ~聖なる夜の性なる出来事・その2~

          「はー、このワインおいしいわー。それもこんなにかわいいお嬢さんと一緒に呑んでると余計においしく感じちゃう。うふふふっ。」 と、ご機嫌で杯を重ねる恵美に対して悠子は不安と緊張のせいかワインを味わう余裕もなく、ただ仕方なくとりあえず愛想笑いをしていた。 クリスマスイブの夜に急に臨時の夜間研修と云う事で宿泊客の「夜のお相手」をさせられる事になった悠子だったが、そのお相手が会社にとって超VIPでかつ現職の国会議員と云う社会的にもあり余るステイタスの持ち主という事もあってこれで平常

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑲ ~聖なる夜の性なる出来事・その2~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑱ ~聖なる夜の性なる出来事・その1~

          更に季節は1カ月ほど進み、小瀬戸島にもクリスマスがやってきた。 外との行き来も自由にままならないこの島で研修生はもとより社員たちも毎日業務や研修に励んでいる中、毎年クリスマスの日には会社より島にいる社員や研修生たちが楽しめる行事を用意してくれていた。 とは言え一番下っ端に近い身分の悠子をはじめとした研修生たちがクリスマスだからと云って無条件で楽しませてもらえる訳もなく、そこはメイドたちに交じってあれこれとこき使われていた。 そう言う訳で悠子たち研修生はいつもの女子社員用

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑱ ~聖なる夜の性なる出来事・その1~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑰ ~はじめてのお仕置き・後編~

          午後の研修を終えた悠子は同期の研修生から離れてひとりだけ、それも先程までと同じ上半身は女子の制服姿だが下半身は全裸のままと云う大変恥ずかしい恰好で大食堂の入口にある大きな柱に縄で縛りつけられていた。 お仕置きの時につけされられていた前後に「お仕置き中」「私は昼間から許可なくオナニーをした淫らな女です」とサンドウィッチマンスタイルの看板はそのままにされ、もちろんぺ二クリも剥きだしのまま悠子はこれから夕食と云う事でほぼ社員全員がやってくる大食堂の前でお仕置きの一環としてこうして

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑰ ~はじめてのお仕置き・後編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑯ ~はじめてのお仕置き・中編~

          「ほら、パンティにシミついてるでしょ?。ここよ、ここ。」 「えっ?・・・・・。」 午後の女子化研修の前に研修生が許可なく勝手にオナニーをしていないかを調べられる検査で、悠子は担当教官の彩音から執拗に問い詰められていた。 ほんとは禁止されているのは分かっているけれど、我慢できなくなり先程こっそりトイレでオナニーをしてしまっている悠子にとっては二日続けてオナニーチェックは無いだろうと思っていたのもあって余計に戸惑い、そしてひどく焦っていた。 「おかしいわねえ?。オシッコのシ

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑯ ~はじめてのお仕置き・中編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑮ ~はじめてのお仕置き・前編~

          「ねえねえ穂波さん、ところで昨日ってもしかして”お持ち帰り”されちゃったとか?。」 「うん・・・・・実はそうなの・・・・・。」 「えっ?!やっぱりそうだったのね!。それでどうだったの??。」 「それなんだけどね・・・・・。」 悠子たちがここ小瀬戸島で女子化研修を始めて2か月が経とうとしていた。 日々の女子化研修プログラムの中にはボイストレーニングがあり、女らしい声で且つ女らしい言葉遣いで喋るレッスンの時間が毎日設けられていた。 そしてそんな事を2か月も続けてやってい

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑮ ~はじめてのお仕置き・前編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑭ ~元カノとの恥辱の一夜・後編~

          「だけど2次会も楽しかったー。オリジナルカクテルもめっちゃ美味しかったし、キャストの女の子たちがどの子もきれいでかわいくて話し上手で聞き上手だしねー。」 「ほんとそうですよねー。こんな楽しくていいとこへ真尋さんに連れてきてもらってあたしたち幸せでーす。あはははーっ。」 保養所内にあるバーラウンジでの2次会を終えた真尋とその取り巻きたちはとてもご機嫌なままバーのキャストをそれぞれ店外から連れ出し、真尋が紗絵にするように皆自分が連れ出したキャストの女性とまるでカップルのように

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑭ ~元カノとの恥辱の一夜・後編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑬ ~元カノとの恥辱の一夜・中編~

          悠子や紗絵たち新人研修生は普段より早めに夕食を済ませ、それぞれ「夜間研修」の準備に取り掛かっていた。 研修所だけではなくこの島の施設全体が男子禁制の為、保養所も女性だけが訪れる事が可能なのだが、実は保養所自体がかなり秘密クラブ的な性質を持っていた。 保養所棟には宿泊用の客室だけでなく、アルコールを提供する店も含め様々な飲食店やショップが併設されているが、これらはこの島で生活するビューティービーナスの社員の為の娯楽施設も兼ねていた。 元々が離島で本土と行き来する交通手段が

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑬ ~元カノとの恥辱の一夜・中編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑫ ~元カノとの恥辱の一夜・前編~

          悠子たちが女子化研修のために小瀬戸島に連れてこられて1ヶ月が経とうとしていた。島のそこら中では特産の温州みかんの木が徐々に色づきはじめていたりするなど季節も少しずつ秋めいてきていた。 そしてまるでそのみかんが色づくのと同じように悠子たち新人研修生も研修プログラムをなんとかこなし、段々と「女性の色」に染まりつつあった。 元々トランス女子だった穂波は別として、他の4人の新人研修生たちは特にここに来るまでは性自認が女ではなかったものの、毎日ここでは当たり前のように女として扱われ

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑫ ~元カノとの恥辱の一夜・前編~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑪ ~続・研修生たちの過去~

          初めてのセクマイバーで穂波は明日香と初対面とは思えないほど時間の経つのも忘れ、打ち解けて話し込んでいた。 元々明日香の恋愛対象は男性のみだったがこの店に通うようになってからは特に意識しないようになり、相手が男性だろうが女性だろうが女装子だろうが自分が恋愛感情を抱ければそれが一番だと思うようになっていた。 勤務先の女子大でも本格的にトランス女子の学生を受け入れるようになり、学生課の職員として「彼女」たちに直に接していると「女子」なら当たり前にできる事が前に「トランス」が付く

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑪ ~続・研修生たちの過去~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑩ ~研修生たちの過去~

          穂波はそれからも家庭教師のバイト代が入ると女装サロンに通うようになり、そこで出会った別の先輩女装子と意気投合して連絡先を交換したり化粧品や女物の衣類についてあれこれ教わったりもした。 あれこれ教わると今度は試してみたくなり、手はじめに失敗してもいいように洋服や下着を安い商品がたくさん並んでいるネットの通販サイトを見て注文してみたり、化粧品を100円ショップやワンコインショップで買い物かごに他の雑貨類と一緒に紛れ込ませるようにして買ってみた。 幸い穂波の住んでいる京都は外国

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑩ ~研修生たちの過去~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑨ ~女顔に整形される研修生たち~

          「おじゃましまーす、研修生の菊川悠子を連れて参りましたー。」 遥香がそう言いながらドアを開け、続いて麗子に促されるようにして悠子も保養所棟内にある美容室に入った。 「お待ちしてました。ささ、そこに座ってさっそく始めましょうか。」 とにこやかにこの美容室の店長を務めている東山 由香(ひがしやま ゆか)に出迎えられ、悠子は不安げな表情のままカット椅子に腰掛けた。 「じゃあまずは眉毛を女の子らしい形に整えて、その後でぱっちりお目目になるようにまつエクをしちゃいましょうね。う

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑨ ~女顔に整形される研修生たち~

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑧ ~強制プチ整形と強制脱毛で女顔に~

          朝のひと仕事を終え、やっと朝ごはんを済ませた悠子たち新人研修生は息つくひまもなく部屋に戻って女子社員の制服に着替えてメイクを直し、始業時間に間に合うよう女子化研修のメイン会場になっている多目的室に向かった。 出向くとどこの会社でもあるようにこの研修所でも朝礼があり、ここで一日の予定確認や上司からの訓示が行われる。 「ほら、女の子らしくちゃんと膝を揃えて座らないと。」 「スカートの上に手を重ねて女らしい座り方をしないとダメじゃない。」 などと遥香をはじめとした指導役の女子

          (連載小説)秘密の女子化社員養成所⑧ ~強制プチ整形と強制脱毛で女顔に~