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関節に対する基礎運動学と生体力学の原理の適用⑩凹凸の法則

毎週木曜日は、セラピストが基礎知識をつけるための情報を配信しています。

凹凸操作するのはどっち?

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大多数の関節面は、凹凸のどちらかですが、凸面・凹面のどちらを動かすかによって、テクニックの意識は異なります。

凹の法則(A)

関節面が凹側を動かす場合の法則のことをいいます。

ロールとスライドが、同じ向きになることから、操作手で凹面をロールさせながら、凸の形状・スライドを感じなければいけません。

矯正を行う場合は、凸側の形状や制限を充分に把握してから行う必要があるため、凸の法則に比べると難易度は高くなります。

凸の法則(B)

関節面が凸側を動かす場合の法則のことをいいます。

ロールとスライドが、逆向きになることから、操作手で凸面をロールとスライドさせていきます。

矯正を行う場合は、凸側の回転軸、スライドの範囲を充分に把握してから行う必要がありますが、操作手が軸になるので凹の法則に比べると難易度は低くなります。

凹凸が分からなければテクニックはできない

関節テクニックは、単に解剖学の知識があったり、凹凸の法則をしっているだけでは、ではできません。

矯正をするからにはそこに改善ポイントがあるというのが大前提になります。

そのためには、

①モーションパルペーション(以降MP)ができないと話になりませんし、MPをするためには、②そもそも制限を感じれるか?③それは何の制限なのか?を触診できなければ話になりません。

あなたの触診レベルは?

骨・筋肉・皮ふの触診に自信がない方は【初級】を読んでみてください。

靭帯、筋肉の状態(収縮・弛緩・伸張)が触診で判断する自信がない方は【中級】がオススメです。MPの基礎はここまでで学べます。

MPの治療への応用は【上級】で解説しました。触診の活かし方が分からない方におすすめです。

レベルに合わせて選択してください。

まとめ

『触診の基本から学べるnote』をすべて読んでいただいた方にとっては、

たかが『凹凸の法則』も、されど『凹凸の法則』

だったのではないでしょうか?

基礎の知識/技術は、重ねて考えられるようになるだけで、2倍にも3倍にもなります。

僕は、すでにある程度学ばれている先生は、新しい知識を入れる必要はないと考えています。

それよりも、学んできたことをどう活かすのか?の方が臨床には使えると確信しています。

これからも、知識をオーバーラップさせることができる内容を伝えていければと思います。

ではまた


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