人生の歩み方に通ずるような、自分らしくいられるタイムラインを持つ
1969年10月29日はインターネットが誕生した日とされているそうです。
そんなことを知った50年後の今日。
つまり2019年10月29日にこのnoteを書いています。
そういえば初めてインターネットに触れたのはいつだっけ?だなんて思い、おもむろに下記のような略歴をまとめてみました。
50年前といえば、だいたいじぶんが生まれたころ。
思い起こせば、初めてパソコンを使ったのは1983年。まだ小学6年生。36年前ですし友だちはパソコンを知らずファミコンに興味津々でしたね。
1987年。
高校に入学し、パソコンクラブに入部。確かそのころからパソコンと電話回線を使って通信することを覚えましたね。
でもそれはまだインターネットではありませんでした。「パソコン通信」と呼ばれていたものです。
ところで当時の高校にパソコン部があったなんてスゴイことだなあ、と。しかも公立としては珍しく40台くらいのパソコンが置かれた数学教室なんてものがありました。
そこでたとえばAからZまでアルファベット順に出来るだけ速くキーボードを打つという授業があったんですけど、そのとき3秒で打てたので先生や同級生たちの目が点になったのを覚えています。
1990年。
そのころ全国に2校しかなかった経営情報学部のある大学へ。そこでは実践的なプログラミングの授業がありましたね。住所録を作るという課題が出たとき、ふだん交流のなかった同期からも頼りにされて嬉しかったものです。
そして1994年。
ずっと入りたかった会社に。就職活動では、その会社と、滑り止めとしてもう1社のみ。知るひとはほとんどおらず「なにそれ消費者金融!?」だなんて言われたり。社名に「○○○バンク」とあったから仕方ないかもですけど。いまやプロ野球の球団を持っていたりと誰もが知る企業になっていますね。
インターネットに初めて触れたのはこのころです。
1995年。
Windows 95が発売されてパソコンとインターネットの市場が急成長。一家に一台という、こどものころ漠然と思い描いていたITの世界が目の前に広がっていきました。
そうそう、個人のホームページというかWebサイトを作りました。
あと、LINEやFacebookなどで現在よく使われているようなメッセンジャーのアプリを、このころから使い始めたと思います。
1999年。
NTTドコモがiモードを発表。仕事の関係でその記者発表に居合わせました。
つまり私のケータイ元年ですね。
2009年。
TwitterやiPhoneに触れる機会がありました。
私のスマホ元年と言えます。
2011年。
会社員時代に終わりを告げたと同時にパソコンを手放し、iPod touchやiPadに切り替え、ノマドワーク主体の働き方に。
2012年。
ノマドワークでフットワークが軽くなったおかげで、当時少しずつ増えようとしていた全国のコワーキングスペースをめぐる旅へ。
iPadとSNSをフル活用しながら興味の赴くままに。
そうしてあらゆる交流の場をめぐることとなり、はじめは働き方を変えようと旅していましたが、いろんな価値観に触れるうち生き方まで変容。
2013年。
世界規模の起業家コミュニティ「Startup Weekend」の新潟県版を発足。
2015年。
住み開きの古民家「ギルドハウス十日町」を設立。
ソーシャルな隠居という生き方をスタート。
2016年。
このnote「ソーシャルな隠居」を書き始めました。
2017年。
ソーシャルな隠居に対応すべく再びパソコンを持つスタイルに。以降、どっしりゆったりとnoteを書きつつMastodonというSNSのサーバーを立ち上げたりアプリを個人で開発したり。iPad以上の体験価値を得ています。
と、こんな感じでざっくりまとめていると
書き始めたときは
「インターネット50周年だし何か書いてみようか」
という単純な気持ちでしたがそのうち
「タイムライン」
という言葉が頭に浮かんできました。
ここでいうタイムラインとは、自分の人生に対して日常的に入ってくる情報や行動の流れのことです。生き方や働き方に影響するほど何らかの行動に結びついており、言わば人生の歩み方と言えます。
ふだんもテレビを観たり、雑誌を読んだり、スマホを眺めたりしているといろんな情報が入ってきますよね。そこから気になった場所に行ったり品物を購入したりシェアしたりといった行動に移すと思います。
私のこれまでのタイムラインを思い返すと、限定的で純度の高い情報が行き交っていたそれぞれの物事の初期に、自身の生き方や働き方を決めるほどの影響を受けていたように思います。
パソコンもインターネットもプログラミングも。
○○○バンクも。
メッセンジャーもスマホも。
ノマドワークもコワーキングスペースも。
シェアハウスやゲストハウスだって、そう。
そしてスタートアップも住み開きも古民家(空き家)も...。
Mastodonやアプリの個人開発だって始まりはいつも限定的で純度の高い情報を得ていました。
ただ、それらのタイムラインが、はじめは楽しかったのに市民権を得たとたん消費にさらされると、よくわからないプレッシャーというか息苦しさに見舞われることがありました。たとえるならTwitterのタイムラインとかでどうでもいい広告や正論のぶつけあいが増えたように感じる、みたいな。
だからギルドハウス十日町でのソーシャルな隠居という生き方では、とにかく自分のタイムラインを大事にしたいと思っています。
「○○しなればならない」「○○すべき」というプレッシャーを受けたり、過多な情報が垂れ流されるタイムラインにはしたくありません。
そして、殻をむくような想定外の情報がもたらされる多様で刺激的なタイムラインがすぐそばにあって自身の成長につながる。
ちなみにMastodonは純粋な「ホーム」と「ローカル」のタイムラインを持てるものだから自分が惹かれたのかもしれません。それらとは別に多様な投稿が流れる「連合」タイムラインも備わっていますし。
だれにも、目には見えないけれど自分のなかに人生のタイムラインがあるのでしょう。それが人生の歩み方に通じていくような。
そこだけは誰に言われるまでもなく消費されるでもなく自分自身で選んでデザインし、情報の純度を高め、行動に起こし、自分らしくいられる仲間どうしとの連合でこれからの人生を長く楽しく歩んでいきたいものです。
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