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イビツな自分を認めて動けるようにする方法


自分には当然ながら癖がある。
立つ、歩く、寝るなどの身体面と、考え方などの精神面。
その癖自体が悪いってわけではなく。
ただ、なにか目的をもったときに、その癖が邪魔してるのかどうかを知っていく必要がある。

ワークショップで多くの人と関わっていても思うのは、自分の癖が自分の目的を邪魔している人が多いということ。
そしてそれを癖と思わずに自分自身と思ってしまってイタズラに傷ついたり、目的に向かうことを諦めていたりする人が多いっていうこと。

例えば自転車に乗りたいって思う。
乗る→コケる。
「自分には才能かない」「向いてない」「苦手」
そう思ってしまう人。

子どもの時はそんなこと思わないからだいたいは皆乗れるようになる。
何回もコケて泣いて、でもまた乗って。
乗っているうちに体が学習して乗れるようになる。

これが身体で学ぶということ。
でも大人は上に書いたような

乗る→コケる。
「才能がない」って嘆く。
なんで才能がないか?っていう説明をする。
またはどうやったら乗れるかのハウトゥーをネットや本で探す。
一生自転車乗れない(爆笑)
身体を用いないと会得できないものについては、間違いなく身体で学ばないといけない。
しかし、なぜか脳みそだけでやろうとする。
インプロしかり、コミュニケーションしかり。

自転車で例えているから少しバカバカしいかもしれない。でも、いろんな局面でこんなバカバカしいことが起きている。自分を止めてしまう思考の癖。ブロック。レッテル。

大学でコミュニケーションの授業をやっていると
「喋るのが苦手」「コミュニケーションが苦手」「自分はネガティブだから」
といった癖を持つ生徒がとってもとぉ〜〜〜〜っても多い。

そんなブロックをどうやったら外していけるのか?
癖だらけの自分をどうやって乗りこなしていけるのか?
インプロのワークショップで言っていることを少し書いていきます。

自分の言葉を良く聞く

自分がどんな言葉を自分に向けて使ってる?
その中で自分を止めてる言葉を見つけてみる。
「難しそう」「できない」「無理」「苦手」「得意じゃない」。
どんな時に言ってる?
まだやったことがないことに「難しそう」とか言ってない?
やったことがないのに勝手に想像して、できない自分を想像して言い訳も含めて「難しそう」って言ってる自分。
正確には「やったことがないからわからない」なのに「難しい」と言ってる。
その言葉ですでに自分から難しくしている。

また「苦手」とか「得意じゃない」について。

それってどれくらいやった?
上手くいかなかったのはどれくらい?
1回?3回?もしかしてそれくらいで「苦手」って言ってない?

僕たちは「立つ」ことでも何回も何回もころんで立ってる。

とりあえず10回やってみよう。
それでも上手くできなかったらもう10回やったらできるかもしれない。
100回やったら1回目よりかはコツを掴んでる。

すぐに判断しない

すぐに「良い」「悪い」を決めたがる自分。 上の「苦手」「才能ない」とかもそう。
自分に対しても人に対しても「だから良い」「だから悪い」とすぐに決めてしまう。
そのほうが脳みそ的には楽だから。
感覚を味わう前に理屈で処理してしまう。
判断する前に、眺め、味わい、感じてみよう。
そういう自分もいるな〜くらいで。 人に対してもそう。 すぐに「この人はこういう人」と解釈しない。
そのまま見る練習をする。

一度強くレッテルを貼ってしまうと、いつもそのレッテルフィルターで物事をみてしまう。
例えば隣のおじいちゃんに注意されて「隣のじいちゃん、偏屈で文句言ってくる」っていうレッテルを貼ったとする。
そしたらそのレッテルでおじいちゃんを観てしまう。
少し真顔だっただけで「機嫌が悪い」「また文句言ってくるぞ」なんて解釈する。
それはもうレッテルでしかない。妄想。
でもそのレッテルから見てる人はそれが本当のように感じられてしまう。
まず判断してる自分に気づく。
そうすることで自分の思い込みや勝手な解釈から抜け出せる可能性がある。
「あ、また判断してる」ってことに気づけてきたら「実際、相手はそんなこと言ってないわ」と、自分の勝手な妄想から抜け出せる。

呪いの言葉を見つけよう

自分に呪いのレッテルを貼ってないか?
「頭悪ッ」「どうせ私なんて」「鈍臭い」
きっと多くは過去に人から(親である可能性は高い)貼られたレッテル。
大切な人に貼られたレッテルは催眠術みたいに強力だ。
このレッテルを見つけること。
そして、ここで大事なのはそれと戦わないこと。
「頭悪い!」って思わない!思ってどうする!あ、また言った!バカ!」
と余計にレッテルを強化させてしまうことになる。

そう言われないようにしよう!ともがけばもがくほど、その自分を見つけてしまう。
黄色い象のことは絶対に考えないで!と言われれば言われるほどに考えてしまうというやつ。
戦争反対!と言えば言うほど戦争をイメージしてしまうやつ。
どんどんドツボにはまり、結果「やっぱり自分は鈍臭い」と納得してしまう。

そうすると自分で自分にさらに呪いの言葉をかけてしまう。
無意識に自分を小さくする言葉や自分からエネルギーを奪っている言葉を見つけよう。
そしてどうしたい?って聞こう。
そのレッテルに安住する道を選ぶも良し(居心地悪いが慣れた住処は安心でもある)、そこから脱却するも良し。

脱却の方法は、ほしかった言葉を探してみること。

言われたい言葉を見つけたら、まず自分で口に出してみよう。
そして人からその言葉をもらえるように動いてみよう。
人から感謝されたいのであれば、例えばゴミ拾いするとか、お父さんお母さんの肩もみや家事の手伝いをするとか。
電車で席を譲るとか。困った人がいたら声をかけるとか。
自分ができるアクションを書き出して実行してみよう。(※いつやるか?のスケジュールまで書けたらより完璧)

やっていく中で「ほしい言葉」を人が言ってくれたらめっちゃ味わって。大事にして。身体に沁み込ませて。

自分でコントロールできることだけに集中しよう

でも人からその言葉を言われるかどうかはコントロールできない。
そうすると今度は「全然言われないんだけどー!」と拗ねが始まってしまうw」
そうなった途端にまた癖をこじらせることになる。結果まわりから「あいつややこしいな」って言われたくない言葉を言われてしまう。

アクションを決めたら、期限も決めよう。

期限が終わるまではとにかくそのアクションをやりまくる。
で、期限がきたらどうだったか振り返ろう。
ほしかった評価や言葉は手に入った?
一度も言われなかったのであればアクションが間違っているかもしれない。
または実行している環境が悪いのかもしれない。(※人のことにかまっていられない余裕のない人達の中でやってもなかなか成果は得られない)
ここらへんの検証をやってみる。

自分にとってリスク少なく、成果を得られるところではじめること。
言ってくれそうな友達や家族から始めること。

うまくいった人は成果が得られたときはどんなときだった?
じゃあその入ったパターンを今度は重点的にやっていこう。
と、また期限を決めてやっていく。

自分のできることのチャレンジをしよう。

そんなワタリもいま、チャレンジしています。
自分でアクションを決めて(月にショートも含めて12本の動画をYouTubeにアップする。SNS投稿月に90本。ブログ月に8本など)締め切りを設けて、行動しています。
すぐに成果を気にしたりする自分が出てくるけど「やれることをやろう」を合言葉に締め切りに向かって動いているとわりと気になりません。気にせず行動できて、たまに成果が表れると(チャンネル登録してくれる人が増えると)素直に喜べています。

渡猛のYouTubeチャンネル「イエスしながら生きていく!ビビリワタリのインプロ挑戦記録」はこちら。
チャンネル登録してくれたら本当に小躍りしています。

自分を止めている様々な言葉をみつけること。
成りたい自分になるための自分ができるアクションを決めること。
スケジュールにいれること。
締切を決めてそれまでは成果を気にしないこと。
ちゃんと振り返ってまた工夫すること。

学校で教えてほしかった「イビツな自分を認めて動けるようにする方法」。
インプロやいろんな体験から教えてもらったことを簡単にまとめてみました。
読んだ人が少しでも行動できますように。

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