【原爆ドーム】@広島
原爆資料館に初めて行きました。
気持ちを大事にするために、1人で行きました。
当時の広島の恐ろしい惨状が目に焼き付き、
手に持っていたパンフレットがしわしわになりました。
簡単な言葉を使えば、怖かった。
人が死ぬということから生まれるパワーは
想像以上のものだと思う。
悲しみ、憎しみ、絶望。
人は繋がりの中で生きていて、
誰かが『死ぬ』と、その一点に向けて大きな悲しみと憎しみの波が巻き起こる。
そのエネルギーが人を突き動かし、間違いを信じさせ、地獄への足取りを強くする。
どうしようもなく突き動かされる気持ちが
決して間違った方向へ動かないように。
ある一定の方向へ、
ある一定の線引きを超えないように。
そのために、知り、感じ、理解する。
自分にできることは何も無いと感じる。
戦争への怒りを露わにすることよりも、
ただ穏やかに何も感じない心を保つことの方が良いとさえ思える。
悲しまず、憎まず、ただ心を保って、
目の前の世界をただ愛していることで
精一杯だと感じる。
大きな群れの中に取り込まれ、
手足を動かしても抜け出せないような
その場所には身を置きたくない。
ゆるりと自分の道をととのえ、
わたしを保ち、
それが認められる場所に身を置きたい。
そして、同じように人と接し、
確かな1本の杭を足元に打ちつけていたい。
おじいちゃんの書いた原爆体験記が原爆資料館に保存されています。
おじいちゃんが死ぬ直前に語った戦争の話。
その目で何をみたのか、悲惨な惨状が当時高校生だったおじいちゃんの言葉で綴られてます。
ウェブ上で公開されているのでぜひみてみてください。
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