「短下肢」と患者に伝えるときの注意点
毎週日曜日は【駆け出しセラピストに送る言葉】を配信しています。
今回は、『「短下肢」と患者に伝えるときの注意点』についてお伝えします。
治療院業界には流行りがある
治療院業界には、流行りというものがあります。
ブームの発端は、多くの場合「セミナー屋」がFAXやメールで治療院に送る案内です。
僕はいずれの案内も不要なので、受け取らないと決めていますが、転院されてきた患者さんが同じことを言い始めたら、「あ、それが流行っているのか」と知ることができます。
流行りに乗りたければ、ぜひその手のサイトに登録してみてください。
常に最先端を知ることができます。
取り入れるかどうかは先生が決めることですが、「患者さんの症状には流行りなんてない」ということだけはお伝えしておきます。
短下肢ブーム?
最近は
「前のところで足の長さが違うと言われたのですが…」
という方がとにかく多く来店します。
それだけなら良いのですが、この方々は
・どういう状態になると、短下肢が起こるのか?
・短下肢になると、どうなるのか?
・自分の生活で、短下肢が問題になるのか?
など、本質的なことは一切教えてもらえていません。
これも流行りの特徴です。
「短下肢」と患者に伝えるときの注意点
短下肢と伝えるのはいいですが、大切なのは「だから何なの」というところまで、しっかり伝えることです。
もちろん、どのような治療(施術)を行い、どのような経過になるかもです。
「ただ短いから治します」だけでは、患者さんからすると離脱原因の1つにしかなりません。
「あの先生は、私の治してほしいものを治してくれない」
こんな評価で終わってしまいます。
あ…ついでですが、「短下肢がある方が良い場合もある」ということ知っていますか?
知らなかった方で、興味がある方はそれも一緒に勉強してみてください。
最後に
治療家は治療してなんぼです。
「目の前にいる患者さんと向き合い、困っている症状を取り除く」。
しかし、『改善』というのは患者さんとの二人三脚になります。
「どうせ伝えても分からない」
「伝える時間がない」
そんな考えは、絶対に持たないようにしましょう。
ところで、皆さんは先週案内した「事業復活支援金」の申請は終わられましたか?
僕も実際にやってみましたが、「一時支援金・月次支援金」を活用したことがあったので、約20分で申請手続きをすることができました。
かんたんなので、利用できる方は早めに申請してみてください。
それではまた