制作現場レベルで考える、あなたが本当にWebデザイナーに向いているのか判断する5つのポイント。
Webデザイナーになりたいけど、自分には向いているのかな?
自分でもWebデザイナーになれるのかな?
転職や就職する前に、そんなことを考えて不安になっている人もいると思います。
Webサイトデザインを集めたサイトを眺めていると、本当に自分にこんなデザイン作れるようになるのか、と思うような素晴らしいデザインがたくさんありますよね。
こんなデザイナは生まれ持ってのセンスがある人にしか作れないんじゃないか?そんなことを考えてしまう人もいると思います。
もちろん、デザイナーには生まれ持ったセンスも大切です。
しかし、実際の制作の現場では、センスだけではやっていけません。
むしろ、制作現場を器用にこなすには、センスより個人の性格などの向き不向きが大きいのではないかと思います。
では、どんな人が本当にWebデザイナーに向いているのでしょうか?
実際のWeb制作の現場レベルで考えてみたいと思います。
忖度せずに本当のことを書きますので、自分に自信がなくなっちゃうかも・・と思う方は読まない方が良いかと思います。
常にアイデアやデザインにアンテナを張り続けられる人
「好きなことを仕事に」と言いますが、まさに好きでないと続きません。
あくまでも仕事なので、オフの日もデザインの学習に費やせ、というのは難しいと思います。
でも、実際には頭の片隅に、いつもデザインのアンテナを張っているような人が伸びます。これは確実です。
Webデザインは小手先の器用さも必要ですが、アイデアの引き出しが多い人ほど現場では重宝されます。
常にサイトデザインを見て、自分の目を養うとともに、良い部分は自分のデザインのアイデアとして吸収できる力がある人はデザイナーに向いています。
Web制作の現場でも、デザイナーという肩書をもらって安心してしまう人がかなりたくさんいます。
それまでWebデザイナーを目指して勉強していたのに、仕事になったら急に勉強しなくなって、言われるがままに作業をしてしまうデザイナーがよくいます。たしかに学校や趣味でやるデザインとはスピード感覚や品質なども問われるので、とにかく言われるがままに制作するのに必死なのはよく分かります。
それでも、デザイナーとして成長していきたいと、常にアンテナを張り続けられる人はデザイナーに向いています。
勉強という表現には語弊がありますが、常日頃からデザインの良いところやアイデアを吸収し続けられる人ですね。
肉体的にタフな人
これを聞くと、ブラック企業に勤めること前提かい!とツッコみたくなる人も多いと思います。
ブラックとまではいかなくとも、デザイン制作は、それなりにやらないといけないこともあります。
また、Web制作会社は少人数の会社が多いので、ひとりの作業ウエイトが大きいのです。
たとえば、すぐに風邪をひいて休みがち、という人ではWeb制作の世界で働くのは厳しいのです。言葉を選ばずにいうと、小さなWeb制作会社では使い物にならないと思います。
そういう意味で肉体的にもタフで、責任を持って仕事できる人でないと、Webデザイン業界は厳しいでしょう。
社員数の多い制作会社であれば、それなりに替わりもいるので、やっていけるかもしれません。
ただ、デザイナーとして替えは利く、という存在ってどうなんでしょう。
精神的にタフな人
Webデザイナーというと、センスがあって繊細で、というイメージを持たれる方も多いと思います。
しかし、業務の中ではクライアントに何度も駄目だしされたり、心無い言葉でデザインを批判されることだってあります。
デザインはプログラムなどと異なり、誰でも直感で感想を言えます。
そこがデザインの面白いところでもありますが、誰にでも意見を言えるので、色々な意見の中、修正を何度もしないといけないことも多々あります。
心が折れそうになって、泣きながら修正しているデザイナーの女性を何人か見たこともあります。
それでも最後まで完成させる、クライアントを納得させる。
それが職業デザイナーの仕事です。
ですので、精神的にめげないタフな人でないといけません。
地味でマメな作業もコツコツとできる人
デザイン作業の過程では、細かい地道な作業が発生することもあります。
細かくドットを打ったり、アイコンなどの素材を大量につくらされたり。
実際の制作作業は、出来上がったデザインの華やかさとは裏腹に、結構地味な作業の積み重ねなのです。
そういった意味で、地味な作業でもコツコツと出来る人が、デザイナーに向いています。
複数のことを同時に対応できる、フレキシブルな人
制作現場では、Webデザイナーは複数の案件のデザインを同時に進めることが多いです。
ひとつの案件にかかりっきりで、集中してデザインを練り上げていく、なんていうことは稀です。
現場のデザイナーは、ひとつのデザインが煮詰まったら、別のデザインをしてみる、など頭をフレキシブルに切り替えて作業をしている人も多いです。
ですので、色々なテイストのデザインを、頭を切り替えて対応する能力が必要となります。
また、クライアントからの修正指示や電話、メールへの対応など、デザインしながら対応しないといけないことも多々あります。
*****
いかがでしょうか?
私には無理かも、、なんて思いました?
向き不向きというか、慣れもあります。
最初はできなくても、やっていくうちに慣れていく部分もあります。
適応能力は誰にでもあります。
センスがないと思っている方でも、今回あげたポイントを押さえている方は、今後現場で重宝されるWebデザイナーになれる可能性は高いと思います。
という意味でも、まずはWebデザイン業界に足を踏み入れてみること、これが大切です。
<関連記事>
https://note.com/webwork/n/na50be36533b6
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?