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クタクタの下着を履き続ける人

ある日の出来事。

いつものようにお風呂に入り、全身を拭いたあと、パンツを手に取った。
普段のルーティーンの動作にも関わず、なぜかその日は、手に取ったパンツが妙に気になる。

よく見ると、紐の部分はクタクタによろけており、かすかに破けている箇所もあった。

おい、うそやろ。

と、同時にこれいつ買ったやつやっけ?と思い出すが、脳みその中にセットされている記憶では3年前にユニクロで購入した激安パンツだったことに、さらに衝撃を受けた。

情けない。

Tシャツやジーパンなどは最低でも1年に1回は買い替えるというのに。

そんな時、丸裸のまま、ただ茫然とあることを考え始めた。

なぜ気が付かなかったんだろう。
体の中で最も大事な?部分を日々優しく包んでくれているというのに、どうしてこれほどまでに無関心だったのだろうか。と。

答えは明確だった。

それは、『みんなから見えないから』だ。

いつからだろう、周りから目に見えるところにしか気が配れない男になってしまっていた。
10万もするダウンを着て、7万もするスニーカーを履き、パンツはクタクタなんて、ダサすぎる選手権で絶対にグランプリを取れる未来しかない。

この時、心に決めたことがある。

ちゃんと中身からかっこいい大人になるんだ。と。

速攻で、カルバンクラインのパンツ5000円とトミーヒルフィガーのパンツ5000円、合計1万円のお買い物をぽちった

たかっ
って思ったが、ここは自己投資だと言い聞かせた。

仕事でも同じことが言える

このクタクタのパンツの話にオチがないとしたら、関西人として失格だ。安心してほしい。言いたいことはこうだ。

この話ってキャリアにも当てはまるんじゃないか。と。

クタクタのパンツを履き続ける人は、自分のいまいる環境が相当やばいことに気が付かず、周りからどう思われるか、どう評価されているか、にしか目がいっておらず、大切な足元が見えていないタイプなのかも。

つまりは、周囲が褒めてくれるような大手企業や公務員に属していることが価値であると錯覚してしまい、自分の中にある大切な価値観ややりがいに蓋をして、ただ平凡に仕事をこなしてしまっている人と同じことじゃない?と思うんです。

私は幸いにも、そのクタクタのパンツのやばさに気が付き、新しいいいパンツを購入したことで、外見も中身もいけてる大人に一歩近づけたわけですが、、

仕事において、ずっとクタクタのパンツを履いている人は、まずそのやばさに気が付くところから始めるしか道はないな。と。

じゃあ、どうすれば気が付いてくれるのか。そのやばさにいつ焦ってくれるのか。

結論、自己分析しかないな。と思うわけです。

もう一回、立ち止まって自分ってなにがしたんだっけ?
なにをしているときが心から熱中できるんだっけ?

こうして自己分析を継続することで、ようやく新しいパンツを手に入れることができ、キャリアも輝かしいものになっていくはず。

もうクタクタのパンツなんか履いてないで、だっさい大人卒業するためにも、そろそろ自己分析してみません?

いまからでも遅くないですよ、まだみんなそのパンツ見てませんから。

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