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雪の怖さ②

こんばんは。睡蓮です。
前回の続きを書いていこうと思います。
その前にnoteを始めるにあたり自己紹介が抜けていました。
まだみなさんに私がどんな人間なのか伝わっていないかもしれませんね。
それでもスキを押して頂いてる方もいて嬉しいです。
必ず自己紹介書きますのでもう少しだけお待ち頂けると幸いです。

では、前回は私が会社から外にでるまでのお話をしました。
父親を待ち続けて30分、1時間、2時間、3時間は待ちました。
残業で残っている人達も少しずついなくなり会社に残ったのは別の課の一人と私だけ。
待つのに正直疲れてしまい3時間待ちの間に焦らせてはダメだとわかっていましたが父親に「いまどこにいるの?」「あとどれぐらいになりそう?」と連絡をしてしまいました。

ようやく父親が到着した時には雪は10㎝ぐらいまで積もっていて、父親の表情を見ると疲れ果てた様子でした。
この時点で悲劇となるポイントが1つあります。
父親はなるべく早く大渋滞を抜け私を迎えに行くためにナビで渋滞回避ルートを検索し普段の道ではない裏道を通り会社まで来ましたがそれが逆に3時間かかるまでの渋滞に巻き込まれることになったのです。

出発です。車間距離もしっかりとり進みました。帰り道の途中にJR京都線の高架下を通る場所があり坂道になっています。坂道を上るとすぐ丁字路にさしかかります。前の車が右折するためにゆっくり停止しました。その時です。「止まるな!止まるな!」とお父さんが急に声を上げました。私は突然何が起きたのかわかりませんでしたがすぐに異変に気づきました。前の車が停まると共に停止した私達の車が進まなくなったのです。進まないというより進もうとするとタイヤが滑って進まない。下がることはできても下がった分、進まなくなり後ろの車に徐々に近づいてしまう状況になりました。人生で初めてタイヤが滑る(スリップ)を経験しました。

前に進もうと少し焦る父親に反して後ろに下がり続ける車。立ち往生した私達の車を次々と抜かしていく車達。余計に私達を焦らせるようにしんしんと降る雪。心配そうにみる通行人。

思いもよらぬ状況で怖くて仕方がありませんでした。ですがなるべくしてなったのです。
数分上ることに挑戦をしましたが進まず諦めていた頃、追い越す車の中にスタットレスタイヤを装着したハイエースが坂道で上らなくなっていました。ですがすぐ後ろにいたバイクのおじさんと助手席や後部座席に乗っていた人が降りてきて車を押すと何とか上ることができていたのです。スタットレスタイヤでも上らないのか・・・とは思っていましたがもしかしたら私達も同じようにすれば上れるかもしれない!と思い、父親に私が後ろから押そうか?と提案しましたが妊婦なので危ないとすぐに却下されました。確かに妊婦の体で車を押し力が入ったりするのは絶対NGですし、転んだりするのもNGです。悩んでいた時に後ろの車からお爺さんが降りてきてさっきより進みましたか?と声をかけてきました。実は後ろの車も私達と同じように上れなくなっていたのです。お爺さんなので車を押してもらうのは難しいだろうなと思いましたが、お爺さんの方から「あともう少しであなた達は上れそうなので押しますよ」と言って下さり、私も一緒に押すことになりました。
いざ押してみるとやはり力が入るので軽く押したところ、突然車が一瞬下がったので私も後ろに滑るように押されました。その瞬間、無意識にぐっと力が入りお腹に負担がかかったような感じがしました。「やば!」ととっさに声をだして離そうとしたところ車が前に進み坂道を上りきることができたのです。

無事に家に到着したのは22時前でした。
あの坂を1時間程度で上りきれたことはよかったですが、危ない出来事に父親も私も落ち着きがなくなかなか眠ることができませんでした。

今回のことを振り返ってみて学んだことは、
・雪が降れば必ずスタットレスタイヤを履く
・渋滞に巻き込まれたても慣れた道を通る
・雪道に慣れてない人は車を無理に運転しない
・車を押す際は運転手と声をかけ合う
・車を押す際は車の端から押し、車が下がってきても逃げれるようにする
・妊婦はどんな状況でも無理をしない、周りの人に手伝ってもらう

もしあの時、大きな事故になっていれば自分はよくてもお腹の子のことを考えると今でも自分がした危険な行動に震えます。お腹の子に何度もごめんとありがとうを伝えました。この経験を活かし雪が降る時は安全な行動をしたいです。読んで下さった方々にもいつ自分の身に災害が起きるのかわからないことをお伝えできていればと思います。

またまた長文で書き終わるのに時間がかかってしまいました。
次回は短めで・・・

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