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女カイリキー日記「冗談を言うためだけに文章を書いている」

女カイリキーとしての日記を付けはじめて4日目の夜。カイリキーとしての自覚が芽生えてきた。カイリキーとしての誇りも。初めは認めたくなかった自分の性格的属性も、良さを見出したり、「自分はこうである」と理解し納得する作業を繰り返すことで、徐々に受け入れることが出来るのだなあ。みつを

「日記」と名付けたものを書くときはいつも筆がスイスイ進む。結局日記が一番書きやすいのだ。「エッセイ」だと主軸となるテーマや物語に深みを与える決定的な出来事が必要だし、「コラム」だとテーマに対する持論や結論が必要だけど、日記は毎日の出来事や考えた事などひっくるめて「その日の自分」を記録すれば良いのだからシンプルだ。

私がそもそもなぜ文章を書くのか、よくよく考えればすべては冗談が言いたいからで、冗談が言えればなんでもいい。エッセイやコラムは冗談をいうのに高度な技術が必要な表現手法であり、私はまだその域に達していないのかもしれない。文章で冗談を言うのは本当に難しくて、表情が見せられない分、読み手の冗談解像度にすべてを委ねるしかないという不確かさがある。冗談というのは「ここが冗談ですよ」と解説した瞬間から笑いが失われ冗談ではなくなるので、解説するわけにもいかない。私は真顔でとぼけるのが好きなので、あまり分かりやすくしたくないという願望もある。変な考え事とかも出来れば考えっぱなしのボケっぱなしにしておいて、「え、なにその思考w」と読者に突っ込んでもらう余白を残しておくのがちょうどよい。つまり結論がないのが一番面白いと思うので、コラムなんかは書こうと思えば書けるけど、根本的には全然向いていないんだと思う。それに私から皆さんに提案できる考え方の結論なんて結局ないんですよね。ブッダでもないのにいいの?って思っちゃう。一介の人間としてただただ考えっぱなしでありたい。思考のプロセスを見せたい。その方が面白いから。

冗談を言うためだけに文章を書く。良いではありませんか。たぶん求める層は少ないしメジャー昇格も無理だろうけど、私はそもそも飲み会では隅の方でおしぼりを畳んでいるタイプのリアルすみっコぐらし人間だ。間違っても席のど真ん中でみんなに囲まれるタイプではないし、もしそうなったとしてどう振る舞えばよいかもわからない。そもそもメジャーを目指そうとしたこと自体が自分を見誤っていたのかもしれない。内気なカイリキー。それが本当の私。内気さもカイリキーさも受け入れていきたいものである。



HAPPY LUCKY LOVE SMILE PEACE DREAM !! (アンミカさんが寝る前に唱えている言葉)💞