京大模試で偏差値70を出す学習法とは!? ~偏差値55からの軌跡~
こんにちは!フリーライターのとしと申します!
今回は僕が京大模試の英語で偏差値70を取得した経験に基づき、
・京都大学の英語の攻略方法
・高校2年生から受験までの実際の勉強スケジュール
・京都大学志望者におすすめの参考書
についてお話していきたいと思います!
僕が大きく英語の成績を伸ばした勉強法方法についてもお話しするので、京都大学志望者の方、英語力を伸ばしたい方はぜひ最後まで記事を読んでみてください!
京大模試で偏差値70を出すまでの軌跡
英語の勉強方法について話す前に、僕がどのレベルから英語の学習をスタートして、いつ頃英語力が伸びていったのかについて簡単にお話していきます!
ギリギリ進学校の学校内で、上位20%程度の英語力
まず、僕が本格的に英語の対策を始める前の英語力がどのくらいだったかというと、「ギリギリ進学校の学校内の定期テストで280人中30~50位」くらいの英語力でした。
通っていた高校のレベルについてもう少し詳しく話すと、1学年280人の内、東大・京大に毎年それぞれ毎年1~2人が合格し、学年の上位10%くらいの人が旧帝大を目指すくらいのレベルです。
そのレベルの高校で定期テスト上位20%程度に入るくらいの英語力でした。
また、正確には覚えていませんが、進研模試の英語ではたしか偏差値55くらいだったと思います。
これを英語力が高いと捉えるのか、低いと捉えるのかは人それぞれだと思いますが、京都大学を目指すなら、間違いなく英語力は足りていませんでした。
英語学習を本格的に始めた高校2年生
そして、今お話したレベルをスタートラインとして本格的に英語学習を始めたのが高校2年生の春~夏くらいでした。
高校2年生の春くらいまでは学校内の課題をただこなす程度で、自分独自で英語の学習をすることはありませんでした。
この時期に独自で英語の学習を始めたのは、高校1年生の冬~高校2年生の春くらいに京都大学を目指すことを決め、英語力を伸ばす必要があると考えたからです。
学校の課題は難しいものではなかったため、京都大学を目指すなら独自で対策をする必要があると考え、市販の参考書を購入して英語の学習を始めました。
受験直前の京大模試で英語偏差値70越え!
独自で英語の学習を始めた後は順調に英語の成績が伸びていき、高校3年生の春~夏くらいには校外の模試でも英語の偏差値が60を切ることはなかったと思います。
特に長文読解は得意で、高校3年生の夏には京都大学の本試験の長文もある程度読めるくらいにはなっていました。
その後、英作文の対策などに重点を置き、高校3年生の冬の京大模試で偏差値70に達しました。
京大英語を攻略するために行った勉強は?
ここまでお話してきた通り、独自で英語の学習を始めた後は割と順調に英語の成績を伸ばすことができました。
ただ、このように英語力を伸ばせたのは僕がたまたま英語が得意だったからではありません。
そうではなくて、「この学習に力を入れたおかげで長文読解が得意になった」、「この勉強方法を実践したから英作文が得意になった」というものが明確にあります。
実際に英語の成績はゆるやかに一定に伸びていったわけではなく、高校2年生の後期くらいに1度英語全体の成績が一気に伸び、高校3年生の秋くらいに英作文の成績が一気に伸びていきました。
その英語力・英作文力を一気に伸ばした学習、勉強方法について今からお話していきます。
英語の基礎力を劇的に伸ばした英文解釈の学習
まず、英語の全体の成績が一気に伸びた理由が「基礎的な英文解釈の学習に力を入れたこと」です。
僕は京都大学を志望校に決めたあと、受験での英語力を伸ばすためにどうすればいいのか、京都大学の英語を攻略するためにどうすればいいのか、ネットでひたすら調べました。
そして調べていると、京都大学の英語は「長文読解」と「英作文」のみであることが分かりました。
(私が受験していた当時は英文和訳と和文英訳のみでしたが、今では長文読解で選択問題や穴埋め問題も出題されています。)
僕はどこの大学を受けるにしろ、長文読解の力は役立つと思い、まずは英語の基礎にも繋がる英文解釈の学習を始めました。
英文解釈について学習するうえで使用したのは「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」です!
この参考書に出会えたことが僕の英語力を大きく伸ばせた理由となっています。
「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」を選んだのは、京都大学を志望する人におすすめの参考書としてネットで紹介されていたからです。
そして、この参考書を使用してSVOCなどの基本的な英文構成や英文法を、英文解釈に繋げる方法を学びました。
「SVOCや基本的な文法なんて分かってるよ」と思われるかもしれませんし、僕もこの参考書を使用するまではそんな風に考えていたと思います。
ですが、複雑な英文を読解するうえでこのSVOCを意識することや、英文法を英文解釈につなげる意識が本当に大事ですし、それだけでほとんどの大学で出題される英語は読めるようになります。(もちろん基礎的な文法はマスターしている必要があります。)
僕はその意識を「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」で学びました。
実際に「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」を学習し終えた後、模試で時間をかけても英文が読めないということはほぼなくなりました。
また、英文法についての理解も深まり、結果、英語全体の成績が大きく向上しました。
自己流の英作文勉強方法
このように長文読解や英文法などは英文解釈の学習をはじめ、すぐに得意になり、高校3年生になっても長文読解で伸び悩んだり、困ったりすることはありませんでした。
ただ、先ほども話した通り、京都大学の英語では長文読解に加えて、英作文も出題され、かつ配点が高いです。
ですが、英作文に関しては対策しても全く伸びず、簡単な英作文ならそれなりにできるものの、京都大学レベルの英作文になると合格点をとれるような綺麗な英文が書けませんでした。
英文法はもちろん身についていましたし、長文読解を読むうえで必要な英単語も覚えてました。
それでも、いくら英作文の問題集を購入し、問題をいっぱい解いて、先生に添削してもらっても英作文は伸びませんでした。
そこで伸び悩んだ結果、僕が行ったのが「新しい英作文の問題集を購入し、和文を見た後、自分では全く考えずにすぐ答えを見る」ということです。
問題集を購入してからこの方法で1冊全て、1~2日で読み切りました。
和文を見て、答えを見るだけだったので1~2日ですぐに終わり、復習しても1週間もかかりませんでした。
そして、この学習を行ってすぐに英作文の添削をしてもらっていた先生から「英作文すごい上手くなったけど、どうした?」と言われました。
もちろんその後の模試でも、英作文の点数が上がりました。
「本当かよ」って思われるかもしれませんが、本当です。笑
では「なぜ、この方法ですぐに英作文が伸びたのか」、「なんでこの方法で学習しようと思ったのか」、「なぜ普通に問題を解いても英作文が伸びなかったのか」について話します。
まず、そもそもなぜ普通に問題を解いても英作文が伸びなかったのか。
それは簡単にいうと、僕が「英作文の際に、自分が知っている単語や英文法をもとに一から英文を作っていたから」です。
さらにいうと、僕が「頭で考えて解けば解くほど、その考えたものが正しいものでも、間違っているものでも頭に残ってしまうタイプの人だったから」です。
英作文を自分で一から考えて作った結果、汚い英文ができてしまい、かつその自分で考えた汚い英文が頭に残ってしまっていたのです。
なので、他の問題で似たような問題が出題されても、また同じような自分で考えた汚い英文しか出てきませんでした。
これに気づいた僕は「それならどうやって英作文の対策をすればいいのか」ということを考えて、結果、「英作文の問題を考えて解く前に、まずは正しい綺麗な英文例をそのまま、新鮮なまま頭に入れた方がいい」という結論にたどり着きました。
そこですぐに新しい問題集を1冊購入し、和文を見たあと、すぐ答えをみて、綺麗な英文例をなるべく多くそのまま頭に入れるという学習方法を行いました。
そして、その頭に入れた綺麗な英文を少しアレンジし、英文を作るように心がけました。
そうすることで、まぁまぁ綺麗で自然な英文を作ることができ、先生にも褒められるようになりました。
もし、英作文で伸び悩んでいて、僕と同じように「英作文で一から英文を作っていた」という方や「頭で考えて解けば解くほど、その考えたものが頭に残ってしまう」という方がいれば、この勉強方法を試してみてください!
上手くいけば、一気に英作文が伸びる可能性があります。
また、この学習方法を試さないにしろ、英作文に取り組むうえで「正しい綺麗な英文をアレンジして英文を作る」という考え方は覚えておくといいと思います!
英単語やリスニングの勉強はほどほどに
以上、紹介してきたような方法で英文解釈と英作文の対策を行った結果、高校3年生の冬の京大模試で英語偏差値70に達しました。
ただ、もちろん他にも英単語の学習を行ったり、センター試験用にリスニングや発音の学習を行ったりしました。
ですが、僕が大きく英語の成績が伸びたと感じた勉強は今紹介してきた2つの勉強です。
他は特に変わった対策もしておらず、普通に英単語覚えて、英文法の学習して、リスニングの対策を行っていました。
なので、京都大学を志望するなら英文解釈と英作文だけに力を入れていれば問題ないと思います。
ちなみに、京都大学に合格できるレベルの英語力があれば、センター試験の英文は間違いなく読めますし、英単語や英文法もセンター試験用に特別対策する必要はないです。
また、東京大学や医学部などは除き、ほとんどの大学の入試においても長文読解、英作文において困ることはないと思います。
ただ、リスニングと発音に関してはセンター試験や別の大学入試用に別で勉強する必要があるので注意してください。
高校1年生から受験までの実際の勉強スケジュール
続いて、実際の僕の勉強スケジュールについてお話していきます!
先ほどは特に触れなかった英単語や英文法、リスニングの対策やよりレベルの高い英文解釈の勉強などについてもお話ししていくので、ぜひ参考にしてください!
高校1年生
まず、高校1年生の1年間はただ授業を受けて、課題をこなし、定期テスト前にテスト勉強を行っていただけです。
英単語に関しては学校で単語帳が配られ、毎週小テストがあったため、そのテスト用に単語を覚えてました。
あとは高校1年生の冬に京大英語について調べはじめ、2年生からどう学習していこうか計画を立てていたくらいです。
高校2年生前期〜後期
高校2年生になってからは先ほど紹介した「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」と「システム英単語」という英単語帳を購入し、それらを使用して学習していました。
また、高校1年生の時までに習った英文法を学校で配布された参考書をもとに復習しました。
英単語帳に関しては学校で配布されたものと別のものを購入しましたが、正直2冊目を購入する必要はなかったと思います。
1冊を使用して、それを完全に覚えたという自信があり、余裕があるなら2冊目を購入し、確認程度に学習すれば十分です。
「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」の学習は2年生の春~夏までかけて、ゆっくりと読み進めていました。(難しかったわけではなく、単純にさぼってあまり勉強せず、なかなか読み終わらなかっただけです笑)
そして、秋~冬はその復習をたまにしつつ、英単語と英文法を固めていました。
高校3年生前期
高校3年生になってからは長文読解とよりレベルの高い英文解釈の学習、英作文対策を始めました。
長文読解に関しては市販の長文読解用の問題集を購入し、週に何回か長文を読み、問題を解いていました。
長文読解を行っていく中で、英単語の抜け漏れも確認してました。(英単語帳を使用しての英単語の暗記ももちろん別で、引き続き行っていました。)
また、英単語が分からなかったものは別にして、英文解釈が原因で読めなかった英文があれば、チェックし復習してました。
英文解釈に関しては「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」を使用して、より難しい英文も読解できるように対策してました。り難しい英文も読解できるように対策してました。り難しい英文も読解できるように対策してました。
「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」はかなり難しい英文も含まれており、できなかった英文は期間を空けて何度も復習してました。
ちなみに、京都大学を受験するなら「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」のレベルの英文解釈対策は最低限してほしいです。
まずは「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」から英文解釈の学習を始めることをおすすめしますが、最終的には「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」を使用して学習を行うことができるように勉強計画を立ててみてください!
英作文に関しては夏休み入るころくらいまでは、普通に市販の問題集を使用して、問題を解いて、それを先生に添削してもらってました。
ただ、先ほどもお話した通り、それでは英作文力が伸びなかったため、夏に入ってから新しい問題集を購入し、1冊読み切りました。
高校3年生後期
高校3年生の秋に入り、「 英文読解の透視図」を使用して、さらにレベルの高い英文解釈の学習を行いました。
また、過去問も少しずつ解き始めるようになりました。
「 英文読解の透視図」に関しては本試験直前までかけてゆっくりと読み進めましたが、全て完全に身につくほど、読み込んではいませんでした。
正直、「 英文読解の透視図」レベルの英文解釈を完全に身につけなくても、合格点を取れるくらいの読解力はつけることができていたからです。
ただ、より難しいレベルの英文を解釈できるようにすることで、英文解釈の力が落ちてしまわないようにしていました。
あとは10月ごろからセンター試験用に苦手だったリスニングの対策を始め、12月にはセンター試験の対策に完全に切り替えました。
12月末は、なぜか全然正解することができなかった発音・アクセントに力をいれ、問題集を使用して詰め込みました。
長文読解や文法はセンター試験用に対策したことは特にありませんでした。
ただ、京都大学の問題に比べて、センター英語は時間に対して文章量が多いため、時間内に全ての問題を解けるように、過去問を実際の試験と同じ時間で解くということだけはしていました。
センター試験後は今まで使用してきた参考書の総復習をしながら、過去問を解き、先生に回答の添削をしてもらっていました。
また、早稲田大学も受験したため、1~2日程度、早稲田大学の過去問にも取り組みました。
京大志望者におすすめしたい参考書&問題集!
京都大学の受験対策として僕が行ってきた英語学習については以上となります!
最後に京大志望者におすすめの参考書・問題集を紹介します!
僕が実際に使用して、本当に役立ったと思うおすすめの3冊を紹介していきます!
おすすめの参考書・問題集:「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」式」
まず、一番おすすめしたいのが「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」です!
もう何度も話してきましたが、この「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」のおかげで僕は英語が得意になりました。
当たり前のように知っているSVOCや修飾語、その他の文法を長文を読むうえでどれだけ意識できるか、正確に把握できるかという、基礎的だけど本当に大切なことを教えてくれます。
京都大学を受験する、しないに関わらず、受験生なら絶対に読んでほしい1冊です!
おすすめの参考書・問題集:「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」
京都大学を受験するなら「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」も絶対に読んでほしい1冊となります。
「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」で学んだ英文解釈をさらにレベルの高いものにしてくれ、京都大学で出題される難しい英文も読めるくらいの力を身につけさせてくれます。
「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」はたしかにおすすめの参考書ですが、京都大学を受験するなら物足りないため、必ず「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」も使用して、学習してほしいです。
おすすめの参考書・問題集:「京大の英語27ヵ年」
最後に紹介するのは京都大学の過去問をまとめた「京大の英語27ヵ年」です。
京都大学は長文読解のレベルが高く、英作文は他の大学にはない一捻りされた長文の和文が出題され、市販の問題集では京都大学に近い問題を解くことはできません。
(「英文読解入門基本はここだ!―代々木ゼミ方式」や「ポレポレ英文読解プロセス50―代々木ゼミ方式」は問題集というより、参考書です。)
なので、京大対策用に問題を解きたいなら、過去問を使用するのが一番ですし、必ず何年分もの過去問に取り組んでほしいです。
特に英作文は過去問を使用して対策することをおすすめします。
ちなみに、英作文の勉強方法で紹介した「英文例を覚えるための英作文問題集」に関しては、あまりこだわる必要はないです。
僕は本屋さんで直接見てなんとなくいいなと思った英作文問題集を使用しましたが、別にその問題集でなくても良かったと思ってますし、特に何を使用しても変わらないと思います。
強いて言えば、京都大学のように一捻りされた日本語の問題が多数収録されているものを選ぶことをおすすめします。
まとめ〜大事なのは基礎と基礎を応用する力〜
以上、僕が京大模試で偏差値70を出すまでに行った英語対策について話してきました!
最後に英語力を伸ばすために大事なことをお伝えします。
それが「基礎を覚え、基礎を応用できる力を身につけること」です!
当たり前のように聞こえるかもしれませんが、これが本当に大事です。
今回紹介した英文解釈でもそうですが、SVOCや修飾語、その他の英文法などの基礎を英文読解に正しく応用することができるかどうかで、難しい英文が読めるかどうかが決まります。
英作文も同じように基本の英文例を叩き込み、それを英作文の際にアレンジして応用できるかどうかで綺麗な英文が書けるかどうかが決まります。
これができれば、英語が苦手という方でも十分英語力を伸ばすことができます。
また、そもそも「基礎が覚えられない」、「基礎を覚えても応用できない」という方は「なぜ今の方法だと自分は基礎を覚えられないのか、応用する力がつかないのか」、「そもそも応用するために身につけるべき基礎はあっているのか、応用するための考え方は合っているのか」を突き詰めて考えてみてください!
僕が英作文で伸びたとき同じように、自分が伸びない原因を突き詰め、自分に合った勉強方法や考え方を見つけられれば、成績は必ず伸びます。
これは数学や物理、化学などの他の科目でも同じです。
なので、受験勉強をするうえで「基礎を身につけ、それを応用すること」を常に頭におき、そして「どう勉強すれば、自分は伸びるのか」をぜひ考え続けてみてください。
僕が伝えたいことは以上となります!
この記事を読んでくれている方が志望大学に合格することを願っています!
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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