「大切にしている教え」書いてみる②
これ☟に登場した先生の話しをもう一つ。
私は前置きが長いので先に先生の言葉を・・・
絵は描けと言われて描くもんじゃない。溢れ出るもの。
言われた瞬間、ドキッと、ハッと、した。
進路指導の話しから数年、先生が定年退職していたのは知っていた。
ある日、幼馴染から「先生の個展見に行こうぜ~」と誘われ
個展?え、先生美術が専門だったの!?と驚いた。
そう、先生は社会と美術を受け持っていて、風貌から社会が本職?で
美術は欠員か何かで仕方なくやっているんだと思っていた。
思い返すと「あーしろ、こーしろ」などと言われた記憶はない。
それより「ここが良い、色合いが良い、上手い下手はない」とかなんとか…
肯定の言葉が多かった気がする。ちょっと得意気取りになってたもん。
そしてそして、授業中のご本人はというと…
生徒が課題に取り掛かっている姿をデッサンしていて
暇つぶしか?自由なおっさんだなーと思っていた。
そういえば、図書室に展示してたこともあったなー。
チラ出ししてたんだな。
先生の作品の多くはいろんな国の街角のスケッチや水彩画。
油絵の大作もいくつもあった。
サインの横に日付も入っていて、教師時代も描き続けていた。
私たちを受け持っていた時期の作品もあった。
画家としての活動がライフワークなんだなーとなんだか感動した。
冒頭の「絵は言われて描くもんじゃない。溢れ出るもの。」
いやいや、私らには描かせてたじゃんw
と、幼馴染ときっちり突っ込み、ひと笑いしました。