【通貨量から見た株価】まだ上昇するのか?ドルや円は本当にジャブジャブ?
こんにちは!「30代から始めるマネートレーニング」のまっしーです。
さて、1月12日に日経平均株価が、2万8164円34銭で引け、30年5カ月ぶりの高値となりました。
ホントに、日本株も米国株も上がってます!
そろそろ「暴落が来る」という意見もありますが、そんな兆しが見えてこない。
日本でも、2020年にデビューした個人投資家が全体の1割を占めるそう。
相場の格言で「もうはまだなり、まだはもうなり」という言葉があって、
皆がもう下がるだろう...と思っている時は、まだ上がる!
まさに今みたいな状況です。
少し前から、日本でもアメリカでも、中央銀行の金融緩和でドルや円を大量発行し、
通貨量が「ジャブジャブ」になり、それが株に流れ、株価が高騰しているという話が一般的です。
株にとどまらず、金やビットコインにも通貨が流れ、高騰していると。
通貨量は、今どれくらい増えているか?今後も株高は続くのか?
調べてみました。
下の図に
①ドルの通貨量(緑の点々)※M2という指標
②ダウ平均(オレンジの折れ線)
③日経平均(青の折れ線)
を並べて表示してみました。
ちょっと小さくなってしまいました...
2008年9月のリーマンショック時にもドル通貨量は少し上昇し、その後ジワジワ少しずつ上昇していますが、
今回のコロナショックでは、短期間で比較にならないくらい、通貨量が急上昇しています。
それだけ、アメリカの対策が早かった!
そして、呼応してダウも日経も株価は急上昇しています!
正直、今の通貨量はハンパじゃないです。
しかも、バイデン大統領はコロナの追加経済対策を発表しており、
総額1.9兆ドル(約200兆円)、国民1人当たり1400ドル(約15万円)の追加給付金や、失業保険の400ドル/週の上乗せなどが行われる予定。
さらに、通貨量が増えて、ジャブジャブになると思われます。
ちなみに、円の通貨量も調べてみました。
日銀では、M3という指標を最も代表的な統計と見なしています。
これは、国や金融機関以外の民間部門が保有する通貨量(通貨保有量)のことで、市中に流通する通貨量を指します。
===============================
M3=現金通貨+預金通貨+準通貨+CD(預金通貨、準通貨、CD
の発行者は、全預金取扱機関)
===============================
円の通貨量もコロナショック後に、急上昇し、2020年11月の時点で、対前年7.6%も増えている。
ただ、ドルの通貨量M2は2020年12月時点で、対前年約25%プラスだった。
皆が去年より25%多くのお金を持っている...そんな感じだろうか。
ドルの刷られ具合は凄い!
追加緩和が行われる限り、更に増え続けるのでしょう。
さて、今後の株価はどうなるのでしょうね?
やはり、アメリカの中央銀行(FRB)が、いつ利上げをして、世の中の通貨量を縮小し始めるのか?
というのが、一番のポイントなのでしょう。
今のところ、FRBは2023年までは利上げをしないという発言をしているので、しばらくは大丈夫そうですが...
ちなみに、リーマンショック後は、2008年12月に0.25%に利下げされ、その後は、2015年12月まで、約7年間も利上げされませんでした。
<米政策金利の推移>
ただ、早ければ2021年後半~2022年には利上げが始まり、株価が下落し始めるという説もあるようです。
しかし、これだけ通貨量が増えて、株価が高騰バブルしているのだから、下落する時は、勢いが半端じゃない気がする。
あと、失業者も増え続けて、実態の経済が悪くなっているのに、極端に通貨量を増やして、株価を押し上げているので、凄く不健全な気がする。
死にそうな人に、劇薬を打って、無理やり元気にしているようなイメージで、副作用が強そう!
半年~1年位は株価は高値キープしそうな気がしますが、下落が始まるときは、すごい下落になるような気がします。
最後までご拝読ありがとうございました。
今と将来を楽しくするために、一緒に頑張りましょう!
<最近セミナーも始めました☆ご興味持って頂けたら、是非遊びに来てください♬>
30代から始める★90分でお金に強くなるマネートレーニング基礎講座
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
https://www.street-academy.com/myclass/97071?conversion_name=direct_message&tracking_code=9387cb7eb05a3cdc6d5cbbf981349af0
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?