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【ACLベトナム取材メモ】#1 暑い戦いが始まる

 みなさん、こんにちは。サッカージャーナリストの舩木渉です。

 いま、僕はこの原稿をベトナム・ホーチミンの宿泊先で書いています。

 普段から継続して取材している横浜F・マリノスがAFCチャンピオンズリーグ(ACL=アジアのクラブNo.1を決める大会)をホーチミンで戦うため、グループステージの6試合を見届けにきました。

 マリノスの試合に関連する原稿は主に…

フットボールチャンネル(ショートコラムやコラムなど)と

と、ザ・ヨコハマ・エクスプレス(選手コメント中心)

でお読みいただける予定です。今後、提供先が増えた場合は僕のツイッターで準備おしらせします。

 ただ、今回はACLのグループステージ取材。マリノスだけでなく、同じグループのホアン・アイン・ザライ(HAGL)やシドニーFC、全北現代モータースの試合も見られます。

 もちろん約3週間の滞在でベトナム取材中のこぼれ話もたくさん出てくると思います。なので、今回の取材中は【ACLベトナム取材メモ】としてnoteでも継続して発信していこうと考えています。継続することが何より苦手な僕なので、いつまで続くかわかりませんが(笑)

 全北現代にはキム・ジンス選手やキム・ボギョン選手、邦本宜裕選手、シドニーFCには成立学園高校出身のコナー・オトゥール選手、HAGLにも元水戸ホーリーホックのグエン・コン・フォン選手が在籍しています。

 対戦相手にこれだけたくさん日本にゆかりのある選手がいるので、彼らの言葉をnoteも活用してお届けできればと思います。

ベトナム到着までの流れ

 さて、これで終わりだと初回にしてはつまらないので、僕のベトナム到着までの流れをざっと振り返っておきます。

 ACL取材に行くことを決断したのが4月9日の土曜日でした。そこから急いで航空券やビザなどの手配をし、4月14日(出発前日)の夕方には必要書類が全て手元に揃いました。

 ベトナム渡航に必要な情報の詳細はこちらをご覧ください。

 僕が用意した書類は…

 そして、4月15日の朝8時55分に成田空港を出発するベトジェット VJ823便でホーチミンへ。出国手続きに遅れないよう前日深夜から成田空港第2ターミナルに泊まって備えていた甲斐もあり、遅延で有名なベトジェット が無事ほぼ時刻通りに飛び立つことができました(?)

 出発から約7時間でホーチミンのタン・ソン・ニャット空港に着陸。エアバスA321の座席モニターなし7時間は結構キツかったです。

 機外へ出て、イミグレーションの列に並び始めたのがベトナム時間の13時55分頃(日本時間15時55分頃)で、入国審査を通過して預けていた手荷物を受け取るまで約1時間かかりました。

 入国審査よりも、その前段階にある「オンライン医療申告」のQRコードや情報を確認するまでに時間を要しました。ブースの数と係員の手際の問題だと思われます。

 ちなみに、この「オンライン医療申告」は、ベトナム入国24時間以内にネット上で答えるアンケートのようなもので、終了後に出力されるQRコードのスクリーンショットが非常に大事です。

やり方の説明はこちら

https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100109974.pdf

https://www.vn.emb-japan.go.jp/files/100109974.pdf

ベトナム入国後の流れ

 入国審査は特に何も問われずサクッと突破。荷物を受け取り、税関(X線検査必須)を突破して外に出ると、すぐ左にSIMカードの販売ブースがあります。

写真左奥が到着口で、出てすぐのブースがSIMカードを販売している

 ここでは各社のプリペイドSIMカードを販売していて、その場でプランの比較もできます。SIMロック解除済みもしくはSIMフリーのスマートフォンをお持ちの方はここでカードを買うといいかと思いますので、参考に料金表を載せておきます。

見づらくてすみません!

 店員さんによれば、この中でも左の「VIETTEL」が国内で最もポピュラーなキャリアだそうです。僕はその言葉を信じ、30万ドン(約1700円、180ドン=1円で計算)でVIETTELのプランを契約しました。

 契約といっても、お金を払ったらIDチェックもなく手持ちのスマートフォンにSIMカードを挿してくれて、即開通。あまりにあっさりベトナムの電波とお友だちになれました。

 注意点としては、自分の滞在期間をしっかりと伝えることでしょうか。各プランの有効期間が値段表に書いていないので、店員さんにしっかり確認したほうがいいと思います(僕は買った後に思い出しました)。

 SIMカードを買って外に出ると、モワッとした東南アジアの空気と独特の甘い香りに「久しぶり!」と心の中でご挨拶。手もとのApple Watchを見たら、気温は34度となっていました。

数多の出迎えと数多の客引きが入り乱れるカオスはいかにも東南アジア

 外に出て左へ向かうと、タクシー乗り場があります。事前の調べによれば、「ビナサン(VINASUN)」「マイリン(MAI LINH)」の2社が安心とのことでした。前者は「白」、後者は「緑」の車体が目印です。

 タクシーでホーチミンの街中へ向かい、中心地の1区周辺までは約30分(道路の混み具合により変化します)。バイクの量がとてつもなく多いのも、まさに東南アジア。帰ってきたぜ、東南アジア。

ホーチミン市1区の高島屋前にて撮影

 街中でマスクをしていない人はほとんど見かけない(屋台でご飯を食べている人々を除く)ですし、セブンイレブンやファミリーマート、ミニストップといった日本ブランドのコンビニも充実しています。

 マクドナルドも、すき家も、牛角も、しゃぶしゃぶ温野菜も、ロイスチョコレートもありました。

北の国から

 でも、「POKKA」のブランドと「緑茶」の漢字を信じて買った飲み物がめちゃくちゃ甘くて騙されました。

 そんなこんなで1日目が終了。まだまだ開拓したいところがたくさんあるので、これからの約3週間が非常に楽しみです。

 そして、今日からはいよいよ“暑い”戦いがスタートします。気温こそ前日ほどではないものの、夕方にスコールが降れば湿度はさらに上がるでしょう。ただでさえ蒸し暑いので、さらに蒸してピッチもぐちゃぐちゃになれば、マリノスとて難しい戦いを強いられることになります。

 ACLグループステージ初戦のHAGL戦は、4月16日(土)の20時(日本時間)キックオフです。日本からはDAZNで、スタジアムでは思い切り声を出して、全力応援よろしくお願いします!

 それでは、僕はこれから抗原検査を受けにいってきます。初戦の2日前に規則が変わり、試合会場へ入るメディアには72時間以内の新型コロナ陰性証明提示が義務づけられました。

 これぞAFCな洗礼を受けられるのも、アジアの醍醐味ですよね……。

DAZNの詳細はこちら

ACLグループステージ現地観戦者向けの情報はこちら

出国手続き前にサポーターの方からいただきました。ありがとうございます!