治せない人が勘違いしていること【保存版】
「技術力のせいで治せない」は勘違い
セラピストの中には、治せる人と治せない人がいます。
残念ながら、この関係はいくら技術力を上げても、習得するテクニックの数を増やしても変わりません。
というのも、「治せない理由が技術力の問題だ」ということが、そもそもの勘違いだからです。
「では、治せないセラピストが、治せるようになるためにはどうすればいいのか?」
今回はコレについて深堀りしていきます。
差はココできまる
治せる人と、治せない人の違いは【思考力】です。
思考力と言っても、考えている/考えていないではなく、
「何を考えて治療しているか?」
なんです。
・治せない人:治す方法を考える
・治せる人:症状の原因を考える
もし治せない人がこれを見ると、「症状の原因を考えたあとで、治す方法を考えている」と言うかもしれません。
間違いではありませんし、それが事実なら近いうちに治せるようになります。
しかしそうでなければ、今日から思考を変えてみてください。
テクニック先行型の方は、
「デスクワーク?肩こり?はい、じゃぁこの治療ね」
みたいな、システムテクニックで治そうとしがちです。
でも、それに限界があるから現状なんだということに気づいてください。
「10通りの肩こりの治し方」を習っても、「11通り目の肩こり」が出てきたら治せませないんです。
星の数ほどある症状の治し方を、全て習得するのは、時間的にも金銭的にもムリがあります。
しかし【原因を考える】治療法は、基礎科学の勉強と、考えるための時間だけで、次々と応用が効くので時間的・金銭的制限を受けず成長できます。
コレって変だと気づきますか?
「分かったような、分からないような…」という方のために、他の例を使いながら説明します。
<ダイエットの場合>
「食べて太ったから、毎日ジムに行き汗を流している」
よく聞く話ですが、⇧コレっておかしいと気づきますか?
コレに気づいていない方は結構やばいです。
この方の原因は「食べた」からですよね。だったら、食べ方を変えるか、食べなければやせるということになります。
・食べる量
・食べ物の種類
・食事の時間帯
など、原因に近いものを考察し、そこにアプローチする必要があります。
でも、原因を考えずに「やせる方法」を考えるから、ジムに行っちゃうんです。
<治療の場合>
⇧の例を踏まえ、治療の話に戻します。
「デスクワークで肩こりの方がいる」としたら
考えるべきは、肩こりの治し方でしょうか?
もう分かりますよね。答えはNOです。
デスクワークの時の姿勢や、体の状態を考えれば、悪くなった原因が分かります。その原因を取り除くか、悪くならない方向に誘導すればいいだけです。
つまり、治せる人は
「症状の原因を見つけたときには、治し方が決まっています。」
まとめ
どんなものでもそうですが、【原因があって結果】です。
結果を変えたければ…原因に対するアプローチをするしかありません。
「原因は何でもよかった」と言わんばかりに、手段/方法を選択してしまうと、的はずれな方向に進むだけです。
物事には本質とテクニックがあり、テクニック販売のほとんどは情弱ビジネスです。
「治せない人は、治すための引き出しが少ないからだ」という勘違いから抜け出すことで、治せるようになります。
真実を見抜く力を養って、治せる人になりましょう。
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よかった、活用してみてください。
ではまた
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