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【役職者とは何か】最強を目指す君へ

最近、とっても未来を楽しみにしている若手美容師と意見交換できました。

楽しみというよりは「未来を確信している」若手美容師(役職者)です。

目標は「最強」というぶっ飛んだ若手です。

その時に伝えたかった内容をブログにします。

若手役職者のみんなにもちょうどいい内容かな。

【結論から】

自分が目指すゴールをある程度設定する。

そのゴールから「プロセス」が逆算で描けないものは実現しない。

大事なのは「ゴールを描き、プロセスを具体的にする」こと。

そしてゴールは「ワクワクするような面白い目標」がいい。

まさに最強がちょうどいい。

OKRという目標管理からみると「最強」というワクワクするような目標を、現実的に達成するための「key result (大事な成果)」を定量的(数字)に置き換える。

つまり面白いゴールを決めて、逆算してプロセスを数字に置き換える。

これで決まりだ!

【そもそも役職者とは】

まずは、役職者とはどういうものなのかを定義づけてみます。

ボクの考えは「会社に利益をもたらす人」です。

会社員ならこれしかありません。ジャストこれ!です。

この利益は「売上(儲け)」「売上を伸ばすためのリソースを提供する」「上司の仕事を巻き取り、上司がさらに利益を上げやすくすること」と位置づけます。

これができなければ、役職は必要なく社長と社員だけでいいと思います。

ちょっと深掘りします。

[売上]

これは当たり前すぎます。儲けがなければ会社は存続しません。どんなに自分の正義を振り翳しても、会社が儲けなければその正義を発言する場(会社)はなくなります。役職者としてまずは「利益(儲け)」を組織に還元できなければ意味がありません。

また、美容室の役職者は店長までは(店長含む)『プレイヤー』です。

エリアのマネージャーなどは「プレイヤーではなくマネジメント」なのでプレイヤーとしての数字評価ではなくなります。

つまり現場の役職者として「個人のプレイヤーの売上」が重視されます。

ここから逃げることはできないのです。ここが「KPI」(重要業績 評価指標)です。

一番、組織から重要視されている評価の基準です。

[売上を伸ばすためのリソースを提供する]

簡単に言えば「スタッフが辞めない」「スタッフがスタイリストとしてデビューする」「スタッフの売上を伸ばす」ことです。

会社にさらに増収増益をもたらすことの結果を出すことです。

新規事業の立ち上げや、今まで誰も気がつかなかったビジネスを生み出すことではありません。もちろんそれができるならそれも素晴らしいのですが、もっと足元のことをきちんと固めましょう。

現場に立たない上司と新規事業は立ち上げればいいわけです。

まずは、もっと現場に即したことをやるべきです。

上司からはそこを求められています。

会社に噛み付く役職者も少なくありません。

しかし、現場での「結果」を出しているのでしょうか?

大きく目立つ新規事業や派手なプロジェクト、外部にPRするような表立ったことも大事ですが、そもそも「あなたの現場は大丈夫??」と感じます。

現場ができているから、次の仕事に向かうことができます。

派手で大きな仕事に目が奪われてしまいますが、会社からしっかり評価を得るのは「現場をコツコツ成長させ、さらに売上(利益)をもたらすリソース」を提供する役職者です。

[上司の仕事を巻き取り、上司がさらに利益を上げやすくすること]

最後はこれですね。感情的に意思決定する人はなかなかできません。

しかし、ここができると「大きく」信用を得ることができます。

一言で言うと「役割の理解」です。

これはある意味「仕事術」にあたるトコですね。

①上司の言葉を解釈する役割

上司に対して「言葉が足りない」「現場をわかっていない」と嘆く人がいます。結構あるあるですよね。

しかしボクからしたら「あなたが役割を理解していないから」だと思います。

つまり「上司の言葉をそのままサロン(現場)に落とすようなら、そもそも中間管理職はいらない」と言うことです。

自分の役割も理解していない人が「上司はわかっていない」という主張は通るのでしょうか。甚だ疑問です。

その中から現場のスタッフの習熟度や個性に合わせた「コトバ」に変換して伝える役割です。

②ある程度、答えを用意しておく

上司は忙しいです。サロンのプレイヤー以上の役職はやることや管理することが多く、忙しいわけです。

その中でサロンの役職者が「答え」を求めるだけの質問は、めちゃくちゃ時間と体力を使います。めんどくさいです。

何が言いたいかというと「自分である程度、答えを持っていく」ということです。

上司には最後の「OK、それで行こう」の一言で済むようなレベルの情報量を持って相談にいきます。社内の企画書などは当たり前です。

③上司の時間を空ける

これは新入社員のスケールに落とすとわかりやすいです。

新入社員が床をホウキで掃きます。店長やトップスタイリストはやりません。

なぜでしょうか?

答えは簡単。「時間単価」が違うからです。役職者やトップスタイリストの時間単価は、新入社員より高いわけです。その役職者に「誰がやっても同じ結果」の仕事をさせてはいけません。所詮「床を履くだけの時間」と聞こえてきそうですが、一度を許すとまた同じことが起きます。それが積み重なりコストなのですね。

役職者やトップスタイトにしかできないことを、その時間にやってもらうことがサロンや会社にとって利益なのです。それを日常で積み重ねていくことで、会社はさらに成長しやすくなります。

役職とかもらうとこのような初歩的なことを見失いがちです。

自分の上司の価値の高い時間を、さらに高めてもらうために「上司の体を空ける」ことを常に実行します。

役職とは。ということで深掘りをしました。前提なのでだいぶ長くなりましたが、ボクが定義づける「役職とは」こういうものです。

【役職をもらってよくわからない】

正直なところ、いきなり辞令をもらって昇格しても「よくわからない」が正直なところかもしれません。

会社によっては、きちんと役職の「やること」のような就業規則のようなものがあるのかもしれませんが、多くのサロンは期待はできません。

また、引き継ぎを重要視しているサロンもあまり耳にしません。

そうなると、辞令をもらった次の日から「何をすればいいのか…」という状態になってしまうのは理解できます。

先程の「役職とは」ボクの定義づけを参考に、具体的な「手段」の話を進めてみます。

【決めていいんだよ】

昨日は役職者ではなく、今日から役職者。

今日から店長。

このような「役職初日」は誰にでもあります。

なんか気恥ずかしさや、嬉しさや遠慮から「役職として立ち振る舞えない」なんて人も多いのではないでしょうか。

しかし、そんな感情はいつまで続けるのでしょうか。どのみち数日や数ヶ月したら無くなるわけですから、ムダです。自分に打ち克ってください。本質的ではありません。

サロンをよくするためなら「決めていい」わけです。

むしろ決めてください。それこそ役割から逃げています。

遠慮なく「バシバシ意思決定」するわけです。

会社からは辞令とともに「責任と決裁権」を与えられているわけですから。

スタッフとお客様をさらにいい方向に導くために「決めて」ください。

【決めるために基準を決める】

役職者を任される前に「頼りねーなー、コイツ」と、昔を思い出すと「自分で決められない」上司を思い描くことが多いと思います。

そうなんですよね。なかなか決められないわけです。

決めていいのかもわかっていない人がいるのも事実です。

そんな上司と同じ道を辿ってはいけません。

しっかりと基準をつくり職務を全うしなければなりませんよね。

【3つの基準】

前にもブログにあげましたが、自分では決められない3つのことがあります。

それは「カネ・ヒト・トキ」です。

つまり

①予算やお金がかかること
②人を遣うことや人の問題
③時間がかかることや、期限を決めること

この3つの意思決定は上司に判断を伺うことです。

自分自身では決められないことですよね。

必ず上司の判断を伺い実行にうつします。

逆を言えば、この3つ以外は「即決」です。

あとは自分自身が責任を負えばいいわけですから。

この基準も持たずに日常を過ごしていると、部下から「何も決められねぇーんだな。使えねー」となっていきます。

最終的には、自分を超えて自分の上司に直接相談されています。こうなると全く役職者としての意味がありません。

まずは、上司に相談するべき3つの内容なのかを、判断します。

該当しないならその場で「決める、伝える」わけです。

もし、該当するなら「この件に関しては、自分ひとりでは決められないから、会社と相談します」と伝え、いつまでに回答すると約束すべきです。

そのままにしたり、長く待たせた感覚をもたせると「使えない」判定をされてしまいます。アナタたちがそうだったように。

期限を決めれば人は待ってくれます。それまでに上司に相談し、上司に回答を求めます。

このときに上司への依頼も「〇日に△△さんに伝えるので、●日までに回答いただけますか?」と伝えれば良いわけです。

期限を設けて遅れると、部下から自分への信頼が失われるわけですから、そこはしっかりタイムマネジメントしなければなりません。決して上司に失礼なんかではありません。

 【役職者=リーダー】

役職者ではなくても、リーダーシップは発揮するものだと思います。しかし、役職者となるとみんなを成長させ導くことも仕事の1つになります。

そのためには「ゴール」を常に意識して、逆算したプロセスを描くことが重要です。

それは、サロンのことやスタッフのことだけではなく、自分自身の成長も同様のことが言えます。

「ゴール」を設定し、それを達成するプロセスが描けなければ達成することはできません。

プロセスを想像できるか否かで、そのゴールは実現できるか否かが分かれると言っても過言ではないと思います。

お客様の希望のデザインが「セイムレイヤー」だとします。

そのセイムレイヤーの切り方がわからなければ「セイムレイヤー」に仕上げることはできません。

つまり「ゴールが描けても、実行可能なプロセスが描けなければ、実現しない」ということです。

個人、サロン共にプロセスをしっかり作ることでゴール(成果)できます。

みんながどのような成長を遂げるのか。

サロンがどのくらい売り上げるのか。

個人としてはどのような成長を遂げるのか。

どのような人になりたいのか。

ゴールから逆算してプロセスを作る。

こうすることで成果をあげていきます。

蛇足ですが、「セイムレイヤー」はトップからもカットできます。襟足からもカットできます。

つまり、プロセスはなんだって良いわけです。

柔軟性を持たせておくほうが、ストレスなく実行可能です。

【まとめると】

最強の人になりたい!

こんな未来を語ってくれました。

「海賊王にオレはなる!」のようなジャンプみたいな目標がとても好きですw

だからこそ実現してほしいですね。

そのためには「最強」のゴールを設定して、そのために必要なプロセスを数値化することが重要です。

みんなを導く「最強」は、どんな最強になるかを描くところから初めて、役職者とは!をマインドにひめておけば問題ないですよ。

OKRという目標管理を調べてみてね。

みんなの日常のヒントになれば。

美容師、美容室へのサービス提供をお考えの方は、お力になれます。


ご依頼はDMから。


 


実績 : サロンコンサル、美容師向け勤怠管理のアプリ、訪問美容立ち上げ、サロン立ち上げ


資格 : MG戦略マネジメントゲーム インストラクター他


経歴 : 店長→スーパーバイザー→取締役→フリーランス 


 


 


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