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私の本棚その2(翻訳書)

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英語、フランス語、スウェーデン語など、すでに日本語で翻訳されて出版されているものも、まだ発掘されたばかりで翻訳を待つものもあると思います。お立ち寄りいただいた皆さんにとって、何か…
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2020年12月の記事一覧

note053「ソフィーの世界(上)」/私の本棚(2)から

note053「ソフィーの世界(上)」/私の本棚(2)から

 みなさんこんにちは。「言葉のちから」という名のnoteを書いているmina@ことばの垣根をこえるひと です。このnoteを訪れてくださったご縁に感謝いたします。

 今日ご紹介するのは、「ソフィーの世界」です。最近見た夢のことで知人のヒプノセラピストに相談したら、この本を紹介されました。ヒントになると思うよって。さて、目次から参りましょう。子供に読んで聞かせるような穏やかな文体で哲学を説いた本で

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note037/原文の語順で訳したいのか、情報を伝えたいのか/赤毛のアンを参考に(1)

note037/原文の語順で訳したいのか、情報を伝えたいのか/赤毛のアンを参考に(1)

 みなさんこんにちは。「言葉のちから」というタイトルのnoteを書いているmina@ことばの垣根をこえるひと です。このnoteにお越しくださったご縁に感謝いたします。

 【赤毛のアンをお手本に翻訳を考えてみたら】 さて今日は、いつもより翻訳という言葉に注目して、日本語と外国語のことを取り上げたいと思います。題材は、「赤毛のアン」の冒頭文からもってきました。翻訳者2人の訳文から、日本語と英語の特

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note034/赤毛のアン/私の本棚(2)から

note034/赤毛のアン/私の本棚(2)から

この本は、モンゴメリが執筆し、村岡花子が翻訳した本です。

 表紙裏の説明によれば、カナダのプリンス・エドワード島生まれのモンゴメリは、1歳9ヶ月で母と死別して祖父母に育てられ、教師になった人。30歳で書き始めたこのシリーズが熱狂的な人気を呼んだ人です。ご存知の方も多いと思いますが、この本には村岡花子氏による訳本と松本侑子氏による訳本があるので、両方揃えて訳本を読み比べてみることにします。現在、手

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