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詩◆コンビニタウン

記憶の景色と重なる場所
行けども行けども見つからない

日が暮れるまで遊んだ公園
朽ち果て 誰もいない
安息の地だった林
鉄筋の山へと 変わり果てて

町はコンビニ化していく
大切な思い出 壊して
町はコンビニ化していく
人々が求める様に……

何もなかった筈のこの町に
沢山のもの 溢れてる
だけど
増えた分だけ 失っていくんだね
失った分だけ 人々が
幸せになれるのだろうか?


2000年2月24日 PM11∶05UP