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考えるために、書く。

人は何のために書くのか?

自分の中にある思いを誰かに伝えたいがために書く。

では、その書く内容は?
ある学校の先生は、「しっかりと考えてから書きなさい」という。

けれど、私がブックレビューを書いていて思うのは、
考えてからではなく、考えながらアウトプットする必要があるな、と。

むしろ、考えるために書くのではないだろうか。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」の古賀史健氏はこう言う。

書くこととは考えることであり、「書く力」を身につけることは「考える力」を身につけることなのだ。”書く”というアウトプットの作業は、思考のメソッドなのである。

「20歳の自分に受けさせたい文章講義」古賀史健

ある本を読んだとする。
感想を尋ねると、
「とっても面白かったです!」
それでは、その本の魅力は何なのか、どこが面白いのか、何も相手に伝わらない。

その本のどこが面白いのか?
その魅力を、まだ読んでいない人に対して伝えるためには、物語の概要や魅力に感じるポイントなどを含め、自分の頭の中で一度バラして組みなおし、整理整頓して文章にまとめる必要がある。

そういう細かな工程を経て本の魅力を伝えた結果、その本を読んだだけのときとは明らかに異なる「深い理解」が得られる。

その本の魅力とはどんなものか?
私たちは書くことで、ようやく自分なりの答えを見つけ出せる。


わからないことがあったら、書いてみる。
自分の言葉で、書いてみる。

考えるために、書いてみる。
そして今日も、書き続ける。

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