【勝手に商品レビュー】シロカのホームベーカリーに興じるワタシ

 長年海外にいたのだが、日本から持っていった家電もある。お餅つき機やホームベーカリー、布団乾燥機などなど。家電以外にも大量にあったコンピュータも全部持っていったのだが、20年の歳月を経て残っているコンピュータは一台もない。残しておいたらハードオフ、じゃなくてメルカリで高く売れただろうに。チッ。ちなみにお餅つき機と布団乾燥機は、そのまま持って帰って来た。

ホームベーカリーは、ツインバードのもので長年使い倒したところ、トラブルが発生するようになり、日本からパーツを取り寄せようとするとかなり高額だった(サポートセンターの方は本当に熱心に対応してくださったので感謝!)。もともとの製品価格がめっちゃ安いのに、パーツ価格がめちゃ高いので、新品を買い直すことにした。

で、購入したのがこれ。

ツインバードちゃうやん。

この話は、ここで書いた。

ということで、これは購入後の勝手にレポートである。

まず。

ホームベーカリーを買った目的は。小麦粉が手に入らなくなっても米粉があればパンが焼けるもんね!ということだったのだが、調べてみると日本でも小麦粉作ってたのね(汗)。小麦の自給率は10%くらいだけど、これは価格競争力が低いからで、あるにはある。

春よ恋、買ったよん。

いっぱい売れると今後の生産量が増えるかもしれないので、みんなでパン焼こう。とはいえ、今はカメリアの強力粉使っているので、まだ「春よ恋」で焼いてみてない。粉系って封を開けると虫が来ちゃうから冷蔵庫や冷凍庫に保存してるんだけど、スペースひっ迫しちゃうから、使い切らないと次のものを開封できない。業務用冷凍庫買いたいくらいだ。

米粉はここで買ったよん。

米粉パンは、びっくりするくらい小麦粉パンと変わらなかった(汗)。たぶんうちの子供達に食べさせたら、誰も米粉だと気付かないレベル。米粉だとわかっている私が耳の部分を食べると、脳内におせんべいが浮かぶくらい(違)。ただし切るときに、小麦粉パンとは違って、ナイフに生地がまとわりつくというか、サラッとは切れないので、「あ、これは違うな」と思うのよね。その程度だから、これはアリ。逆に小麦粉が潤沢にあって、アレルギーがなければ、米粉でなくてもいいかなとは思ったり。

バターも富澤商店で大量にゲット。お菓子やパン用なら無塩タイプを買うべきだろうけど、健康度外視で加塩バターが大好きで色々な種類の加塩バターを買ってみた。

スキムミルクは以前から買い置きをしてある。

最初に買ってみたのがこれだったのだけど、あっという間に消費してしまった。スキムミルクって使うとすぐになくなっちゃうよね(汗)。

ということで、大袋を買いたいなと思って買ったのが、これ。

で、今回買ってみたのがこれ。

粉と言っても、スキムミルクである必要がないのか!と目からウロコだったわ。

さて、素材がそろったところでパンの話だ。

米粉だけではなく、基本の強力粉のパンも焼いてみたけど、安定の美味しさだね。こういう食パンが「食べたい!」と思い立って4時間後(早焼きだと2時間半ほど)に焼き立て熱々が食べられるのはありがたいわ。

家から一歩も出ずにね。

次に目的の一つであったライ麦パンを焼いたのだが、レシピを見るとライ麦粉と強力粉では強力粉の方が多いということをはじめて知ったわ(汗)。やっぱり血糖値上がりそうやなと思いながら、カロリーを増やすべく(違)コストコのミックスナッツをヘルシオオーブンでローストして刻んで大量に投げ入れてみたわい。

でき上がったライ麦パンは、過去によく食べたライ麦パンと大きくは変わらなかったが、ナッツが重すぎてたくさん食べられなかった。これはダイエットに向く食べ物かもしれないが、お陰で全然減らずに、スライスして冷凍庫に入れている。保存食化してしまった。

ライ麦パンは、そのままよりも、トーストしてスプレッタブル塗って食べる方が美味しくて、めっちゃカロリー付加してしまっている。

このスプレッタブル、すごいぜ。日本に帰国して、DIP類やチーズスプレッドが簡単に手には入らない(田舎だからかな?)、困って困って色々探してみつけて食べてみたら、使いやすい上に衝撃的に美味しかったわ。

田舎のスーパーだからか、誰も買わなくて大量に山積みされていたので、今日は3個買って冷蔵庫に突っ込んでおいた。まだまだ残ってたからもっと買っても良かったかも。でもこれでしばらく困らないな。

 ところで本題のホームベーカリーなのだが、以前使っていたのがツインバードのめっちゃ安いもので、実際はその機能だけで必要十分だったのだが、今回は全粒粉、ライ麦、米粉などを使ってレシピ通りに材料を投入し、メニューを選択すると一切の失敗なくパンが出来上がるというのが、めちゃくちゃありがいんだなと思った。多分、基本機能のみのホームベーカリーでも、手動モードでトライ&エラーすれば、そのうちに上手に焼ける分量や時間を計れるとは思うのだが、その手間を省くという点では、高機能のホームベーカリーを買うことに大きな意味がある。またボタンを押したら後は任せっぱなしにしたい方には、具材の自動投入モードがある、さらに高額のホームベーカリーの方がいいと思う。

さて、元々はパン以外を作る気はなかったのだが、(そもそもジャムやヨーグルトは、ホットクックさんで作れる)、ケーキや餅までもが全自動でできるということなので、私の様に自分でケーキを作るなんて無理ゲー、でも食べたい、という人にはめちゃくちゃ良い機能だと思う。

海外には、巨大な餅つき機も持って行ったのだが、意外と使う機会が多くはなかった。海外で生活すると、日本のものが食べたくなるだろうと思ったのだが、住む場所によって美味しいものや手に入る素材が違い、それを試して食べているうちに、現地の食生活に慣れてきてしまうのだ。なのでその大型の餅つき機は無用の長物になってしまったのだが、このシロカのパン焼き器についている餅つきモードは、2合から4合までしか作れないので、かえって気軽に作れそうな気がする。餅米さえ確保しておけば、さくっとお餅が作れるというのは魅力だ。

私は、他のホームベーカリーと比較してどちらが良いかということは言えないのだが、とにかくパンは食べたいけど、自分で捏ねてまで作りたいわけではないという方には、ホームベーカリーは買っても絶対にペイすると思う。簡単にパンを買いに行けない今だからこそ、ヘルシオ&ホットクックと食洗機に次いで、一家に一台あるといいと思うキッチン家電である。



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