【美容師3つのチカラ】接客=おもてなし。技術力=聴くチカラ。感性=情報。
美容師の仕事に関する考え方のブログ。
ボク自身が美容師の仕事に思うこと。
美容師を構成する3つのチカラ。
接客、技術、感性（センス）
この3つの水準が高ければ高いほど、お客様からの支持は大きくなり、変えのきかないオンリーワンの存在になる。
【結論から】
接客は「おもてなし」
ありきたりだが、ここが重要。
ただし、接客を丁寧にすることではない。それはサービス提供者としてあたりまえである。
「おもてなし」はもっと別のところにある。
技術力は「聴くチカラ」
技術の習熟度や練度を示しやすいが、全く別物のである。
ここの理解が低いと、独りよがりの押し付け美容師になってしまう。
感性（センス）＝情報量
持って生まれたものと勘違いしやすいが、センスのいい人は大量のインプットをしている。
どうしても、感覚的に捉えやすいが大きな間違いだ。
【前提として】
接客、技術力、感性。
この3つは美容師にとって重要な要素であることは間違いない。
この3つのスコアーが高いと、料金や場所にとらわれることのない存在になる。
サービス提供者が来店の理由になる、ファンに囲まれた美容師になる。
駅前好立地や、エリアで一番安い料金の低価格の値引き合戦に参加しなくてすむ。
美容師はこの3つで区別化を図るべきである。
【接客＝おもてなし】
接客は丁寧かつ距離感を大事に。
このような接客の手法はたくさんある。
だけども、そこはサービス提供者としては当たり前の仕事。
接客こそおもてなしである。
特に、このおもてなしをどのようにデザインするかがとっても重要。
なんとなくふわっとした感覚で「おもてなし」を描いているようでは、お客様から支持を得られない。
「おもてなし」とは『料金に入らない付加価値」のこと。
いかに料金の中に含まれない「心遣い」をお客様に伝えるかがポイントになります。
サービスの中に「料金にならない付加価値」を入り込ませ、お客様に感じてもらうことを『意図して』組み込む。
なんとなくできたではなく、明確に「やっている」こと。
美容師の仕事の中で、料金に入っているのは
カウンセリング、カット、シャンプー、スタイリング、ドリンク提供など。
このサービスの中には含まれない「心遣い」を感じ取っていただくこと。
前回の内容を覚えている。
何度も来店されているのなら、繰り返し来店してきたことによる先回りの心遣いをすること。
ドリンク提供をしているのなら、「いつものブラックコーヒー」。「前回のお話からの流れ」。
年末など予約が集中するなら、来店サイクルの早い人（VIP客）から優先して次回予約をとる。
このような料金はかからないが、相手に心遣いを伝えることのできるサービスを、自ら行動することが大事。
なんとなくではなく、輪郭を描けるほど計算して提供することが『接客＝おもてなし』です。
【技術力】
技術力は聴くチカラ。
美容師同士は技術力の高低差をマウントを取るように語りますが、ボクは常に否定的です。
美容師の技術力を決定するのは、お客様。
その日の技術の回答を持っているのはお客様と言うことです。
お客様の求めていることに対して技術をするわけです。
それが達成できているかはお客様が決める。
美容師が美容師にマウントを取るような技術は本質的ではなく、本質的な技術力はそのお客様の理想を叶えたか。ここが技術力です。
簡単に言うと「答え」はお客様が持っている。ということです。
その回答を導き出すために、お客様に「聴く」ことです。
つまりお客様の理想を聴き出し、それを実現することが技術力であり、決してガイド通りにカットできるや、他の美容師達よりも技術の知識があることではありません。
【感性＝情報】
美容師の重要な3つのチカラの最後。「感性」（センス）です。
これは持って生まれたものも確かに存在しますが、今回は後天的な部分での話。
感性＝情報である。
自分の感性（センス）を裏付けるものは「情報」です。
さまざまな情報をインプットしたものから、徐々に醸成していく。
大量のインプットから作られる良質のアウトプットが「感性」（センス）になります。
持って生まれたものは感性と言うよりは「感覚」に近いもので、その感覚に情報を足していったものが「感性」（センス）になります。
ここで言いたいことは、先天的な理由だけだはない！と言うこと。
感覚が良くて「周りからセンスいい！」と言われても、インプットを続けなければ、磨かれません、
逆に「私ってセンスないから…」と言っていても、大量のインプットを続ければ感性を磨き上げることができます。
【まとめると】
接客は「おもてなし」
ありきたりだが、ここが重要。
お金にならないところをいかにデザインするかがポイント。
あなたをお待ちしておりました。この心意気を感じさせることがおもてなし。
感覚的にやるのではなくて、きちんとデザインされていることが重要です。
技術力は「聴くチカラ」
技術の習熟度や練度を示しやすいが、全く別物のである。
ここの理解が低いと、独りよがりの押し付け美容師になってしまう。
技術力の高さはお客様が決めること。
それはお客様が答えを持っているから。
その回答を導き出すために、お客様から聴き出す力がとっても大事。
感性（センス）＝情報量
持って生まれたものと勘違いしやすいが、センスのいい人になるには大量のインプットが必要。
どうしても、感覚的に捉えやすいが大きな間違いだ。
生まれ持ったセンスは「感覚」であり、感性は後天的に磨かれる。
諦めず、奢らずにインプットを続けた人の勝ちです。
みんなの日常のヒントになれば。
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大変なときは、ボクに連絡してください☆
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店長→スーパーバイザー→取締役
→現在は美容師の支援
池田わたる
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