iPadだけで4年ほど過ごした自分が、パソコンを買おうかホンキで迷った結果。

事の始まりは、『duet Display』というアプリ。

このアプリを使うと、MacやWindowsの作業画面を拡張できる2台目のパソコン用モニタとしてiPadを活用できるんです。紹介動画を観たとき「かっこいい!」と思いました。

こうして、duet Displayを使いたいがためのパソコン選びが始まったのでした。いまにして思うと単純ですね。かっこいいからパソコンを買いたいと思ったわけですから。

はじめは、どうせパソコンを買うんだったら長く使いたいので、購入後も機能の向上や換装をしやすいように、拡張性に優れるデスクトップ型を探そうとしました。

ところが、よく考えてみたらiPadを使っているときって、多くが畳の上で茶の間や縁側だし、しかもほとんどの場合、座椅子に腰かけてまったりしています。したがって、その体勢にパソコンを加えるならば、家の中とはいえ使う場所を移しやすいノート型のほうがいいんじゃないかと考えなおしました。

(ゆくゆくはデスクトップ型でどっしりと構えるのもいいと思っているんですが)

しかも、座椅子にピッタリな補助机やアームスタンドが、ノートパソコン用もしくはiPad向けとして数多く発売されています。

というわけで、現在発売中のノートパソコンをいろいろ調べてみることに。

まず大きさで言えば小さめの12〜13.5インチにはじまり大画面の15〜17インチまで。もっと言えば、3D-CGの描画速度がものすごく速いゲーム向け、世界で最軽量を銘打った携帯用、Blu-rayディスクの映画を鑑賞できるドライブ内蔵モデル、4Kの高精細な映像を表示可能なものまで。とにかくいろいろ調べました。

久しぶりのパソコン選び。とても楽しい時間でしたね。

ところが、どんどん調べていくうちに、心境が変化していきました。

というのも、4年間もiPadひとつで過ごしてきた自分からすれば、そのあいだに大きく進化していた技術にビックリすると同時に、これほど高性能のパソコンって必要なの?という印象を受けました。もちろん十人十色で必要性が違うだろうから一概に不要だとは思わないんですけど、もともと10分の1くらいの性能だった時代があったわけで。

そんなことを言ったらiPadもパソコンもない時代があったわけですよね。なんだか複雑な気持ちになりました。

で、けっきょくパソコンを買うに至っていません。パソコンとiPadの併用によって具体的にどう用途が広がるかを考えてみたら、かかる費用の割に意外と思い浮かばなかったという次第です。いまいち創造力が足りないんでしょうか。

いまのiPadのみの生活は、自分のワークシフトを経て必然的にそうなったわけで、いまさらパソコンを持つ必然性が見当たりませんでした。

さて、せっかくいろいろ調べたので業界用語を使って締めくくります。

とりあえずIntel社の新しいCPU(具体的にいうとクアッドコアのKaby Lake)が来年早々くらいに市場へ出回るかも、ということなので、それを搭載するはずの各社のノートパソコンを楽しみに待ちます。

そうしながら年末年始まで、よりよい隠居環境について、のんびりまったり創造力を働かせてみようと思います。

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