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この前の休みのはなし

じーちゃんの法事があった。
親戚が集まっていい時間が過ごせたと思う。
にぎやかなのが好きだったじーちゃんはきっと喜んでると思う。
三回忌?になるのでじーちゃんが死んでからなかなかの年月が経ったことになる。
じーちゃんがもうすぐ亡くなるといった際に家族の中で、ばーちゃん以外立ち会えなかった。
理由は、コロナの影響だ。
じーちゃんは病院に入院していたわけではなく、老人ホームに入っていた。
だから、外部の人間はこういった有事の事態でも簡単には施設に入ることはできなかった。
今になってしまえばあの時施設に入れても良かったじゃないかと言う話が出てくるのかもしれないが、当時のコロナウイルスというワードは強烈なもので隔離せざるを得ない老人ホーム側の気持ちもすごくよくわかる。

なんにせよ、死に目に会えなかったなあという感情だけは法事を経た今でも心になんだかもやっと残っている。

じーちゃんのなくなった当日は仕事をしていた。身内が亡くなるときはどうも実感がわかず、フワフワした気持ちになった。
夜じーちゃんと会ったときに「ああ、亡くなったんやな。お疲れ様でした。」
といった感情がでてきた。

じーちゃんと会えない悲しみは時間が経てば少しずつ落ち着き今では悲しみを乗り越えたような気がする。
こどもの頃には分からなかったじーちゃんの優しさを今度は家族、友人、同僚にも渡せる人間になりたいなあと思った
そんなじーちゃんのために親戚が今年も集まってくれた。
そんなじーちゃんみたいな人間になりたいなとおもった一日。



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