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【新家族主義ver.3.0】個の自由は担保しつつ、コミュニティのリソースを活かす

最近の考えをまとめておこうと思い、今回は以下のような内容で書いてみます。
【新家族主義ver.3.0】個の自由は担保しつつ、コミュニティのリソース活かす。
新家族主義 ver.3.0 、、、ver.2.0 はどうなってんだ??と思われると思いますが、今から5年以上前に知人友人、仕事関係に向けて話しているので、今回は ver.3.0 となっています。ver, には特に大きな意味を持たせていません。
単純に自分自身の思考の流れが追えるので、ナンバリングしているだけです。


【結論から】

新家族主義ver.3.0 では
「個人の自由や価値観を担保しつつ、コミュニティとしてのリソースを享受できる」
「集合、離散を自由に繰り返すことができ、必要な時は求めて、不要な時は離れる」

コミュニティであることに間違いないのだが、それぞれが自由であり、個人の価値観が守られている環境を指す。

昔の家族主義とは違い、価値観の違いを認め合い、集合と離散を繰り返す。
家族主義を置き換えたコミュニティである。

【Solon シェアサロン で目指す方向】

結論から言うと、この新家族主義ver,3.0 に関しては、運営しているSolon シェアサロンの目指す方向、または行なっていることを指しています。

それは非中央集権的なコミュニティであり、
古参も新入りも、ベテランも若手も一切関係ないコミュニティ、、、
それがSolon です。

そのコミュニティの方向性が「個人の自由や価値観を担保しつつ、コミュニティとしてのリソースを教授できる」ことです。

【DAOとは少し距離がある】

完全な非中央集権的なコミュニティは、いまだ実現していないと感じています。それは今後も続くように考えています。
なぜならば「運営」が基本的にはいるからです。
誰かが立ち上げた環境(コミュニティ)なら、運営がいるはずです。
その運営が「非中央集権的」とどんなに言っても、運営がいる限りは非中央集権的にはなり得ないと感じています。

そこでSolon は「非中央集権的」ではあるのですが、運営自体が「土台」になっています。官僚型組織や運営が中心となるコミュニティの作りとは別のものとなっています。

新家族主義ver,2.0 をすら含まれるのが新家族主義ver,3.0. です。
この後を読むとわかると思いますが、シェアサロン(個人)でつながりをデザインするところが、Solon の強さになると感じています。

【新家族主義ver,2.0とは】

【そもそも家族主義とは?】

日本の企業にあった(今もある?)思想です。
「家族主義」は、会社を一つの家族のように見立て、社員を家族のように扱う考え方です。この考え方では、社員同士が親しい関係を築き、会社が長期的な雇用を保証し、福利厚生や生活のサポートを行うことが一般的です。
また、個人の成果よりもチーム全体の成果を重視し、会社への忠誠心や協力を大切にします。これは、企業が社員の生活全体を支える役割を果たすことで、安心感や長期的な信頼関係を築くことを目指していることを指します。

端的に言うと、会社の存在は社員と仕事を超えるような密接な関係性を築くことのように感じます。
確しかに今の価値観ではちょっとトゥーマッチな感じです。

特に現代に通じないのは「会社が長期的な雇用を保証し、福利厚生や生活のサポートを行う」、、、ここがとても違和感です。

高度経済成長期やバブル崩壊後でも「終身雇用」は達成できたのだと思います。入社してそのまま引退する「一意専心」が美徳とされていた時代ですよね。

しかし、今は「働く年数よりも企業の寿命の方が短い」のが普通になりました。働き手の健康寿命が伸びている、、さらに企業が長期的に事業を継続する前提が崩れていることも言えます。
昔は企業も成長期ですから終身雇用が可能でしたが、今は寿命が短い企業もあるので、終身雇用は困難と言えます。

本質的には、働く人の流動性が認められたのが大きな要因と受け止めています。

【そこで打ち出したのが新家族主義】

もともとの家族主義を軸に、働き方や環境を考えたので「新家族主義」と言っています。また、家族主義を ver,1.0 としているので家族主義 ver,2.0 が正確なのですが「新」をつけました。特に意味はありません。

先述したように、従来の家族主義は「会社は、社員と仕事を超えるような密接な関係性を築く」ことに重きを置いていたわけです。
そうなると合理的な判断よりも「関係性」を重視し、仲の良さ・派閥などが発生し「迎合な組織」となっていきます。往々にしてこのような会社が今だに存在していると感じます。
そこで、ver,2.0 です。
簡潔にまとめると「合理的かつ認め合う文化」とまとめます。
従来の非合理的な判断や関係性が重視される組織から、客観的かつ論理的な判断、個人同士を認め合う文化に移行することを指しています。

*家族を引きずっているのは「認め合う」=「家族」、組織論=「家族主義」になぞらえているだけです。

例:
美容室では、合理的な判断よりも「感情的な判断」や「仲間意識」のつよさから、意思決定が偏っているケースが多く見られます。
それは小さなサロンだけではなく、多く店舗を持っているサロンまで幅広く存在します。つまり業界全体的に感情的な環境であると感じています。

美容室の多くが「売り上げ」を重要視します。これは経営の視点からも当たり前ですが、職人の世界になるとさらに複雑化します。
売上を持っていない人は「認めない」さらに「技術が下手な人は認めない」このような風潮が少なからず美容室組織にはあります。
持たざる人は「認められない」文化は根強く存在します。

そこで「認め合う」、、「適材適所に人員を配置する」行動が実に重要となります。
漫画「キングダム」がわかりやすい例です。
戦場で敵将の首を討つ「将軍」(武官)がいます。その裏で、その将軍を適切な場所に配置する「文官」がいます。それぞれが認め合うことでその戦場の戦果が上がります。

昔、雇用されていた時の幹部勉強会で1分スピーチがありました。
「今後、どのような会社にしたいか?」これを1分でまとめる発表の場です。
そこで「キングダム経営」と伝えたことがあります。なかなかキャチーですよね。明確なのでそのようにまとめました。
お互いの長所を認め合うことで「大きな戦果」を上げることです。

ボク自身が退社をするときに、店長を引き継ぐ場面がありました。
この考えから「サロンを俯瞰して合理的に判断が取れる」レセプションのスタッフを店長に推したのですが、叶わなかったですね。。。もちろん会社の意思決定者が判断するので、その判断が正しい判断だと思います。この提案も「適材適所」仲の良さなどを反映させない組織作りと思っています。

組織には「仲の良さ」「派閥」などが存在します。また、職人の世界では「技術の先生(師匠)」となる人に追従する傾向があります。
同じ会社の中でも、育ててもらった人についていき、教育担当ではない人が途中で何か言っても、従わない(従いたくない)、、このような感情的な組織も往々にして存在します。

仲の良さや派閥など関係なく活躍できる組織。
合理的で論理的な判断が行われ、個人を認め合う組織。
これを家族主義から進化させ「新家族主義 ver,2.0 」と呼んでいました。

【ここからが本題】

【新家族主義ver,3.0 のコミュニティ = Solon】

前置きが長くなりましたが、ここからがver,3.0 の話になります。

家族主義=会社は、社員と仕事を超えるような密接な関係性を築く
新家族主義 ver,2.0 =合理的かつ認め合う文化
そして
新家族主義 ver,3.0 =個人の自由は担保しつつ、コミュニティ(集合)のメリットを分け合う
このような定義です。
ver,3.0 はver,2.0 も内包しています。

簡潔に言うと「集合」→「個人」→「個人+集合」これです。
組織のトレンドを簡単にまとめると、このように感じています。

従来ような深入りするような関係性から、それを踏まえて進化した組織
従業員)は「個人」を重視するようになります。
しかし、 ver,3.0 では「個人+集合」の良いとこ取りです。

個人の気のラクさや確立した個人の次は「個人+集合」です。
それは、DAOやWeb3 のような個人が確立して存在するコミュニティです。それをSolon が美容室版として実現しています。(実現中)

個人の自由、アイデンティティ(価値観)は担保しつつ、個人の集合体としてのリソースを活かすことが、次の組織として考えています。
個人の自由が担保されていることは大前提であります。
そこに、個人の不安がなくなるように、社会的欲求(集団に属して安心を得たい欲求)を満たすことが加わります。
また、個人を確立しながらコミュニティのリソースを活かすのに「役割」があるとさらに輪郭がはっきりします。
人は「自由」を手にしたい。そして、ある程度「自由」を手にしたところから『役割』を欲しがります。
考え方をわかりやすくするために、数式で表したのが

(自由 × 自己表現)+(役割 × 他者貢献)=社会的充足感

こちらでした。

↑↑詳しくはこちらのブログ

さらに自由を感じられるのに「集合と離散」を繰り返すことができる部分もデザインします。

例:
・コミュニティ内で提供しているものを利用、キャンセルが柔軟にできる
・1つのプロジェクトで、個人たちが集まり、終了とともに解散を繰り返す
・一度離れても、再び利用することができる

集合と離散を「自由に」繰り返すことが「個人+集合」のデザインの要素だと考えています。

Solon に置き換えると、Solon を利用している人はもちろんのこと、Solon 以外の美容室や美容師にも提供できるものを考えています。
すでに達成しているものもあります。
・勉強会
・コミュニティとしての繋がり
・ビジネス
などなど、、事業理念の「美容師をちょっと良くする」が明確なので、集合と離散なども大した事情ではありません。

このようにSolon はver,2.0 も内包するver,3.0 を実行し、目指します。
未だ「家族主義」的な古い組織も多い美容室は、シェアサロンなどの批判をする前に、組織の見直しが必要な気がしています。
退社する人が後を絶たないのですから。。。

【シェアサロンだからできる??】

このような「個人+集合」は、シェアサロンだからできるのでしょうか?
問いとしては「会社組織にはできないのでしょうか?」

結論としては「難しい、、けどできなくはない」と感じています。
しかし、フリーランスが集まるシェアサロンが親和性が高いと感じます。
組織は、指揮命令や労働時間の縛りなど、自由をデザインするのにはちょっと難しいと感じます。
だからこそ家族主義ver, 1. 01 のような家族主義をさらに突っ走った「令和版家族主義」のようなこってこての家族主義が重要だと思います。

そのことを「会社は集団幻想」

年齢もキャリアも、経験も、出身までも違う人たちが、1つの目的のために仕事するには「圧倒的な共通するもの」が必要だと感じます。

また、フリーランスが烏合の衆だと仮定すると(運営するSolon は違います)会社は比較的「秩序ある集団」だと思います。
社員の秩序やまとまりをデザインする。
それが「会社に居続ける意味」になります。

無理にシェアサロンと戦うよりも、戦わずして勝つ。
別のところでのデザインでシェアサロンと区別しておくのが正攻法かと思います。

【まとめると】

新家族主義ver.3.0 では
「個人の自由や価値観を担保しつつ、コミュニティとしてのリソースを享受できる」
「集合、離散を自由に繰り返すことができ、必要な時は求めて、不要な時は離れる」

コミュニティであることに間違いないのだが、それぞれが自由であり、個人の価値観が守られている環境を指す。

昔の家族主義とは違い、価値観の違いを認め合い、集合と離散を繰り返す。
家族主義を置き換えたコミュニティである。

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