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人生100年時代は3つ資本(健康投資とお金とコミュニティ)が要になる

最近テレビやYoutubeのニュースで、定年後もコンビニや飲食店などいろんな場所で働き続けるシニア世代が増えています。

ニュースの中で登場するシニアがよく言う言葉は

「年金だけでは到底無理!ずっと働かないといけない。」
といった意見が多いです。

私が一番びっくりしたのが薬剤師の資格を持ちながらそば屋で働く70過ぎのおばあさん。

資格=安定なのになぜ?と聞くと
「70過ぎで薬を扱ってもらうのはリスクがある言われた。薬局の求人に応募してもずっと不採用。
ようやく見つけてたのが今のそば屋。資格があれば安泰だと思っていた。」

どこでも働けるような資格を持っていればいいという常識は、年齢を重ねると年齢を理由に働きたくても働かせもらえないことが多いです。

もちろん中には生きがいや、仕事が好きで働いている働くシニアもいます。

私なりですが、これからの未来に向けて必要なことってこれかなと思ったことを書いてみました。


①若いうちから健康投資をする

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時間やお金をかけていつまでも健康で病気に負けない体づくりをする。

日本の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳と長生き。
しかしこれは亡くなる寿命で、健康で日常生活を問題なくできる健康寿命は
男性72.68歳、女性75.38歳。それぞれ約9年、約12年の差があります。
※参考:厚生労働省「e-ヘルスネット 平均寿命と健康寿命」

10年近く病気で動けない、働けない可能性があるため、
いつまでも健康で過ごすために、健康でい続けるための投資が必要不可欠です。

先日私の父が健康診断を受けた際、肺腺癌が見つかり手術をすることになりました。
幸い、ステージ1の初期で手術などの治療で治ることがわかりましたが、
がんになって仕事を辞めると、次の仕事が見つかりにくいため、がんでも働く時代になっていると聞かされました。

また、がんの手術は歯やほかの臓器が健康かをチェックし、健康な体でないとできない場合もあります。
がんに限らず、万が一病気になっても、できるだけ健康でいれば回復も早くなりますが、不健康な状態だと回復も鈍くなります。

できるだけ健康な状態で過ごし、病気という危機に備えておくことが大切です。

父の話を聞いてからは私も気を付けないと思い、
野菜や青汁、サプリを摂ったり、3~4か月に1回ファスティングをしたり、健康に費やす時間やお金を作りました。

どうせなら元気できれいな100歳ばあちゃんのままぽっくり天国にいけるような健康体でいたいですね。

②お金の仕組み・収入のしくみを知る



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2つ目はお金の仕組みと収入のしくみを知ること

先ほどの薬剤師の資格を持つおばあさんのように、資格や安定した仕事だからと言って年齢を重ねてから働けるとは限りません。

どんなに仕事のキャリアや資格を持っていたとしても、自分が働きに出ないと収入が発生しない仕事は、年齢の壁があります。

同じキャリア・資格でも30代と60代を採用するなら、やはり前者になります。

また働き方の違い、収入のしくみを知っておくのも大切です。

労働しないと収入が入らない収入(フロー収入)だけでなく、
自分がその場にいなくても収入(ストック収入)を作ることが大事です。 

じゃあ投資をしよう!と思う人もいると思います。

投資と聞くと株や不動産がありますが、
それだけで生活するためには元本、リスクを取って損しても余裕がある金銭状態でないといけません。

私が金融会社の営業をしていた時は、400万円から投資をし1800万円儲けた方もいますが、
その間に損するタイミングも多く、1800万円になるまで更に追加で何百万円もお金をかけていました。

また投資信託で儲けた人の話を聞いたときは、安定するまでに700~800万円ぐらいかかったと聞きました。

投資だけで生きるためには、
そこに行きつくまでの金銭的余裕、値動きの判断力、大金を動かし慣れていることが大切です。

少額から始めたり、投資自体の勉強をしたり、どれが一番稼げるかを見つけていくこともいいですが

そもそもなぜ給料日前はお金がないのか?
給料が上がっても余裕がないと感じる理由はなぜか?

その疑問に向き合って、知識を広げることで社会の変化に左右されず自分成長するチャンスになるかもしれません。

もうかるしくみや流行にとらわれず、
収入やお金の仕組みを知り、知識をつけることは
世の中で生きるための武器です。

ちなみに私が生きるための武器になったと思った本は
ロバートキヨサキの「キャッシュフロークワドラント
木暮 太一著の「僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか



どちらも読んだときは衝撃的で、こんな生き方をしたくないと思いました。
同時に、受身で過ごさずもっと学ぼう、行動しようと思いました。

③コミュニティ・社会的資本を手に入れること


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最後はコミュニティや社会資本を手に入れること。

社会の中で仕事や会社関係なくつながり信頼できる場所をつくることが大切です。

介護士の頃のエピソードですが、
京都の高級住宅街に住む着物メーカーの元社長を介護していました。
足腰がかなり悪く、ずっと寝室でテレビをつけながら寝ており、大きな豪邸にたった一人だけで寝たきり生活。
1日3回訪問に来る介護士と、夕方に別の家に住んでいる奥さんが介護に来る程度で人の行き来は交流が全くありませんでした。

現役時代の写真を拝見させてもらったとき、
会社の宴会や様々な経営者と部下に囲まれた写真でしたが、隠居されてからはほとんど一人ぼっちでした。

学生時代は友人と仲が良くよく遊んでいたとしても、
仕事や結婚、子育てで疎遠になり、以前よりも会うことが減ることもあります。
会社勤めでも、定年退職後は社会とのつながりが一気に減った方も多くいます。

一方で、私の周りの人や地元の茗荷村の人たちは、仕事や地位関係なく信頼できる仲間に囲まれながら生活をしている人がたくさんいます。

私の周りにいる大阪の会社を経営者も、人のつながりをすごく大事にする方で
・〇〇さんと一緒に仕事がしたいから、経営を学んでいます。
・マルシェをやると決めた時、周りにいる仲間がボランティアで無償で朝から深夜まで働き、応援してくれる。
・仕事で忙しいときに、私がみますよ、と言ってくれる仲間がいる

ととても人に恵まれて充実されています。

また地元の茗荷村のおじいちゃんは、代表を引退していますが村のグループホームで共同生活をしています。

畑の仕事をしていつも作務衣を着ており、とっても贅沢とは言えない、質素な村生活をしていますが

村の人と飲んだり、飲んでいると村の子どもが来て「じいちゃん乾杯!」と寄ってきたり、
酔いつぶれたときは「じいちゃん迎えに来たよ。帰ろう」と村の人が迎えにきたり、
誕生日の度に村の人や遠方からのお祝い品に囲まれて、とても幸せそうな日々を過ごしています。

都会と田舎で、そういった姿を見させてもらったので、
自分の地位や仕事関係なく信頼を置ける場所があるって宝物だなと思います。

仕事のために会社関係の人々と仲を深めることは悪いことではありませんが、
相手は地位や会社というバックグラウンドで付き合いをしているかもしれません。

そういったもの関係なく自分の場所がとっても不可欠な気がします。

自分の居場所、地位関係なくいられる場所を作る方法はたくさんあります。

例えば、飲み屋やバーに入ってみたり、趣味をやる、ボランティアに参加する。
社会人サークルや地域のお便りにある習い事やイベントに参加するのも手です。

人と出会ったら、まずは仲良くなることが第一歩です。

それでも難しいという方は、いつもの通勤ルートを変えるだけでもいいです。
行く道を変えるだけで街中で新しいお店や場所を発見できます。

滋賀から大阪に来たときは一人でしたが、
友達を作ろうと思い、飲み屋やバー、イベントに参加し、友達も増えました。
その中で仕事や未来を語り合いあえるような友達に出会い、
一緒に日本酒の飲み会を開いたり、村の卵を使ったお料理会を開きました。

自分の地位に関係なく、社会の中で「あなたと一緒にいたい」とお互いに思いあえる場所を作ることが、満ちあふれた日々が送れるきっかけを作ってもらえたらと思います。

まとめ・今からできる小さな努力の積み重ね

これからの100年時代元気にそして幸せでいるための私なりの考えを書いてみました。

私にとって老後の世界は、未来はまだ遠いように思いましたが、
30代になり、周りの結婚や病気、家族や老いを考えることが増え、
金銭的にもメンタル的にも余裕のある生活ができるようにもっと備えようと思うようになりました。

今この若いうちから、健康、お金や収入の知識、コミュニティをつくること
3つの資本をつかみ取るため、になにか変わるきっかけになればと思います。



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