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高校野球神奈川県大会決勝を見て思うこと

 私は普段、高校野球を見ない。なぜなら、無駄なことが多い。よく分からない決まりや非効率な行為等は何を目的にしているか理解できない。そのため、普段は高校野球を見ないしかしながら、休日だったこともあってテレビでやっていた横浜高校対慶應義塾高等学校が試合を観戦した。両チームとも点を取り合いながら、好プレーもでながら試合は進行していた。そして運命の9回表になった。

 まず初めに、慶應の渡辺千選手を讃えたい。相手の「ミス」を逃さず決勝打を放った集中力は素晴らしい。そして、慶應ナインには甲子園で遺憾なく実力を発揮してもらいたい。

 その上で横浜にとっては実に不運であった。タイミング的には確実にアウトだった。ダブルプレーを狙う際、ショートは通常ベースに真っ直ぐスライディングしてくる走者を避ける為に、ベースの角を蹴って一塁に送球する。別にベースを踏んでも構わないが、走者と衝突したりベースを踏むことで転倒したりする恐れがある。

 緒方選手は最高のプレーをしたと思う。ただ、審判から一番遠い場所を蹴る以上、審判に対して明らかにベースを触っていることを証明しなければいけない。

 そこでTwitterを中心に挙っているのが、リプレイ検証の導入である。予選大会の会場は規模がまちまちであるから全ての予選にリプレイ検証を求めるのは難しいと思う。しかし、準決勝や決勝はプロが使用する球場を使うことが多いため、リプレイ検証があってもいいと思う。

 このプレーは杉山投手に心理的影響を与えたと思う。当たり前だが、一死一塁と無死一、二塁では大きく違う(その後、送りバントで一死二、三塁)。今回の一件を機に高野連にはリプレイ検証の導入を検討してもらいたい。私は生身の審判を含めて野球であると思う。審判機能を全てロボット等に任せるのは反対だ。しかし、雌雄を決する場面で誤審があっては悔やむに悔やみきれない。今後の日本野球のためにも是非、一考願いたい。 

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