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社内放送局「MIMIGURI ch」で実現したい10の衝動

はじめまして、和泉裕之です。
株式会社MIMIGURIで組織人事をしています。

この記事は、MIMIGURIメンバーが6つのキーワードで連日記事を書いていくMIMIGURI AdvetCalendar2022(7日目)の一環として執筆しています。

この記事のテーマは「衝動」です

はじめに

MIMIGURIは「CULTIVATE the CREATIVITY -創造性の土壌を耕す 」をミッションに掲げ、組織の創造性を耕すべく多角的に事業を展開しています。

詳しく知りたい方はこちらのnoteをご覧ください

多角的な事業を通して社会に価値を生み出していくためには、所属する個人やチーム、そして複数の事業が伸びやかに育っていくための土壌を耕していくことが必要不可欠です。

そのためMIMIGURIでは自社の組織開発にも力を入れており、その一環として社内放送局「MIMIGURI chミミグリチャンネルを実施しています。

詳しく知りたい方はこちらのTwitterモーメントをご覧ください

いま湧いている衝動について話したい

2020年11月からはじめたMIMIGURI chも、今年で丸2年が経ちました。

これまで250回以上の番組をゲストとともに共創し、それらすべてを生配信でお届けしてきました。ときには視聴率が下がったり、施策全体に停滞感を感じた瞬間もありましたが、それでも応援してくれる仲間たちに支えられ、今日まで放送局を続けてくることができました。

有り難いことに今では「MIMIGURI chは、MIMIGURIにとって必要不可欠な存在」と言ってくれるメンバーも増え、社内インフラとして最低限の組織貢献はできている状態かなと思っています。

ですが、僕個人としては「MIMIGURI chの秘めているポテンシャルは、まだまだこんなもんじゃない」と思っており、この社内放送局というプラットホーム上で仕掛けていきたい、叶えていきたい衝動がたくさんあります。

これまでこういうテーマで話す機会があまり多くなかったので、今日は僕の内にある衝動を起点に、これから実現していきたいMIMIGURI chの未来について少し話したいと思います。

社外の皆様はもちろんのこと、いま一緒に働いているMIMIGURIのみんなにもぜひ読んでもらえたら嬉しいです。

たくさんあるのでサクサクいきます😅笑

1. 新たな知識やプロジェクトの創出

MIMIGURI chでは、部門横断で複数名のメンバーを番組ゲストとしてアサインすることが多いです。僕はこれを「業務上では離れているが、近づけてみると予想外の化学反応が起こりうる組み合わせ」を実験できる絶好のチャンスだと捉えています。

「このテーマで話してもらうならAさんとBさんがパッと浮かぶな🤔」という顕在化された組み合わせではなく、「このテーマでAさんとCさんをアサインしたら、いったいどんな触発が生まれるんだろう…!🎁」という潜在価値の大きそうな座組みをもっと具現化していきたいです。

その先に、誰かと誰かの知識が結び合ったり、それがキッカケで新たなプロジェクトやCULTIBASEイベントが生まれたり、欲を出せばそこから新規事業のタネが生まれうる未来だって望んでいます。

2. 組織ファシリテーターの育成機会として活用

MIMIGURIでは、組織が創造性を発揮している状態を表す見取り図としてCreative Cultivation Model(CCM)を、個人・チーム・組織の創造性をボトムアップに循環させていくための方法として組織ファシリテーション論を提唱しています。

詳しく知りたい方はこちらのCULTIBASE記事をご覧ください
組織ファシリテーション論 最新講義:組織の創造性のマネジメントから引用

現在、各番組オーナーを担当してくれているメンバーたちとは番組終了後に毎回リフレクションを実施し、企画段階や本番中のファシリテーションで良かった点とまだ伸び代がある点を丁寧に対話する時間を取っています。

これからのMIMIGURI chは「メンバー同士が相互に触発し合う場」という意味づけに加え、「番組づくりを通して組織ファシリテーションを学んでいける場」という意味づけもより強めていきたいと考えています。

3. MIMIGURI chを採用の応募動機に

MIMIGURIでは毎月多くの採用応募をいただきますが、現状自社メディアであるCULTIBASEや、Co-CEOの安斎・ミナベがパーソナリティを務めるManagement RadioがキッカケとなりMIMIGURIに応募いただくケースが多いです。

「事業だけじゃなく社内の組織開発にも力を入れている会社で働きたく、その中でもMIMIGURI chはとても素敵な施策だと感じたので、MIMIGURIを志望しました」と言ってくださる採用応募者の方が1人でも現れてくれる未来に向け、これからも継続的に精進していきます。

4. キャラクターのメディアミックス展開

MIMIGURI chには、社内メンバーとの共創で生まれた30体のオリジナルキャラクターが存在しています。僕は彼らのことが可愛くてたまりません。

共創プロセスについてはこちらのnoteをご覧ください

早速彼らをプリントした社内用ノベルティグッズをつくりましたが、まだまだ全然足りません😤

この子たちの可愛さや、その背景でMIMIGURIが大切にしている願い(みんなの創造性がより耕されますように)をより多くの方々にお届けするべく、toC向けのグッズ販売や、子ども向けの絵本やアニメ化などにも取り組んでいきたいです💪

5. VR空間での番組収録

MIMIGURIには、CG・VR・Web3を活用したインタラクション探索を行い、MIMIGURI社内での組織開発や案件獲得・技術開発を目指して活動している3D Virtual Labというチームがあります。

僕は彼らの理念に共感しており、MIMIGURI chは現状すべての番組をZOOMで配信していますが、これから先、バーチャル空間でも番組収録・配信を実施していく未来が必ず来ると思っています。

リモート文脈で、ZOOMの次はメタバースの普及が見られる。対面、オンラインでのワークショップに加えて、バーチャル空間でのワークショップ / 組織開発について探索する。特に、全社でのヘッドセット活用のプレ実験および企画を検討する。

今後メタバース空間の需要が高まるにつれて、VR空間設計についても一定可能性がある。CG技術との組み合わせや、リサーチおよび実験を行う中で、MIMIGURIのクリエイティブとして案件化したい領域を探りながら、技術を軸とした組織内での対話のあり方も探索していく。

3D Virtual Labの活動目的より

すでに今年の7月から、彼らと組んで継続的な社内実験を繰り返してきており、この動きは今後も積極的に推進していきたいと考えています。

6. 社内放送局コミュニティの立ち上げ

コロナの影響により、社内ラジオ(テレビ)という呼び方で番組を企画・配信する企業はとても増えました。ですがまだまだ草の根的な活動が多く、他社の良質な実践事例を知れたり、具体的な企画・運営ナレッジを交換できるコミュニティは業界内に育っていないと思っています。

(僕が知らないだけの可能性もあるので、もし知っている方がいればぜひ教えていただきたいです🙏)

社内放送局(ラジオ/テレビ)を一過性のブームで終わらせず、より業界全体を盛り上げていくために、社内放送局の知を企業越境して探究しあえるコミュニティを立ち上げたいです。

もし「うちの会社でもそういう施策やってるから興味ある!」という方がいれば、ぜひお気軽にお声がけください🥰(Twitterの個人DM解放してます

7. 他組織の社内放送局立ち上げ支援

リモート組織で求心力を保とうとするならば、社内放送局は非常に有効な組織開発施策だと僕は考えています。もちろん、1,2回配信しただけでは目に見える成果は望めませんし、本気で継続的に取り組む場合それなりに工数もかかってきます。

ですが、「これを機に部署や部門同士の情報やナレッジ共有を促進し、社内で新たな繋がりや知識、事業のタネなどを継続的に生み出していける組織文化を育んでいきたい…!」という願いがある組織の方は、ぜひ社内放送局の立ち上げに挑戦してみてほしいです🔥

僕らもMIMIGURI chの実践だけではなく、そういった熱意ある方々に伴走させていただく機会をより増やしていきたいと考えています。すでに立ち上げ伴走させて頂ける事例が生まれているので、こちらも興味のある方がいればぜひお気軽にお問合せください😌

8. 社内放送局デザイン論の書籍化

今年の6月に開催された第191回ヒューマンインタフェース学会研究会での発表を皮切りに、社内放送局のデザインナレッジを形式知化することに着手しています。

あくまでMIMIGURI chは50名規模における社内放送局の立ち上げ事例でしかないので、今後は100~1,000名以上の企業における社内放送局の立ち上げ事例も加えて、そのデザインプロセスにおける成功と失敗要因を分析し理論化していきたいと考えています。

リモート環境での組織開発にお悩みの方々にもっと社内放送局の知をお届けするべく、ゆくゆくはそのデザイン論を書籍化することが目標です。(関心のありそうな出版社の方がいれば是非お繋ぎ頂けると嬉しいです🥰)

9. 社内放送局プロデューサーのキャリア開拓

たぶんですが、いま日本の中で社内放送局の企画・運営を専業で担当している組織人事は自分1人なのではないか…?と思っています。

これから僕と同じように社内放送局の立ち上げや運営を担当することになる方々が、「社内放送局の運営に専業担当者をつけるなんてバカらしい、リソースの無駄遣いだ。それに社内放送局のプロデューサーなんてキャリア上何の役にも立たない」と言われないよう、この仕事やキャリアのポテンシャルを最大限に引き出し、もっと世の中に提示していけるよう頑張りたいです。

10. MIMIGURIメンバーの人生に伴走

ここまで色々な衝動を挙げてきましたが、やはり今後も1番大切にしていきたいことは「MIMIGURIメンバー1人1人の人生に寄り添い続けること」です。

MIMIGURIには多様な個性、多様なライフスタイルを持ったメンバーたちがいます。そんな彼ら彼女らの日々の生活や探究に寄り添い、みんなが安心してミッション(CULTIVATE the CREATIVITY)に集中できるよう、このMIMIGURI chを通して貢献し続けていきたいです。

おわりに

ここまで読んでくださり本当にありがとうございました!🙌

今回書かせていただいた「10の衝動」は2022年12月時点のものであり、この先も変わらずに残り続けるとは限りません。

ですが半年や1年先、さらにその先でこの記事を見返したとき「あのときの衝動をnoteに書いたから、あんな未来が訪れたんだな」と思えるよう、これからも引き続き可能性の具現化に向け頑張っていきたいと思います!💪

今後ともよろしくお願いします!

p.s
明日のMIMIGURI AdvetCalendar2022は、Co-CEOミナベさんと2人で株式会社DONGURI(※MIMIGURIの前身)を創業し、今はMIMIGURIクリエイティブの魂を体現している五味利浩さんが担当です!めっちゃ楽しみ!✨


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