(連載小説)秘密の女子化社員養成所⑫ ~元カノとの恥辱の一夜・前編~
悠子たちが女子化研修のために小瀬戸島に連れてこられて1ヶ月が経とうとしていた。島のそこら中では特産の温州みかんの木が徐々に色づきはじめていたりするなど季節も少しずつ秋めいてきていた。
そしてまるでそのみかんが色づくのと同じように悠子たち新人研修生も研修プログラムをなんとかこなし、段々と「女性の色」に染まりつつあった。
元々トランス女子だった穂波は別として、他の4人の新人研修生たちは特にここに来るまでは性自認が女ではなかったものの、毎日ここでは当たり前のように女として扱われ