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【転職】自分にとって大切なものを決めたら、望む環境に出会えた〜園長先生の転職〜

今回は、ある園長先生の転職ストーリーです。
「年収ができる限り高い方がいい」。
そう思っていた彼が、あることをきっかけに「自分にとっての幸せな転職の軸」を見つけました。


当社の紹介はこちら。




今回の転職者


・お名前 Yさん
・職歴 保育士8年、園長2年、運営側のスーパーバイザー等 8年 
・お会いした時の状況 転職を検討されており、当社にてキャリアカウンセリングと入社決定までをサポートしました。


現場と本社の架け橋になりたかった

新卒から保育士を8年、園長を2年経験しました。その後、株式会社の保育園で、運営に携わるスーパーバイザーにキャリアチェンジしました。
現場で保育士をする中で、本部と現場の溝があるなと感じ、それが勿体無いと思っていたんです。現場は「本部は何もしてくれない」と思っているし、本部は「現場はやりたい放題」と思っている。自分が架け橋になり、良い形の関係を作れるようになりたいと思っていました。

次第にそこから「自分の保育園を作りたい」という思いが芽生え、8年勤めた会社を辞めました。
WeNeedの松尾さんとはその頃に、知人を介して知り合いました。元々葉山で保育園をやっていらしゃっていたので「独立したいなら話してみたら?」と紹介されたんです。
当時、松尾さんも更なる開園の計画もあったようで、僕の相談だけでなく、僕からも色々アドバイスをさせてもらいました。その時はすぐに何かの形にはなりませんでしたが、「今後WinWinになれることを一緒にできたらいいね」と言ってもらいました。面倒見が良く、やさしすぎるくらいやさしい人だというのが僕の印象です。

その後しばらく、保育園の立ち上げ支援などのコンサルティングのお仕事をしていました。ただ、収入面の不安定さなどもあったため、ある保育事業者に事業責任者として転職したんです。僕には家族や子どももいたので、年収の良さも決め手でした。
しかし入社後、全く休みがない状態が続きました。立場的にも、経営層や親会社に向けての仕事がメイン。細かい資料作成や数値の報告が求められて、どんどん現場からは離れるばかり。
やはりもっと現場に近い仕事がいいと強く思うようになり、転職を考えるようになりました。

そうは言っても「年収は落としたくない」というのが僕のこだわりでした。



自分にとって大切なことは何か?を考えた

そのタイミングで、あらためて松尾さんにキャリアの相談をしました。
ひととおり話を聞いてもらった後、言ってもらったことがあります。

「自分が何を一番大事にしたいかが大切だよ。それを考えていけば、2番目3番目に大事なことは後からついてくる」

それを機に「自分にとって大切なことはなんだろう?」と考えた時、僕にとっては「家族との時間」だと気づきました。
ちょうど子どもも生まれたばかりでしたが、激務が続き、そのタイミングで家族が入院してしまったりもしました。40代になっていましたが、30代もずっと忙しく働き続けてきた。そう思った時に、優先順位が入れ替わったんです。
「今の僕にとって一番大切なのはお金じゃない。家族であり、時間だ」
そこで、年収にこだわるのはもうやめようと思いました。気づかせていただいたことは大きかったです。

軸を決めたから、今の会社を選択した


そこから僕が転職活動で優先したことは下記。
・家族との時間を大切にできる
・現場に近く、ある程度裁量を持って自由に動ける
・将来的に本社の仕事にも携われる可能性がある

そこで紹介されたのが今の会社です。
会社として初の認可保育園の立ち上げを予定しており、オープニングの園長職の募集。ノウハウが全くなかったので、全て僕が担うことになると言われました。

松尾さんのカウンセリングを通して、僕の望みを十分に理解してもらえました。だからこそ、「立ち上げに携われる」「スーパーバイザーの経験を活かし運営面にも携われる」「現場にも関われる」という、希望が全てクリアされている求人を紹介してもらえたと思っています。最終的にネックになっていたのが給与でしたが、交渉していただき、当初より高い金額でスタートすることができました。非常にありがたかったですね。
正直なところ、実態は入らないとわからないと思っていました。
ただ、入社前の面接で「保育事業の立ち上げについては君に任せるよ。そしてご家族ことを大切に、何かあれば気にせず動いてもらって構わない」と言ってもらい、安心することができました。
実際に入社して、良いことも大変なことも含め、事前に聞いていた話とちゃんと一致していました。どんどん自分から提案し、やりたいことにもたずさわれている。そして、家族との時間も大切にできています。
僕を理解していただけたからこそ、縁があった会社だと思っています。


半年間の準備期間を経て、小規模認可園を新規オープンさせました。スタッフも揃い、園児も当初予定していた定員より多い状態でスタートすることができました。見学に来た保護者には絶対に入園を決めてもらう自信がありましたし、思うようなスタートが切れて本当に良かったです。また、同じタイミングで当社が数園譲渡を受けたので、自分の園だけでなく、6園のスーパーバイザーも兼任することになりました。「給与は入社後に実績をつくって交渉しよう」と思っていましたが、僕の働きぶりや実績を見て、金額も更にアップしていただきました。

「自分が一番何を大事にしたいかが大切。それを考えていけば、2番目3番目に大事なことは後からついてくる」

松尾さんに言われたことは、その通りでした。


園長として喜びとは?


「職員がついてきてくれていること」。
これが何より、僕にとっての喜びです。スーパーバイザーも兼任しているので、園を不在にすることは多い。それを理解してついてきてくれるのが、本当にうれしいです。しっかり現場を守り、問題があった時には必ず報告と連絡をくれる。僕が意外と細かいので(笑)面倒だと思うこともあると思うのですが、ちゃんと理解してやろうとしてくれます。

その関係性を作る上では「一人ひとりに平等に接すること」を大切にしています。もちろん、役職などの立場に応じて伝えることは変わりますが、ベテランに対しても、若手に対しても、話すときは一人ひとり全員に同じ話をします。僕の永遠のテーマに「伝える」「伝わる」というのがありまして。想いを直接伝えないと、違うニュアンスで伝わってしまい、不信感につながることがある。だから最初の段階は特に、まず自分の口から伝えることを大切にしています。そして、言っている手前、自分が一番やらないといけないという緊張感はありますね。

あと、僕が一番「ありがとう」と「ごめんね」をいうようにしていますね。先日も、職員からの頼み事を「それはできない」と却下したことがあったんですが、その直後、職員が書いた個人記録を全部消してしまって、、、。「ごめんなさい」って土下座して、お詫びにちょっと譲歩しました(笑)

そして決めていることは、1日に必ず職員と電話でやり取りをすること。
基本的に園が稼働している時は僕も働いていて休んでいるわけではないのですが、どうしても出張に行ったり不在にすることが多い。職員は理解してくれているものの、「園にいないということは、職員にとっては園長が休んでいるのと変わらない」という意識は常に持っています。だから不在にするときは必ず、昼と夕方に電話でやりとりをしようと決めています。
声を聞くとその日の様子が知れますし、職員のコンディションを把握する上でも大切にしていることですね。

すべては子ども達のために

今、スーパーバイザーとして様々な園に関わりますが「一つでも多くの園で、子ども達のために良い環境が作りたい」という想いでやっています。

いろんな状況の園がありますが、そこには必ず子どもがいる。保育士として担任をしていた時から、「自分が関わっている子どもに何かあった時は、なんでもする」と決めていました。僕はやっぱり子どもが好きで、だからこの仕事をしている。
「子どもと、子どもに関わる職員にとって、良いことは何だろう」と、常に考え動ける人でありたいと思っています。
園長がそう思い続けていたら保護者も安心だし、職員も働くことが楽しくなって、この業界から保育士不足がなくなると思っているんです。「保育士をしていて楽しいな」と思ってもらえるのが一番なので。今の僕の園も、笑顔が絶えない園になっていると思います。

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「自分にとって大切なことはなにか?」

それを見つけたくても、一人で見つけることは簡単ではありません。
一人で悩まず、ぜひご相談くださいね。


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