【勝手に商品レビュー】シロカの電気圧力鍋

工務店のミズキさんから「水回りの設備が入ってこなくて、新居の引き渡しができない」という話を聞いて以来、ちょっとトラウマである。

いつもより多めに買い揃えていたマスクも無水エタノールも、店舗に潤沢にあるのを見ていたので、少し多めに買う程度で留めておいたところ、ある日突然店舗から消えて、2度と戻らなくなった。これもチラッとトラウマだわ。

なので、「買おうかなぁ?」と思っているものは、迷わず在庫あるうちに買うのだ!!!という勢いで買った。

電気圧力鍋である。

本当なら、本来なら、本音では、もう一台ホットクックが欲しい。めっちゃくちゃ脳内で葛藤した割には、サクッと買ってしまったわ.......。

決め手になったのは、圧力鍋であることと、サイズのコンパクトさ。

我が家には十分な大きさの作業台があるのだが、すでにホットクックさんとコーヒーメーカーなどで場所を取っちゃっているので、さらにホットクック さんが来ると、

作業スペースがなくなる.....orz

ということで、何よりサイズの小さいものをセレクト。今はロウカット玄米というのをホットクックさんで炊いていたので、そろそろ玄米炊きたいわ、ということで圧力鍋を買うことにした。

ご飯は三日に一度くらい3合炊いて冷凍している。炊飯器を購入する気はサラサラない。

これを拝読させて頂いたので、ギリギリまで「煮込み自慢」を買おうかと思ったのよね。でもさ、めっちゃデカい.........

「実家をリノベる」で何度も書いたけど、うちって超絶狭くて(15坪)キッチンはIKEAのSunnerstaだぜ?


その横に作った作業用台も大して大きくもなく。無理無理。

ということで、めちゃ小さそうなのにした。

siroca 電気圧力鍋 SP-D131(スロー調理機能付き) レッド

実はアマゾンではなく楽天経由で購入して、すぐに届いたわ。在庫めっちゃあるんやな。焦らへんで良かったのかも.......。

それにしても、めっちゃ小さいねん!サイズ的には大当たり!!

このサイズ感は、完全に一人暮らし世帯を想定されているっぽいのだが、我が家にはこれでいいかなという感じ。ご飯も3合炊けるしね。

ホットクックのサブマシンというよりも、個人的には「玄米が炊けて、お味噌汁保温できればよし」という感じだったので、もともと期待値はめちゃ低い。

まず、玄米を炊いてみた。

そこで分かったのは、圧力鍋って面倒だなということ。ホットクックの場合は、フタをカチッと閉めれば、それだけでよかったのだが、圧力鍋はそうはいかない。しかもシロカの電気圧力鍋は、フタ全体が分離できるタイプなので、その熱々のフタの処理に困る。そしてフタを取るには、

1、圧力弁が下がっていることを確認し、
2、本体後方にあるピンを抜き
3、本体上部にあるレバーを右に回す

というプロセスを辿らねばならず、ちょっと面倒だなと思った。

炊き上がった玄米はちょっと柔らか過ぎて、これからはマシンの性質を見極めて試行錯誤せねば(水分量を調整しないと)、とは思う。だが、簡単に炊けたわ。

フタのオペレーションについては、2~3回繰り返したら慣れて、それほど面倒なものでもないことがわかった。フタも洗って乾かしてから本体にセットすれば邪魔でもないし。

次に作ったのが、アップルフィリング。全く選ぶメニューが微妙な私。リンゴが2個と冷凍パイ生地(日本はこういうパイ生地もそのへんのスーパーで買えていいね!)が冷凍庫にあったので、アップルパイ焼いちゃえ、ということで、リンゴと砂糖とレモン汁投入で加圧、放置、フタを開けてみたら出来上がり!

ではない........

ここからバター入れて煮詰めないといけない。ホットクックさんには煮詰めるモードがあるのだが。

シロカさん(シロカさんは、社名なんだけど.......)の方は、「あたためる」モードがあるので、フタを開けたまま「あたためる」ボタンを押したら、3分だけしか温めてくれない(汗)。結局、この動作を6回も繰り返してしまった。絶対に自分で煮詰めた方が早かったし、そもそも最初からホットクックさんに頼めば良かったのだ。

あくまでもシロカさん(社名)の能力を試すイベントだったのだが、できたフィリングは美味しかったし、冷凍パイ生地に乗せてアップルパイを成形し、ヘルシオオーブンさんに突っ込んで焼いてみたら、めちゃくちゃ美味しかった。

多分、圧力かけなくても美味しかったと思う。まぁとりあえずできた。めでたしめでたし。

次に。

白米とロウカット玄米の炊き込みご飯を作ってみた。今回は水をかなり減らしてみたところ、びっくりするくらいうまく炊けた。もともとホットクックさんの炊飯モードは、炊飯器よりは劣るらしいのだが(私はそれほど気にならなかったけど)、ホットクックさんよりは格段に美味しく炊ける。もともとは、韓国で買った圧力炊飯器(一升炊きと5合炊き)を長く使っていたので、ご飯は圧力鍋で炊くことに違和感がないし、やっぱり圧力かけたほうが美味しい。

もうこれだけで元を取った気になっている。日本の圧力炊飯器って意外と高いから、1万円ならすごくいいよ。

気を良くして、ホットクックさんを完全無視して、シロカさん(社名)に肉じゃがを作っていただくことにする。

が。レシピブックには、

フライパンでお肉を炒めてから鍋に入れると書いてある。

ダメじゃん。

料理は絶対にしないと心に固く誓っておる(違)。いや、さらさら料理する気がないだけだ。それなら炒めたり煮たり勝手にしてくれるホットクックさんでいい、ということになってしまう。

ここでひるむ私ではない。あくまでもマシンにやらせるスタイルである。

炒めたりしないもん!

圧力かけて煮てくれるんでしょ?お肉に熱は行くよね。炒めなくってええやん!

ということで、材料を切って打ち込んで(レシピブックの通りに材料は入れてみたけど、さすがに量がマックス二人前、やな。めちゃ少ないで)、最後にお肉を他の食材の上に広げて配置。

レシピブック通りに調味料を入れようとして固まる私。

これ、量がおかしくない?

この食材量に対して醤油が大さじ3って、まるでクックパッドやん!!(クックパッドのレシピって外国帰りの私にとっては、超絶味が濃過ぎて使えないモノが多々ある。塩分も糖分も多すぎだよね.......。)

ということで、調味料も水の量もアドリブでええわ。もうレシピブックはどうでも良くなって来た。

で、結果は、水分も調味料もかなり減らして正解だったよ。お肉も問題なし。美味しい美味しい。ってか無水調理でよくない?レシピブックではお水入れてるんだけど。

でも煮物などは、炒めたり混ぜたりできるホットクックさんの方が絶対に美味しい。

そして、お味噌汁も作ってみたけど、これは手軽にできて美味しいし、保温も温め直しもボタン一つで簡単。そして何より内鍋が小さいので、洗うのも楽。色々とお手軽で色々とコンパクト。ボタンもシンプル。

ところで。

ホットクックさんは超おしゃべりさんなのだが、シロカさん(社名だって)はびっくりするほど寡黙。なんも言わないし、出来上がりの音も「聞こえんがな」である。しかも調理中に圧力鍋風のシューっといわせるという存在感もなく、キッチンの隅っこで一人黙々とコトをなして黙って保温モードに切り替わる。

調理してたのを忘れる..........orz

ホットクックさんだったら黙ってないけどな。「お前忘れてんじゃねーよ、バーカ」的な何かを呟く。何度も聞いた割にはセリフ覚えてないもんだな。

目の前にないものは忘れる初老の私にとっては、声出してくれた方がありがたい。

でね、もう一つトラップがあるの!

圧力鍋って、出来上がってすぐにフタは開けられない。普通のお鍋なら、シンクに持っていって水道水をぶっかけて強制的に冷やすという技も使えるのだが、電気圧力鍋だから、それはできない。そもそも多分だが、圧力が抜ける時間も調理時間として入っていると思うのよね。だから調理が終わる時間と、食べられるようになる時間の間には10分ほどタイムラグがある。

さらに忘れるフラグだ。

調理中には、それっぽいリアル旗を立てておくとかしないとな...........。Google先生に覚えておいてもらうかな........。なんか二度手間だよね。

一人暮らしの人なら、小さな電気圧力鍋を一つ買うのは良いアイデアだと思うのだけど、二人以上になると、メイン機にはならないかも。メニューを2種類同時に作りたい時には、場所も取らずに十分に機能を発揮してくれる。そして圧力鍋としては、使用に際しての怖さがゼロ。静かにちゃんと火を通してくれる。

ほんっとに静かなので、家電の動作音が気になる方には非常に良い選択肢かも。

コストコメンバーの方は、コストコで買うのがいいよっ。白しかないけど。

今度は米粉で焼けるホームベーカリーが欲しくなってきたわ。作業台のスペースがなくなる......。

って書いてから、実際に買ってしまった。こちらも使いまくり。

こちらもぜひぜひ。


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