02短歌でポン! 新作9首 編作25首 『メタ五感により拙著、永遠エクスファミリア〜が言語化しづらくなったので、エタらないようとりま短歌で探ってみる』
『『『◯』』』
《現代和歌、もとい、ヘンタイ和歌になります》
◯
「死んじゃえば?」君の台詞に怒髪天 和解し聴いた「声を聴かせて」
◯
《上、新作1種。》
◯
球体の魔法陣の如き動いて 電子回路のように踊り歌いほほ咲みて
(五七五七七七、仏足石歌体)
◯
時空間も超えているかのように私たちは永遠に満たされていた
◯
眠る私を二人はそのまま眠らせてキッチン"を"つくりはじめた
◯
夢を観て茅の輪くらいの大きさのホワイトホールと対面をする
◯
気がつくと光を浴びて立っていた手にも指にも何も持たずに
◯
袖は黒 否薄ピンクとターコイズの ほの白いグラデーション衣装
◯
黄金色と白金《プラチナ》色と透明色の光を纏い衣装と溶け合い
◯
一瞬で感じる馴染み深き人シフォン――サリュン――タオン――ココ――アプル
◯
オジュ――ペキノ――キコ――ミコ――ブルー――マナ――サビア――リュナ――ベル――カナン――アヤ――ミオン――アーネ
◯
たおやかに柔らかく気高くやさしい――あの方はそんなクオリアだった――
◯
薄れゆく眩い光の瞬間に音と音圧流れ込んでくる
◯
ジャーーージャーーーージャーーーーーーーン
◯
クラシック優美な旋律 心洗い清めるように澄み渡らせる
◯
恩寵と臨場感に歓喜して 躍動リズム魂震わす
◯
まるで神々の子宮の中に存在が赦されているかのよう――
◯
細胞が哺乳類または先まで進化 最適化される走馬燈のよう
◯
あれれれれ手も腕も脚も勝手に動く勝手に動く
◯
音の波動と魂と感情を天球の楽園に誘《いざな》う
◯
スペシャルのミックスフルオーケストラの音 音 音 そして――音 音……音
◯
合唱は神聖歌隊を基点とし舞踏隊の魂も発現
◯
聴衆の誰もが奏で口ずさみ身体でリズムを感じていた
◯
音楽と魔法を操り操られ天との間が取り持たれゆく
◯
羽ばたいているかのように軽やかに踊るかのよう天舞い踊る――。
◯
演出の熱くない火と濡れない水と優しいひかりの演舞が始まる
◯
火と水の元素に光と風が織り交ざり浮遊し演舞が成される
◯
《拙著、永遠エクスファミリア〜除幕✳前奏をモチーフとした編作25種でした》
◯
私「ヘンタイ短歌でした――と」
シェリー「ヘンタイってダブルミーイングよね」
ソファ「そうみたい。定型から少し形も変わるという意味あい、も」
私「集合的に立体的な感じとして、トリプルミーイングも隠されてるみたいよ。でも種明かしはしないってさ」
ソファとシェリー「「そっかぁー」」
シェリー「前奏はまだ続くわね」
ソファ「うんそうね。予定では次に続きが詠まれるみたいよ」
私「今回詠まれた句で、定型に収まりづらいのがあって、ムキーとなった句、あきらめた句もあるみたい」
シェリー「ムキーとなったら本末転倒かしら……」
ソファ「もし産みの苦しみを是とするならば、すべてはそうとは思わないから、半分くらい本末転倒?」
私「何を持って、心の豊かさとなるか、かしら。これでいいのだ精神なら、苦しみも受け入れましょうということになるし」
ソファ「銀シャリ(じゅるり)、じゃなく断捨離やミニマル、プライオリティ精神なら、これがいいのだ、になるし」
シェリー「いつもの通り、その両方大切よね」
私とソファ「だ「そ」な「う」ぁー「ね」」
「さぁ次は新作よ」
どこからともなく、シフォンが颯爽と現れ、そう告げたのでした――
◯
人は其々の事情ありながら持ち場で頑張っている
◯
パソコンの電源勝手にオンとなり ひと月経ちて一万圓飛ぶ私じゃないけど
(五七五七七七、仏足石歌体)
◯
もし過去に戻れるとしたらいつがいい? いやもうこのまま生き切りたいよ
◯
将来の展望映れど行く先知らず誰か助けてSOS
◯
歌わないで歌う踊らないで踊る 魔境と成るか楽園と成るか《楽園がいい》
(五七五七七七、仏足石歌体)
◯
脳疲労ああ疲れたのうもう疲労 すいみんだいじ睡眠大事
◯
何でもできる自由さと お任せできる自由の器
◯
何もしない時間にも大いなる意味 おさんぽぷらりムダ足話
◯
《新作8種でした》
◯
《あくまで予定なのですが、次回は拙著『永遠エクスファミリア〜除幕✳前奏』内、以下のミックスフルオーケストラセッションのクライマックスが、モチーフとなる句が詠まれそうですパチパチパチ》
◯
"火と水は光と風と共に天と大地を繋ぐ 火と水と光と天地の恩寵がもたらされる。
光は収束されながら大きくなっていく。光の色は観る者によって最適な色が映えるようになっている。
同じ色、近い色が映える者もいるだろう。補色として正反対の色が映える者もいるだろう。補完されてゆく――。
光が収束し最適化された密度、色、温度、香り、音、感覚クオリア、そして未知なる何か――も収束されている。
適宜タイミングになるその瞬間――。
光は一斉放射され各々の魂に浸透した。まるではじめから存在していたかのように――。
その光は私たちのみならず、ポテンシャルクラスタ/エクスフォミリアそして未知なる何か――にも共振/浸透されていた――。
建物を揺り動かすような大喝采の拍手がこだまして、私を含めほぼすべての面々がスタンディングしながら浮いていた――。
こうしてコンサートは本性ポテンシャルがそこかしこでスパークインスパイアされ続ける中――恍惚と大感動のまま幕が下ろされた……。
私たちはベルリン・フィルとウィーン・フィルの良さと――伝統民族電子音楽――現代バンドをかけあわせて洗練されたような――最適化ミックスオーケストラの舞台――指揮台――そして最適化された『球体魔法陣』の核心『CORE』に存在している……。
放射状に会釈と滑らかな振舞いを魅せながら――同士――オーケストラプレイヤーたちとハイタッチ――握手――軽いキス――ハグ――もちろん人種性別宗教種族問わず――だ――。
愛しさと充足――満足感に満ち溢れながら、ソファに腰掛けた途端――。
再度、目前にまぁるい輪っかが現れた……。
このままずっとここにいたい――。
そう強く感じながらまぁるい透き通りそうな真っ白いゲートを眺める――
思わず――。
「なんだツィミは――」
そう発露されていた――。
その後の――変な――やりとりがあったかは定かではないが
両腕が胸の前でグルグル勝手に動き出し――
ゲートも自動で開き――
私たちは再び吸い込まれたのだった……。"
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