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日銀は35年後に、物価を2倍にする目標で金融政策を行っています

日銀の目指す「物価上昇率2%」の意味

よくニュースで、「日銀の金融政策目標は2%の物価上昇」と聞きますが、この意味が分かれば、じつは将来どれくらいの物価上昇が起こるのかが分かります。

読み解く上で、「70の法則」というのを使うのですが、これは一定の利率の複利でお金を預けた場合に、そのお金が2倍になるまでの年数を求める方法です。

やりかたはかんたんで、
70を金利で割ることで、2倍になる年数を計算できます。

<例>
金利が2%であれば、35年後に2倍になります。
 70 ÷ 2% = 35年

これを物価に当てはめると、日銀の物価安定目標2%というのは、35年後に物価が2倍になるということです。

+4%が続くとどうなる?

それを踏まえた上で、
総務省が1/20に発表した、2022年12月の消費者物価指数を見てみましょう。

変動の大きい生鮮食品を除く総合指数が、104.1となり、前年同月比で4.0%上昇したとあります。

つまり、仮に4%の上昇が続けば、17.5年後(70 ÷ 4 = 17.5)には物価が
2倍を超える状況となるという意味になります。

「え?そんな重要なことならちゃんと教えてよ」
ってなりますよね。

「4%かなんか知らんけど、たしかに物価上がってるよ」
じゃダメなんです。


僕は、今年47歳になるので、17.5年後は64~65歳です。
所得や資産を、それまでに倍にする自信はありません。

この数字が発表された時はショックでした。

でも、何もしないわけにもいかないので、今さらながらでも資産が増える方法を探して活動しています。

当然ですが、現預金・年金など数字が確定しているものは、半分の価値にしかなりません。

みなさんは、17.5年後までに所得や資産を、倍にする自信はありますか?
それではまた

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