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野菜の個性≒自分の個性

植物でも動物でも、育てている人の色が滲み出てくるものだなあと思う。

ペットは飼い主に似るとよく聞くけれど、その言葉通りペットでなくともパートナー(主人)に似るものだと。

とりわけ最近では、野菜にそれを感じている。

几帳面で律儀な人の畑は、お野菜があちこち飛び出ることなく、自分のテリトリー内で伸びてバランスよく実をつける。(様に見える)

奔放で元気が取り柄の様な人の畑では、形は何であれとにかく大きく多く、(やや偏りはあるものの)文字通り元気いっぱい育っている。(様に見える)

かくいう自分の菜園はどうなのかというと、雑草を伸ばし過ぎてしまうこともあるし、刈っている最中に新しく芽が伸びていることに気がつくことも少なくない。
毎朝朝食前に一通り見ているはずなのに、日中手入れしている最中に実をつけていることに気がつくこともある。

こんな感じで、かなりマイペースにやっているからか、野菜もかなりマイペースなようで。
友人やご近所さん達は続々と同じ品種のものが、収穫しすぎるくらいできているのに、我が家のものは数日に1本がやっととれ始められるくらいなことが往々にしてある。
人の遅れをとりながら生きてきた自負はあるけれど、野菜も花たちもそれに似ている様な気が、しないでもない。笑

かといって焦るわけでもなく困っているわけでもないのだけれど、ただ野菜も生き物だと思わされるのと、生き物を世話することはおのずと自分自身が表現されていくものだと、つくづく考えさせられているこの頃なのでした。

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