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逆転突破でACL決勝へ! 植中朝日がファン・サポーターに共闘呼びかけ「マリノスファミリー全員でまた歴史を変えるチャンス」【無料記事】

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植中朝日がACL公式記者会見に登場

 横浜F・マリノスは4月24日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦で蔚山現代FCと対戦する。

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 決勝進出をかけた一戦に向け、同23日には公式記者会見が行われた。マリノスからは選手を代表して植中朝日が出席し、意気込みを語った。

(撮影:舩木渉)

「第1戦で負けてしまいましたけど、自分たちのサッカーが通用するとわかりました。この1週間ハードな練習を積んできて、みんないいコンディションを保てていると思います。明日の試合はとにかく、いつも監督が言っている『楽しむ』こと(を意識して)、その中で絶対に勝利して決勝に進めるように頑張っていきたいと思います」

 アウェイでは蔚山現代に先勝を許したが、スコアは0-1。たったの1点差ならば、ホームに帰って迎える第2戦で逆転できる可能性は十分にある。アタッキングフットボールを掲げるマリノスの真価が問われる試合になるはずだ。

 第1戦に4-3-3の中盤シャドー(インサイドハーフ)として先発出場していた植中は、蔚山現代の強固なディフェンスを攻略すべくイメージを膨らませている。アウェイゲームではなかなかチャンスシーンに絡むことができなかったが、その反省を踏まえて「(自分のプレーが)ゴールに直結しなければいけない」と考えているようだ。

(撮影:舩木渉)

「いつもより積極的にシュートを打ったり、2列目から飛び出したりしていきたいです。簡単にボールを受けて散らすだけじゃなくて、多少強引に、自分がターンして目の前の相手を1人剥がすことによって数的優位も作れると思うので、自分が出たらそういったプレーをいつも以上に増やしていけたらと思います」

 中盤でディフェンスラインからの縦パスを引き出し、相手に囲まれながらでもキープできるのは植中の強み。しかし、それだけではゴールに迫れない。ボールを前進させつつ、自分もゴール前に入っていく。さらには独力で相手ディフェンスを振り切り、シュートまで持ち込む。これまで以上にプレーの意識をゴールに向け、リスクを冒してでもフィニッシュの回数を増やさなければ、蔚山現代を上回ることはできない。

マリノスファミリーが団結してピッチに勇気を

 選手たちが勇気を持って相手ゴールに向かっていくためには、ファン・サポーターの力も重要になる。横浜国際総合競技場(日産スタジアム)に集まった観客の声援でトリコロールの戦士たちの背中を押し、会場の雰囲気でも蔚山現代を圧倒したい。相手が萎縮するようなムードを作り出すには、スタンドをマリノスファミリーで埋め尽くしたいところだ。

 しかし、クラブ関係者によれば4月23日の午前中時点でチケットの総発券枚数は1万5000枚を下回っているという。平日開催で、試合時間に雨が降ることも予想されるが、1人でも多くのファン・サポーターにスタンドから後押ししてもらいたい。

(撮影:舩木渉)

「難しい状況になった時にいつもファン・サポーターの方々に助けてもらっていると感じています」とファン・サポーターに感謝を述べた植中は、記者会見でマリノスファミリーに共闘を呼びかけた。

「明日もファン・サポーター、選手、マリノスに関わるファミリー全員でまた歴史を変えるチャンスだと思っているので、少しでも多くの方に足を運んで、サポートしていただければなと思っています」

 マリノスがクラブ史上初のACL決勝進出を目指して挑む蔚山現代との準決勝第2戦は、横浜国際総合競技場で4月24日の19時キックオフ予定となっている。行くぞ。アジアの頂点へ。

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