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結局、練習した人がうまくいく。

私には嫌いな言葉があります。


「オレ、本番に強いから、
 練習しなくてもいいんだよねー。」


という、言葉。

もしあなたが
私の前でこの言葉を言うようなら、

今すぐ
首根っこをつかんで、

滝に放り投げるでしょう。

そして、

滝に打たれるあなたに対し、

「悪霊退散! 悪霊退散!」

の掛け声で、

お尻に
竹刀を叩き込むことになります。


それくらい、

許せん言葉なのです。


まぁ…
そのくらい、多めに見てやれよ…。

と言われるかもしれません。


しかし、


「練習が本番に活きる」という

言葉の重み。


人以上に知っているからこそ、

この言葉が嫌いなのです。



当たり前だが、練習は「本番」のために

私は過去、
自衛隊で勤務した経験があります。

自衛隊の訓練は、

とにかく、繰り返し。

同じことを何度もやります。

何度も、

何度も、

同じこと。


今でも
体が覚えているくらいです。


この「繰り返し」とは
新隊員のころから

徹底的に叩き込まれます。

なぜでしょうか?


それは、


自衛隊が、「いざという」ときに
力を発揮するためです。

自衛隊は、
出番がないことが、一番いい。

でも、
万が一が起こったとき、

「できませんでした」じゃ
済まされんのです。


イメージがつくのは、
災害派遣でしょうか。

しかし、
それ以上の、本来任務があります。


それは、


体を張って、戦うことです。

だから鉄砲も撃ちます。
だから戦いかたを学びます。

だから、

繰り返し、練習します。



軽くなる「練習」の重要性

しかし、
この「練習」って軽視されがちなんですよ。

なぜでしょう?


私たちは子供のころから、

「練習が大切だ!」と

言われ、育ってきました。

そして、
練習の大切さも、わかっているはず。

なのに、

どうして、

「練習しなくてもできる」って
思っちゃうんでしょうね?


・・・


原因の1つとしては、


「見ればできる」って思ってしまうことです。


人がやっていることって
簡単に見えるんですね。

テレビでサッカー、
見たことありますか?

たまーに、
超・チャンスの場面ってありますよね。


ゴール前はガラ空き。


前にチョコン、と
蹴れば1点が入る場面。

そこで盛大に外すことって
ありますよね。

「あぁー、なにやってんだよー!」

って
思わず叫びたくなる。

「あの程度、オレでも決められるよ!」って

思ったことありませんか?

すみません、私はあります。


それほど、
人のやっていることは

簡単に見えるのです。

簡単、簡単♫

そうやって
軽視していくうちに、

練習という重みが
どんどん軽くなっていくんです。



練習のようにできない理由

ですが、
本番は練習のようにいかないのは事実。

あなたにも、わかるはず。


練習と発表会では、ぜんぜん違います。

練習と試合では、ぜんぜん違います。

訓練と有事では、ぜんぜん違います。


私が新隊員のときの話ですが、

銃を初めて触ったときの感動を

いまでも憶えています。

「うわー、本物の銃だー!」って。

んで、


最初って、

弾を使わないで
訓練するんですよ。

銃の扱いかたを
体に馴染ませて…

そうして、

やっと実弾を使った
射撃ができるんです。

そして、


実弾射撃、本番。


そこで初めて、
実弾が手渡されます。

私は、はじめて
実弾を触ったときのことも

いまでも憶えています。

興奮、というより


恐怖。


「あ、これで引き金を引いたら
 簡単に命が散るんだ…」


実弾のヒンヤリとした感触が
伝わってきました。

その瞬間に

なんだか怖くなりました。

当然、
初回の射撃は散々でした。


そう、


「見ているだけ」と
「体験してみる」では、

天地の差があるのです。



「本番」にだけ襲ってくるもの

体験している人にしか
わからないもの。

それは、


空気感です。


あなたは
チームプレーのスポーツを経験したことがありますか?

参加している人にしかわからない、
「空気」ってあるんですよ。


特にチームスポーツ。

ミスすると
相当気まずいですよね。

自分のミスが、チームの勝敗に直結する。


「責任」

「プレッシャー」


そう、

この空気は、
見ている人には

味わえない。


練習と本番が違うのは、ココ。


練習のときにはなかった空気感が
いっきに襲ってきます。

緊張もするし、
焦る。

だから、
せめてもの体だけは自然に動くように

繰り返しの練習をする。

それが「本番」に活きるんです。


本番に結果を残すには

やはり泥臭い練習のみです。



着実にレベルアップする「練習」

上達には「慣れ」です。

そして慣れるために
私たちは練習します。


このnoteだって、そう。

自分の「感じたこと」を
文字に起こす。

だんだんと、
自分が感じたものを

表現するのが上手くなります。


「あ、この表現使おう」

「うーん、自分の気持ちは…」


という、深掘りができる。

この習慣は
雲泥の差となります。

それは、私が保証します。


・・・

そして、

今回の記事で、
私が伝えたいことが

2つあります。


1つめは、


練習を軽んじないでください。


私たちは、なんでもできると思っちゃいます。

大人になればなるほど、
見れば、できると錯覚する。


ですが、できないんです。


地道に憶えるしかない。

このnoteの習慣も
続けてください。


「書けない」
「表現が浮かばない」と思っても


泥臭く学ぶことで
必ず書けるようになります。

私も続けます。



2つめは、


練習している人を、笑わないでください。


どんなに練習しても
本番は緊張します。

アスリートだって緊張するんです。

失敗だってします。


それでも、

目標に向かって
努力する姿勢を否定しないであげてください。

あなたも
練習の大変さと、

本番の緊張は経験したことがあるはず。

経験した人にしかわからない
苦しみがある。

あなたは、それがわかるはず。


否定せず、
手を差し伸べるくらいの方が、

私はカッコイイと思います。

泥臭くてもいいですから、

そんな人、一緒に目指しませんか?


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ここまで読んでくれて、
ありがとうございます!

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