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臨床心理士の私が中小零細企業とどうやって顧問契約を結んでいったのか?⑫ イケてる会社の見分け方<中>


社長と心理検査の関係

イケてる会社では社長の心理検査の取り扱いに特徴があります。自分の検査をしているのではありません。社員の採用のときの心理検査です。(ちなみに私は某新聞社に入るとき、内田クレペリン検査を受けました)

イケてる会社の社長☞「あ、中條先生、採用の時の心理検査、これ分析して解説してくれませんか?」

イケてない会社の社長☞「あ、いつものルーチン心理検査ね!それもういいからさ、俺が決めるから採用は(☞こうして労働問題勃発(笑))」

イケてる会社の社長は「自分は採用のプロではない。だから、いろんな人の力を借りよう。心理検査なら臨床心理士に任せて意見を聞こう」になります。

しかし、イケてない会社はせっかくお金をかけて買っている心理検査を無駄にしているし、「人は間違えるものだ」という前提を忘れ、「社長の経験と勘」というよくわからない根拠で採用し、後処理に大騒ぎになる、ということになります。

トップが多様な人の力を引き出せるなら、会社がイケているのはごく自然な流れかな、と思います。

イケている会社の見分け方は、社長の心理検査への姿勢でもかなりわかるものです。

(つづく)

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