渡猛(TAKESHI WATARI)

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛 奄美大島生まれ兵庫県育ち。即興エンターテイメント集…

渡猛(TAKESHI WATARI)

即興遊戯者/インプロバイザー・渡猛 奄美大島生まれ兵庫県育ち。即興エンターテイメント集団「ロクディム」共同主宰。 即興遊戯を探求するオンライン・サロン「ワタリーボウヤ・サンガ」運営者。

最近の記事

超!少人数!即興表現WSを開催して約2ヶ月。改めて気づけたインプロの原理原則

今年3月に閃いてビビリながらも「超!少人数!即興表現WS」のアイディアをXにポストした。 すぐに反応があった。 何年か前に集中的にワークショップに来てくれていた2人だった。これがまぁ嬉しかったんです。 あまり名言したことはなかったけど「たった1人でも需要があり、リスクがないのであればまずはやってみる」っていうのはワタリの常套手段と思う。 なので超!少人数!即興表現WSも開催することに。 そこから起きた不思議な現象。 開催してびっくりしたのは、このワークショップへの申し

    • 自分なりの思考の掘り下げ方と、それに基づくアクションプランの作り方と、スケジュール管理が少しずつ上手になってると思ったら、それは先人達の智慧の集結だった

      今年に入って(正確には2023年12月31日)に『カチン!』って音が鳴ったんじゃないか?ってくらい自分にスイッチが入ったのがわかった。 大晦日。歩いて近所のホームセンターにいってA4のコピー用紙500枚、それをクリップするバインダーを購入。 そこから今にいたるまでずーーーーっと紙に書き続けている。 今回は自分の掘り下げ方というより自分を動かす具体的なアクションと、そのスケジュールの管理の方法についてのお話です。 自分を掘り下げたり、指針になるような本についてはまた書く

      • 4月のヒトリワタリ終演しました。

        卓球のラリーが続いているときにいちいちラケットの打ち方を考えないのと同じく、即興やっているときにいちいち「ストーリーが~」とか「ここで展開して~」などと考えない。 考えてしまった瞬間に「いまココ」から外れてしまい、相手のことも見れず、理屈をコネコネする小さい自分でやり始めてしまう。 なので、自分を検閲する自分をメインにさせない。 「うまくやる」っていう自分でやらない。 衝動的で感情的な自分を優先にする。 検閲マンがコントロールし過ぎないところでやらせてあげる。 うまくいくと

        • 「インプロに出逢って自分がどうなったか?」を考えていったら、人生最古の記憶から生まれきた目的まで明確になってったお話(長文)

          前回のブログで「なんでヒトリワタリをやり続けているのか?」を書いていったら「なんでインプロなのか?」というところにまで話は及んで自分でもびっくりした。 言語化が難しいお題に取りかかると、自分の中のふか~いところまで入りこんでいく必要がある。 ここ数年は「ここぞ!」というときでない限り文字化することはなかった。 しかし今年は完全にスイッチがはいったので定期的にブログも書いていくし、こういう難題にも向き合っていこうと思う。 深く自分にはいって文字化すると、よりくっきりとした自

        超!少人数!即興表現WSを開催して約2ヶ月。改めて気づけたインプロの原理原則

        • 自分なりの思考の掘り下げ方と、それに基づくアクションプランの作り方と、スケジュール管理が少しずつ上手になってると思ったら、それは先人達の智慧の集結だった

        • 4月のヒトリワタリ終演しました。

        • 「インプロに出逢って自分がどうなったか?」を考えていったら、人生最古の記憶から生まれきた目的まで明確になってったお話(長文)

          即興一人芝居LIVE「ヒトリワタリ」をやり続けている理由を考えてたら、インプロをやっている理由にも繋がった

          そもそも即興一人芝居LIVEって?って思った方はこちらの記事を先に読むとなんとなくイメージできるかもしれません。 https://watari-bouya.com/hitori-watari/ またテキストでなく動画で観たい方はこちらが全編公開してるものですので、観てやってください。 即興一人芝居LIVE「ヒトリワタリ」をやり始めて11年になる。 やることだけで精一杯だった1~2回。 3回目くらいから「これは継続してやり続けたい」となった。 そこから月イチでやり始めて

          即興一人芝居LIVE「ヒトリワタリ」をやり続けている理由を考えてたら、インプロをやっている理由にも繋がった

          渡猛の身に「1000枚チケット手売りするまで東京に帰れません」企画がなぜ降り注いだのか全力で説明させてくれ

          長くなるからまず結論から話すよ。 11月5日(土)、6日(日)に渡猛が共同主宰する即興チーム「ロクディム」が、大分は別府にあるビーコンプラザのフィルハーモニアホール(キャパ1200人)でライブをすることになりました。 2日間やるので参加できるお客さんはなんと2400人!大事件! どうにかして多くのお客さんに来てほしい! ということでワタリ、1000枚のチケットを手売りするべく10月はほとんど別府にいるよ!(いきなり話が飛躍してる感じがするよね!それについては後でしっか

          有料
          100

          渡猛の身に「1000枚チケット手売りするまで東京に帰れませ…

          ブログで振り返る2021。そこで気づいたことと、2022でやりたいこと

          2022年。明けました!今年もよろしくお願いいたします。 1年をざっくりと「振り返る」ことで気づくこと 漢・渡猛43歳。 自慢じゃありませんが、時間の感覚ってのが、かなりございません。(※本当に自慢することじゃない) オンライン・サロンで毎日生配信しているし、ブログも毎日書いているのに毎回「え〜っと今日は何日だっけ?」ってなります。 18歳で一念発起、花の都東京に出てきてから暦通りに生きない人生。 だから曜日とかを気にしていないんですね。 そんな人間だからなのか、1年とい

          ブログで振り返る2021。そこで気づいたことと、2022でやりたいこと

          魔法の時間

          いよいよ今年最後のロクディム東京単独ライブの幕が開こうとしております。 去年は涙の「無観客生配信」。 会場には配信設備がまったくないから、とにかく機材を持ち込み、縁があった配信のプロにも依頼をして開催。 いま思えば、良くできたなぁというかやっていい状態じゃなかったよなぁと 苦笑 それでもやりきれたのは、暴走気味のロクディムの熱情と、それに伴走してくれた愛あるスタッフがいたからこそ。 本当にありがたい。 そして今回もその布陣で臨めるありがたさ。 明日どんなに天気が悪くても

          捨てるものの中から拾い上げたラブレター

          最近やっていることに1つに「一日一断捨離」があります。 一日に最低でも1つ、何かを捨てるというもの。 これがやりはじめると実に良い。良いんです。 全然履いてない靴下や、Tシャツ。 「いつか売る日のために」ととってある商品の箱など。 ポイポイ捨てていきます。 やりはじめて約1ヶ月経っております。 少しずつモノがなくなってます。 で、だんだんと適当なものがなくなってきたので、何を捨てるのか悩む状況になってるんですね。 いや、小さいやつでも良いんです。キーホルダーとかね。 さ

          捨てるものの中から拾い上げたラブレター

          唯識思想と即興芝居の旅

          唯識思想を勉強しはじめた。 まだ全然入り口。 入り口は「無我」の話。 つまり「私というものは存在しない」という話。 手を見て「私の手」と認識するがじゃあ「私」はどこにいるのか?と問うとうまく答えられない。 それに該当するものがどこにもない。 PCも分解して「どれがPCか?」と聞くとこれもない。 時計だってそうだ。 すべて概念でしかない。 ピラミッドだって「あれがピラミッド」と認識しているからそう思うだけで、それがなければ石の集まりになる。 人間も「原子」の

          唯識思想と即興芝居の旅

          「玄天改軌」のスポットCMを創って改めて言いたくなった「ごめんなさい」と「ありがとう!」

          玄天改軌のスポットCMをつくりました。 「玄天改軌」というのは9/4(土)に開催したロクディム第19回東京単独ライブ」のことです。 スポットCMを創ったので改めてどういう経緯だったのか書きます。このライブは当初ロクディムにとって久しぶりの「有観客ライブ」として進めていて、本番にむけて皆で話し合い準備しておりました。 しかし、その楽しみに比例するようにコロナが猛威をふるい続けた時期でした。 MTGのときに内容と同じくらい、いや時に内容よりも「コロナどうする?」がテーマとな

          「玄天改軌」のスポットCMを創って改めて言いたくなった「ごめんなさい」と「ありがとう!」

          歴史を学ぶことは自分を知ることにめっちゃんこ繋がる

          友達のススメで聞き始めた「コテンラジオ」がオモシロすぎる。 今まで聴いたのは「最澄と空海」「手塚治虫」「ヒトラー」「ガンディー」「フランス革命」「お金の歴史」そして昨日「三蔵法師」を聞いた。 歴史を愛しすぎた株式会社コテンの2人が語るのを、歴史弱者の元吉本芸人の樋口さんが聞くというスタイルでお送りするラジオ。 めっちゃんこ調べているし、そしてめっちゃんこ分からない人が聞くからものすごくわかりやすい。 1つのコンテンツが20分くらいなのも聞きやすい。 そんなコテンラジ

          歴史を学ぶことは自分を知ることにめっちゃんこ繋がる

          自転車が楽しい。と改めて感じる「東京×チャリ×写真」

          新しいチャリがそうそうにパンクして自分で修理できるように頑張った話はいたしました。 今日はチャリの楽しさについて語りたく。 いつかはチャリで旅をしてみたい。コロナ時代がきてよりそう思うようになりました。 二年前に愛車であるTokyoBikeが盗まれてからひたすらに徒歩生活でしたが、旅の欲求が高まり先日購入しました。今回の相棒はARAYAFederal2021!いわゆる旅チャリというやつです。 改めてチャリを買ってみて分かった良さ何がいいってさ。チャリでしか見れない風景

          自転車が楽しい。と改めて感じる「東京×チャリ×写真」

          年に数度おとづれる厄日〜後編〜

          前回の続きでございます! 手続きミスで喫煙ルームを手配されていたワタリ。とにかくすぐに今日の宿を決めないといけない状況。 でももうすでに皆はチェックインして最後のMTGを始めようとしているわけで。 これはスピード勝負! 急いでスマホから近くのホテルを検索。 しかし土日の大須。どこも「該当なし」とでる。 コロナよいずこ? とにかく必死に探す。 するととあるサイトで1つ空きが! 「残り1席です!」というメッセージ。 はいはいこんなん煽りでしょう?本当はたくさんあるんでし

          年に数度おとづれる厄日〜後編〜

          打ち上げはしない。だから、この拳に想いを乗せるんや

          名古屋大須は「大須演芸場」、三重桑名は「MuGicafe」公演終了しました。 どちらも満員御礼。ロクディムとしても全員集合して開催するライブはじつに久しぶり。嬉しさ溢れる極上の時間となりました。 photo by Mami Nagata Photo by Tsuji Makiko 打ち上げしない。打ち上げの意味とできない代わりのアクションMuGicafeが終わり、撤収時間になり移動。 名古屋駅で解散。 「皆、健康で!また逢いましょう!」なんていってお別れ。 いつ

          打ち上げはしない。だから、この拳に想いを乗せるんや

          年に数度おとづれる厄日〜前編〜

          リアルタイム投稿から早2日。 まさに年に数度訪れる厄日。 PASMO紛失、電車乗り遅れ、そして降り過ごしの珍道中。 あれからどうなったのか?ことの顛末を書いていこうとおもいます。 幸せだった東京ー名古屋ー大須思えば東京ー名古屋ー大須までの道中は本当に幸せだったんだと思います。 ロクディムメンバーとも合流できたしね。 皆で移動して大須に到着。 予定は大須演芸場にはいる前に一度ロクディムとスタッフと集まってMTGして臨もうということになっていました。 で、まずは今日

          年に数度おとづれる厄日〜前編〜