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ばあちゃんのこと #y-01
ノートのはじめから、
こんな内容であれだけど、
生きてたら、まぁ色々あるよね。ってことで。
私の今を、私の書きたいように、書けるように。
ばあちゃんは、
認知症で、その根っこに鬱がいて。
たぶん、いつも心細くて、切ない。
ばあちゃんの心に、幸せはもうないと思う。
綺麗な人でね。
素直で、チャーミングで、少女のような人なの。
そんなばあちゃんのなかで、システムバグが起こってね。
自分のそばにある、自分から一番近いところにあるものから順番に、ばあちゃんは遠ざけていった。
じいちゃん、ばあちゃんの息子のじじ、ばば、孫の私たち兄弟、ひ孫の私の娘たち。
ばあちゃんのなかに頑丈な、めちゃくちゃな、硬い、揺るがない塊があって、
それが、ばあちゃんの心も硬くして、私たちを遠ざけて、ばあちゃんを悲しくした。
私は、それを、システムバグと思うしかなくて。
どうしようもない、誰も悪くないシステムバグだと、そう思わないと、
誰かがあのときあぁしていれば、とか、自分を責めると思うから、
これは私の中で、システムバグにしたの。
ばあちゃんの思考回路や喜怒哀楽は、
システムバグで。故障で。
どうしようもなくて、仕方のないこと。
ばあちゃんを思うたびに、
息ができなくなったり、泣いたりもしたけど、
私ができることは、
私たちは、ばあちゃんが大切です。大事です。愛しています。ということを、ただ思い続けることで、
そのうえで、今のそれぞれの暮らしと家族を大切に生きるということ。
それしかできないし、それが今のすべて。
大きな愛を持った人だったから、思うことで、大きな愛を返そう。
そして、ただ、ちゃんと生きよう。と、いう結論。
私が誰かということも言わないまま、
どっぷりディープな私の今を。
仕方ないね、
これが今の私さ。
楽しい話は、楽しいときに書くからね。
ユキ
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