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海外移住先検討②幸福度やジェンダーギャップランキングから移住先を気合を入れて検討してみた

 厚労省委託事業の無料キャリアカウンセリングを3回受けた。そこで紹介してもらったライフラインチャートをやってみた。

 結果、私があがる瞬間と下がる瞬間がはっきりした。

私があがる瞬間
・人権意識の高い人と関わっているとき
・趣味友、相性の良い人と日常的に関われるとき
・美しい景色・街並み・雑貨へのアクセスがよいとき
・海外で過ごしているとき
・自分の心が望む方向に進んでいるとき
・気になる学問(人権・哲学・歴史・チームビルディング・料理・ファッション等)や技術を学んでいるとき
・思考を促す、常識を壊す授業をつくっているとき
・講座受講者が自発的に学ぶ仕組みを作れたとき
・チームでイベントの企画運営の指揮をとっていたとき
・打てば響く人を育成しているとき

私がさがる瞬間
・相性の良い人と日常的に関われないとき
・人権意識が低い人や依存心が強い人と家庭、職場、プライベートで関わらざるを得ないとき(家族・同僚・友人)
・人権意識が低いシステム・組織・国の下で生活している
・行動や服装などの制限があるとき
・自分の進みたい方向を妨げられるとき
・女性役割、娘役割、妻役割、新人役割を強要されるとき


 私が大事にしていることの一つが「人権」なので、今回は以下のランキングも参考にして、行きたい国、移住を考えている国の特徴を把握する
・幸福度ランキング
・ジェンダーギャップランキング
・GDPランキング
・報道の自由度ランキング
・男女の賃金格差
…などなど


まずベースとなる、長年暮らしてきた日本をみていく

◆日本


幸福度:47位
子どもの幸福度(精神):20位
子どもの幸福度(身体):1位
子どもの幸福度(スキル):27位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:7.5人
ジェンダーギャップ:125位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):123位
ジェンダーギャップ(教育水準):47位
ジェンダーギャップ(政治的権限):138位
男女の賃金格差:OECD平均<日本
女性の家事労働:男性の5.5倍程度(日本)
一人当たりGDP:31位
GDP:3位
報道自由度:68位
気候:関東は夏は熱帯、冬は普通に寒い。夏の暑さと湿気が殺人レベル。
日照時間:1811h(東京)

最高気温はもっと上がってて死にそう。6月湿度80%以上超不快。5月75%はあまり気にならない。
日照時間は年間通して7時~9時間あるからそこはいいよね。

年金:今の会社に雇われたまま生活するなら今まで通りNISA等で資産形成をしていく
感想:NGポイントは、同調圧力、男女格差、隠ぺい体質、村社会、非合理的、夏の湿気と暑さかな。これが無ければ最高の国になるのにな。


次は、20歳くらいで1年間住んで、ハッピーに暮らせたNZを見てみる。


◆NZ


幸福度:10位
子どもの幸福度(精神):35位
子どもの幸福度(身体):33位
子どもの幸福度(スキル):23位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:14.9人
ジェンダーギャップ:4位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):42位
ジェンダーギャップ(教育水準):1位
ジェンダーギャップ(政治的権限):3位
男女の賃金格差:NZ<OECD平均
女性の家事労働:男性の2倍程度(OECD平均・スペイン・NZ)
一人当たりGDP:23位
GDP:51位
報道自由度:13位
年金:社会保障協定無
気候:日本と似たような四季あり、日本が夏ならNZは冬、日差しに気を付ければ過ごしやすい
日照時間:2773h(ウェリントン)

過ごしやすすぎるな…。冬8月の湿度80%はちょっと不快だろうけど、そんくらいだよね。
冬6,7月でも日照時間6h弱あるし

感想:全体の幸福度は上位、子どもの幸福度は低く、自殺率が異常に高い。どこに闇があるんだ?学校でのいじめが多いって記事もみたけどそれか?子どもが命を絶つ決断をしがちだけど大人は幸せって、このねじれがすごいな。気候は文句なしに住みやすい。子育てのない人達、大人が過ごすにはいい国だろうな。


次は、行先候補のカナダを見てみる

◇カナダ


幸福度:13位
子どもの幸福度(精神):30位
子どもの幸福度(身体):30位
子どもの幸福度(スキル):18位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:9人
ジェンダーギャップ:30位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):36位
ジェンダーギャップ(教育水準):1位
ジェンダーギャップ(政治的権限):33位
男女の賃金格差:OECD平均<カナダ<日本
女性の家事労働:男性の1.5倍程度(カナダ)
男性から女性への暴力:日本<カナダ
一人当たりGDP:18位
GDP:9位
報道自由度:15位
年金:社会保障協定有
気候:BC州南西部にあるバンクーバーやビクトリアは、一年を通じて温暖で過ごしやすく、平均気温は夏15~23℃、冬0~13℃です。夏でも朝晩は涼しく、日中は気温が上がりますが、空気が乾燥しているため、じめじめすることもありません。冬は雪があまり降りませんが、11~3月は雨期が続きます。
日照時間:2499h(バンクーバー)

東京より寒い感じか。夏過ごしやすいな。10月~3月まで雨多いし湿度高いのか…
11月~1月の日照時間4時間前後ってのがどんなもんかなぁ…

感想:冬の日照時間を確認してOKなら、全体的なバランスが良い国だと思う。大学編入して2年通えば3年間の就労ビザがもらえるから、そのまま働いてれば永住権狙えるし、道が整っているんだよな。あとは、IELTSを5.5→6.5に死に物狂いですればいける。5.5でもいいよって大学あったからそこでいいかなって思うけど、結局6.5くらいないとお話にならないんだろうなって思う。男性から女性への暴力が、日本よりも多いってのが気になる…。カナダ人カップル間で多いのか、移民カップル間で多いのか、どっちもか?
コロナおこもり生活で世界的にDVが増えたはずだけど、寒い国の場合深刻度が増すのか…?


次はもう一つの移住先候補、ポルトガルを見てみる

◇ポルトガル


幸福度:56位
子どもの幸福度(精神):17位
子どもの幸福度(身体):26位
子どもの幸福度(スキル):20位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:2.1人
ジェンダーギャップ:32位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):34位
ジェンダーギャップ(教育水準):76位
ジェンダーギャップ(政治的権限):38位
男女の賃金格差:OECD平均<ポルトガル<日本
一人当たりGDP:45位
GDP:50位
年金:社会保障協定無
報道自由度:9位
気候:
日照時間:3045h(リスボン)

夏は暑いな。エアコンは無いと思っておいた方がよさそうだな。
スペインと同じで干ばつ水不足か。日照時間は言うことなし。
湿度は12月1月が80%超えるけど、残りの10か月はカラッとしてるのか。

感想:自殺者は少ないのに幸福度が低めなのが気になる。家族の連帯が強い(=居場所とセーフティネットがあり、家族の連帯による息苦しさがあるとか?)×GDPの低さによるものか?また、ジェンダーギャップ(教育水準)が低いのも気になる。ポルトガルの女性は結婚したら家庭に入るという記事を見たことがあるが、その辺保守的すぎると根本的な価値観が合わないからちょっとしんどいな。夏の水不足がどれくらいなのか、夏のエアコン事情を確かめないと。社会保障協定を結んでいないので、長期で住んでポルトガルで永住権を狙うなら、ポルトガルと日本とどちらの社会保障制度に加入するか、日本での支払いをストップして、国民年金だけ支払うというスタイルにするかかな?この辺はもう少し調べないとわからん。ポルトガルも個人事業主ビザみたいなのあるから、ポルトガル住んで永住権狙うってのもありなんだよね。


旅行をしたフランス、一応


フランス


幸福度:21位
子どもの幸福度(精神):7位
子どもの幸福度(身体):18位
子どもの幸福度(スキル):5位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:3.4人
ジェンダーギャップ:40位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):51位
ジェンダーギャップ(教育水準):1位
ジェンダーギャップ(政治的権限):39位
男女の賃金格差:フランス<OECD平均
女性の家事労働:男性の1.7倍程度(フランス)
男性から女性への暴力:フランス<日本
一人当たりGDP:25位
GDP:7位
報道自由度:24位
年金:社会保障協定有
気候:
日照時間:1750h(パリ)

夏は暑いよな。エアコン事情考えると住むのは無理だな。
降水量は年間を通してあるのか。農業が盛んなわけだ。
11月~2月が湿度不快だな。11月~1月の日照時間は本当にこんなに少ないのかな…?

感想:超危険と言われるパリ北駅から比較的安全と言われる地区への1時間の移動中に、私が駅でお金をだまし取られ、道行く男性が突然女性に詰め寄り怒鳴り攻撃していた姿をみて、宿に向かうまでの間の路上でホームレスの方が寝ている姿を見た。翌日、蚤の市でよいグラスを見つけて、現金が欲しくてATMを探したら、ATMのすぐ脇にホームレスの方がずっと座っていたので、別の離れた銀行で高い手数料を払って現金をおろした。移動のめとるで女性が男性から急に怒鳴られているのを見た。私が行ったときは、なんか殺伐としていて、住むのはちょっとないなーって思ってる。街並みも蚤の市も大好き。エアコン無いのはむり。物価高い。私にとっては短期で観光する国かな。


人権意識高い合理的な国の代表格、オランダ…


オランダ


幸福度:5位
子どもの幸福度(精神):1位
子どもの幸福度(身体):9位
子どもの幸福度(スキル):3位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:4.8人
ジェンダーギャップ:28位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):77位
ジェンダーギャップ(教育水準):1位
ジェンダーギャップ(政治的権限):21位
男女の賃金格差:OECD平均<オランダ<日本
女性の家事労働:男性の1.5倍程度(オランダ)
一人当たりGDP:11位
GDP:17位
報道自由度:6位
年金:社会保障協定有
気候:
日照時間:2347h(アムステルダム)

夏はもっと暑いはず。エアコンは導入が進んでいるみたいだけど、
オランダ在住の知り合いはエアコン無くて熱中症になってたな…。
年間通して降雨量がある。10月~2月が湿度が高いな…。気温は涼しめでいいね。

感想:オランダはトップランナー。合理的な国。幸福度、人権意識文句ない。ただ、物価が高すぎて、コスパの良さを求める私にはあまり響かない。オランダで個人事業主ビザで生活している日本人たちの「高単価で稼がなきゃ」って雰囲気があまり好きじゃなかった。あとは、街の雰囲気が、なんか好みじゃない。個人事業主ビザですごくお金を気にして頑張るのはうーんって感じ。


ポルトガルの試住のついでに寄りたい国スペインも調べてみた


スペイン


幸福度:32位
子どもの幸福度(精神):6位
子どもの幸福度(身体):23位
子どもの幸福度(スキル):4位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:2.6人
ジェンダーギャップ:18位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):48位
ジェンダーギャップ(教育水準):39位
ジェンダーギャップ(政治的権限):18位
男女の賃金格差:スペイン<OECD平均
女性の家事労働:男性の2倍程度(OECD平均・スペイン・NZ)
一人当たりGDP:39位
GDP:15位
報道自由度:36位
年金:社会保障協定有
気候:
日照時間:2679h(マドリード)

スペインは四季があって夏暑いのか。東京と似てるな。エアコンついてんのかな?→3割らしい
湿度低いから過ごしやすそう。雨少ないけど水不足とかは大丈夫なのかな?→やっぱり干ばつだ…

感想:スペインは意外とバランスが良い国だと思った。女性の家事労働時間が男性の2倍っていうのも気になる…。夏の暑さ、水不足、エアコン事情は確かめないとわからないな。


NZ留学して、「きっとオーストラリアもこんなかんじだよな」って思ったオーストラリア


オーストラリア


幸福度:12位
子どもの幸福度(精神):32位
子どもの幸福度(身体):28位
子どもの幸福度(スキル):19位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:9.7人
ジェンダーギャップ:47位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):38位
ジェンダーギャップ(教育水準):78位
ジェンダーギャップ(政治的権限):29位
男女の賃金格差:オーストラリア<OECD平均
男性から女性への暴力:オーストラリア<日本
一人当たりGDP:10位
GDP:13位
報道自由度:27位
年金:社会保障協定有
気候:
日照時間:2497h(シドニー)

夏暑いね。基本的にあったかい国だね。雨結構降っているけど、水不足なのかな…。
日照時間は素晴らしいね。

感想:オーストラリアもバランスが良い国。この、自殺の多さなんなんだろう…


高校生の頃からの合理的な社会保障システム、パートナーシップ制度がある憧れの国、スウェーデン


スウェーデン


幸福度:6位
子どもの幸福度(精神):10位
子どもの幸福度(身体):5位
子どもの幸福度(スキル):14位
15~19歳若者10万人あたりの自殺率:7.3人
ジェンダーギャップ:5位
ジェンダーギャップ(経済参画と機会):15位
ジェンダーギャップ(教育水準):1位
ジェンダーギャップ(政治的権限):11位
男女の賃金格差:スウェーデン<OECD平均
女性の家事労働:男性の1.3倍程度(スウェーデン)
一人当たりGDP:14位
GDP:25位
報道自由度:4位
年金:社会保障協定無
気候:
日照時間:1100~1900h(ストックホルム)

日照時間、友達にきいたらこんな少なくないって言ってたね。
冬の平均気温がマイナスってのはちょっと厳しいな。10月~2月まで湿度が高いのか。

感想:スウェーデンは流石。バランスのよいトップランナー。日照時間と寒さがOKで、物流が微妙でもいいと言う人には最高かも。ストックホルムの繁華街の高級デパートの雰囲気が、ちょっと昭和感漂うっていうか、西友感を感じるっていうか、そんな感じ。洋服好きな人には物足りないと思う。物価がやっぱりすごく高くて、現地で生活している友人も、「物価の上昇を意識したら食料品買えなくなるから考えないようにしている」って言ってた。そして、意外なことに社会保障協定がないから、スウェーデンに若いころから本格移住してスウェーデンだけで社会保障費を払うか、安全策をとるなら日本とスウェーデンどちらにもおさめるかか?この辺は調べないと。


今のところ言えるのは、
私は日本も好き。
ごはんがおいしくてコスパがよいところ。
自然、東京、地方都市の個性。
母語でコミュニケーションがとれるってやっぱり大きい。

職場が軍隊で思考停止している人たちの巣窟、住む場所が決められてしまうというところを変化させたいんだよね。あとは、人間に関わることに疲れているから、人との距離感がある程度保てる仕事にしたい。

「ここに居なければならない」は日本でも海外でもしんどい。移住するほどの覚悟は私にはないな。日本と他数拠点を行き来する、「地元で生活できる、地方都市で生活できる、海外の好きな国で生活できる」に変化させたい。

専門学校の修学旅行でイギリス、フランス、イタリアを巡った時、私はあの建物、街並みの美しさに衝撃を受けて、頭から離れなかった。日本の建売住宅を見ると、残念な気持ちになるようになった。京都や大分の竹田のような街並みは美しいと思う。でも、ワクワクするのはヨーロッパの街並みなんだよな。

NZは、周りの人々からグッドバイブスを浴びまくってすごくよかった。ポジティブ、受け入れる姿勢が日本と全然違っていた。ただ、東京に慣れていた私の物欲は満足できなかったのと、やっぱり街並み。イギリスの街並みを若干チープにした感じが、どうしても「ちがう!ここじゃない!ざんねん!」って思ってた。もう一度行きたいかと言うと、そうでもない。NZは「もうわかった。次はカナダかな。」って20歳の時に思ったまま。

スウェーデンは、高校の授業で社会システムを学んだ時からあこがれていた。いずれスウェーデンに住むとずっと思っていた。行ってみたら、人々の価値観、教育、システムの秀逸さに脱帽。「そりゃ政治を信頼するし税金もおさめるわ。賢いなぁ」って思った。ただ、私の物欲は満たされないのと、暗さと寒さと街の寂しい雰囲気がどうしても気になって、一生そこで暮らすイメージがもてなかった。また、年金のシステムが日本と連携していないため、若いうちからの移住なら全然ありだけど、40代からの移住は現実的ではないと思った。ノマドとして、短期間の滞在ならすごく行きたい国。

オランダは「子どもが世界一幸せな国」ということで、教育関係の知り合いが何人か移住をしていた。私は多分街並みの美しさへのこだわりがかなり強くて、オランダの街並みは好みではなかった。だから、合理的で幸せでと、私の価値観にどれだけフィットしていても、なんか「ちがうなー」って思ってしまう…。まぁ、オランダに住んで、EUまわるのも全然ありだけど、物価の高さがしんどいなって思う。気合入れてお金稼がないといけないから、疲れちゃいそう。

フランスは、20代の頃パートナーシップの研究をしていた時に、PACSという制度が合理的でいいなと思っていた。当時の私の憧れの国。これまで十分誰かと折り合いながら生きてきたので、今の私は自分が最大限充実することを優先したいと考えているから、パートナーシップへの興味が薄れている。やっぱり、気持ちや欲って消費期限があるから、やりたいって時にやらないとなぁ。街並み、雑貨などはやはり美しすぎて素晴らしくて夢中になってしまった。移民政策で苦労しているのか、街中に暴力が溢れていて、現地の人も危ない地区には行かないようにしていると言っていた。私にとってのフランスは、時々美しい物を愛でに行く国。



私はやっぱり旅暮らしがしたい。

休職してから人とのかかわりがぐっと減って、基本的にひとりで生きている。誰とも話さない日の方が多い。煮詰まったら近くの田んぼまでお散歩に出かけて、整えて帰ってくる。

私の人生の中で、こんなことなかったな。ひとりはさみしいかとおもったけど、私は心穏やかで、充実している。今はリアルで会おうと思えば会える選択肢があるけど、ノマドになるとそこが難しくなる。オンラインだったらいつでも会えるし、飛行機で帰ってくればリアルで会えるし、ノマドの孤独には耐えられそうな気がする。

ひとりでいろんな国で生活したい。その国の食べ物を食べて、朝市に行って、人々と交流して。

それが可能な収入と仕事に切り替える。

そのために、これからすることを検討する。



↓ 以下は参考にした資料とその説明(太字)、また私が資料をどう解釈したか(資料下の小さい字)が書かれているので、興味がある人は見てみてください。


幸福度ランキング2023

「世界幸福度ランキング」とは、世界幸福度調査(World Happiness Report)の結果に基づき、国連の持続可能開発ソリューションネットワーク(SDSN)が発表するランキング。対象者は各国のおよそ1000人、生活評価(生活に関する幸福度の評価)を0~10までの11段階で行ってもらう。さらに、過去3年間の生活評価の平均をもとにランキングが決定。2023年の世界幸福度ランキングは、2020年から2022年の3年間が対象。つまり2023年の世界幸福度ランキングは、新型コロナウイルスのパンデミックや、ロシアのウクライナ侵攻、さらに世界各国のインフレなどによる生活の変化など、激動の3年間が対象となったランキング。

オランダ5位、スウェーデン6位、NZ10位、オーストラリア11位、カナダ13位、フランス21位


スペイン32位、イタリア33位、日本47位か


ポルトガル56位か…
日本より低いな。経済低迷×コロナ初期にだいぶダメージを受けたからか?
ただ、コロナのダメージならスペインもだいぶ大きそうに見えたけどな…



子どもの幸福度

精神的幸福度
精神的幸福とは、単に精神的不調がないことのみをいうのではなく、より広い意味のポジティブな精神の働きも意味する。総合順位では、そのどちらの側面も考慮してランク付けを行った。
ポジティブな精神の働きには、幸福感、生活に対する満足度、充足感などの感情を含めた様々な要素が含まれる。 ー中略ー 英国の研究によれば、生活満足度が平均以上の子どもに比べ、生活満足度が低い子どもは、家庭内不和を報告する割合が8倍、意見を表明できないと報告する割合が6倍、いじめられている割合が5倍、学校に行きたくないと感じる割合が2倍以上であることがわかっている。また、「支えてくれる人がいる」と答えた割合は、幸福度の自己評価が低い子どもの場合は64%しかなく、その他の子どもの93%とは大きな開きがある。さらに、「自宅で安心感が得られない」と回答した割合も、幸福度も低い子どもは24%であるのに対し、その他の子どもでは約1%のみであった。子どもの精神的不調に関し、国際比較できる信頼性の高いデータは存在しない。そこで入手可能な最善の指標として、過去の「レポートカード」同様、15~19歳の若者の自殺率を採用したが、残念ながら、殆どの国で2015年までのデータしか入手できなかった。


自殺率
対象年齢層10万人当たりの自殺者数が10人を超える国はリトアニア、ニュージーランド、エストニアで、最も低い国はギリシャ、ポルトガル、イスラエルだった。

自殺率は地中海沿岸の国々が低いなぁ。ギリシャの秘訣はなんだ?

ポルトガル・イタリア・スペインは家族のセーフティーネットがしっかりしているのかな
私は日本やばいって感覚だから、日本に近い数値のスウェーデン、日本より多いカナダ、オーストラリア、ニュージーランドはないな…
子どもの幸福度は、スウェーデン10位・カナダ30位・オーストラリア32位・ニュージーランド35位。スウェーデンは子どもの幸福度高めなのに、子どもの自殺が多いのはなんでだ?日照時間の少なさによる鬱か?ニュージーランドの自殺の多さはいじめか?


身体的健康
ここでは、過去の「レポートカード」にも採用された2つの指標、子どもの死亡率と過体重(肥満を含む)の割合を分析した。 ー中略ー 子どもの死亡率は、国によって大きな開きがあり、最も低い6か国に比べ、メキシコは約4倍の水準にある。対象41か国においては、子どもの死亡率は国民所得や格差との関連性が最も高い指標である。より豊かな国のうち、米国は1人当たりの国民所得が同レベルの国よりも子どもの死亡率が突出して高くなっている。身体的健康の2つ目の指標は、過体重と肥満である。過体重はボディマス指数(BMI)25以上、肥満はBMI30以上と定義されている。肥満場医学的にも心理学的にも重大な問題となっている。肥満は、糖尿病、心臓血管疾患、高血圧、がん、胆のう疾患や、寿命を縮める要因となる。また、社会生活への参加を制限し、自尊心を低下させるなど、社会的にも情緒的にも負担となる。過体重・肥満率は近年、高所得国で大幅に上昇している。例えば、米国では2~19歳の肥満率が過去15年で3分の1以上上昇している。また世界的な状況も厳しい。世界全体の肥満である5~19歳の子どもと若者の数は2020年時点の1億5800万人から、2030年には2億5400万人に増加すると予想されている。近年の肥満の増加は、生活様式の変化に加え、略奪的な商習慣を含む。食料生産や広告が十分に規制されていないことが関わっていると考えられ、政府による対応の余地がある。死亡率の指標とは異なり、本報告書の対象国では過体重・肥満率と国民所得の間に明確な関連性は認められない。ただし、一定の地理的パターンはあるようで、過体重・肥満率が低い傾向にある国がほぼ欧州の北半分と東アジアに集中する一方、過体重・肥満率が高い国は、地中海周辺、米州、オセアニアに集中している。

5~14歳の子ども1000人当たりの死亡率(2018年)

死亡率の許容範囲はMAX1.0までだなぁ

メキシコも行ってみたい国だけど、医療がヤバそうだから移住とかは私はいやだな。短期から中期滞在がいいかも。

スペインは日本よりも低いこと、日本とイタリアが同じっていうの、意外。

スウェーデン・オランダに移住した友達たちは、とにかく医療へのアクセスの難易度が高くて時間がかかるから、重篤な状況の場合、日本なら助かるけどここは無理なこともあると思うって言っていた。スウェーデン・オランダは短期・中期はありだけど、移住は怖いな。

過体重または肥満である5~19歳の子どもと若者の割合(2016年)

日本すごいなぁ。
この数字は「やせがよい」という価値観の過度なすりこみ×給食×低脂質な和食によるものかな。
地中海沿岸の国々、アメリカやオセアニアの国々は肥満多いな…
私がNZに行ったとき、10キロ近く太って帰ってきたけど、ホストが作るごはん、パンと肉の量が日本の倍以上だった記憶がある。マフィンとかも日本のものよりひとまわりでかいし。

過体重が社会問題になっている国なら、出張和食教室需要あるかな…



生活満足度の差に対する体型イメージの寄与率

オランダとスウェーデンは子どもの肥満率が25%と低めだが体型イメージが生活満足度に大きな影響を与えている…、その人の脳を愛でる価値観ではなく、その人の外見が重視される価値観を内面化している人が多いということだろうか…。だったらやだな…。

スペイン(34%)・ギリシャ(37%)・カナダ(32%)は子どもの肥満率が実際高いので、生活満足度への影響は、もちろん外見を重視するというのもあるだろうが、肥満による行動制限や病気への恐れというのもある気がする…

フランス(30%)、イタリア(37%)は子どもの肥満率が高いが、体型イメージが生活満足度に与える影響が低い。外見より内面重視ということなんだろうか…



読解力および数学的リテラシーが基礎的習熟レベルに達している15歳の子どもの割合

上位は国民全体の底上げを試みていて一定の効果をあげている国
スウェーデンは学問向きの脳をしている子はどこまでも伸ばす国
というイメージかな



自殺率2021





ジェンダーギャップランキング2023


ジェンダーギャップ(経済参画と機会)


ジェンダーギャップ(教育水準)


ジェンダー不平等指数2021

この統計だと、ジェンダー不平等が測り切れないよな…。性の自己決定権があるかないかは、妊産婦死亡率と15~19歳女性の出生数だけで測れるわけないだろ。予期せぬ妊娠率、堕胎率も入れたら、日本は22位におさまっていられるわけがないとおもうが…


国民1人当たりのGDP2023


GDPランキング2023


報道自由度ランキング


男女間賃金格差OECD

OECD平均より男女の賃金格差が小さい:
イタリア、ギリシャ、スウェーデン、スペイン、NZ、オーストラリア、EU、フランス
OECD平均より男女の賃金格差が大きいが日本よりは小さい:
ポルトガル、オランダ、カナダ


女性に対する暴力OECD

メキシコ、香港、インド、韓国やべー
カナダは日本より多いのか…、移民間が多いのか、地元民で多いのか…
日本より少ないのは、オーストラリア、イタリア、フランスか…


男女別に見た生活時間OECD

日本、韓国は時間の使い方に差別がはびこりすぎ
イタリア、スペイン、NZも性別役割分業の内面化あるよな…
マシなのはカナダ、フィンランド、フランス、ドイツ、オランダ、ノルウェーとスウェーデンか?
OECD全体自体が微妙。女性の無償労働時間が有償労働時間より多い…


年金
カナダ、オランダ、オーストラリア、スペインとは社会保障協定があるから、現地で支払えば日本に支払ったことになる。
NZ、ポルトガル、スウェーデンとは社会保障協定がないから、ダブルで払う感じか、完全移住でそちらで支払うかか?むむむぅ。
この辺がまだよくわからんな。


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